-
1/19
-
2/192024年9月10日に発売された新型電気自動車「フィアット600e」。日本には最上級グレード「La Prima(ラプリマ)」の右ハンドル仕様車のみの導入となる。車両本体価格は585万円。
-
3/19「600e」は、フィアットのラインナップに1年半ぶりに加わる新モデル「600」のBEVバージョン。2025年春には1.2リッター直3エンジンを搭載するマイルドハイブリッド車も導入される予定だ。
-
4/19「600e」のリアセクション。エクステリアには1955年に登場した初代「600」や、2022年4月に上陸したBEV「500e」からインスピレーションを得たという意匠がちりばめられている。
-
5/19標準装備となる18インチの「ダイヤモンドカットアルミホイール」。今回の試乗車はこれに215/55R18サイズの「グッドイヤー・エフィシェントグリップ パフォーマンス2」タイヤを組み合わせていた。
-
フィアット の中古車webCG中古車検索
-
6/19先に導入されたBEV「500e」とは異なり、「600e」では「プジョーe-208」や「シトロエンE-C4エレクトリック」と同じ「CMP」プラットフォームが用いられている。
-
7/19「600」のエンブレムをセンターに配置したユニークな「600e」のフロントフェイス。オートハイビーム機構が内蔵されたLEDヘッドランプを標準装備としている。
-
8/19容量54kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。普通充電および急速充電ポートが、左リアフェンダーに並んで配置されている。
-
9/19フロントに搭載される交流同期式モーターは、最高出力156PS/4070-7500rpm、最大トルク270N・m/500-4060rpmを発生。一充電走行距離は493km(WLTCモード)と発表されている。
-
10/19「600e」には、日常的な走りを楽しめる「NORMAL」、アクセルペダルに対する反応が素早くなる「SPORT」、モーターの出力を抑えて省燃費性能を高め航続距離を延ばす「ECO」の3つから走行モードを任意に選択できるEVモードセレクターが採用されている。
-
11/19インテリアは、やさしい雰囲気を醸し出すアイボリーカラーを基調にデザインされている。丸型のメータークラスターや2本スポークのステアリングホイールなどは、初代「600」から受け継いだデザイン要素。
-
12/19センターコンソール前方にプッシュスイッチ式のシフトセレクターを配置。USB Type-AとType-Cのポート、DC12Vの電源ソケット、ワイヤレスチャージングパッドは標準装備となるアイテム。
-
13/19ボディーサイズは全長×全幅×全高=4200×1780×1595mmで、ホイールベースは2560mm。「トヨタ・ヤリス クロス」とほぼ同等のサイズ感だ。
-
14/19エコレザー表皮で仕立てたシート。背もたれと座面に「FIAT」のロゴステッチ、ヘッドレスト下にブルーの「600」ロゴ刺しゅうが入り、ファッショナブルな雰囲気を演出している。
-
15/19「600e」の後席。ヘッドルームは十分余裕があるが、足先が前に出せないので大人が座るには足元がやや窮屈な印象だ。背もたれには60:40の分割可倒機構が備わっている。
-
16/19荷室容量は360リッター。リアシートの背もたれを前方に倒すと、容量を1231リッターにまで拡大できる。床面は2段階の調整式。キック動作でバックドアが自動開閉する「ハンズフリーパワーリフトゲート」が標準で装備される。
-
17/19外板色はフィアットブランドにおいて新色となる有償の「サンセットオレンジ」(写真)と同「スカイブルー」に加え、ベーシックな「ホワイト」の3色から選択できる。
-
18/19フィアット600eラプリマ
-
19/19

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
フィアット の中古車webCG中古車検索
試乗記の新着記事
-
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】 2025.9.19 プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。
-
アウディSQ6 e-tron(4WD)【試乗記】 2025.9.17 最高出力517PSの、電気で走るハイパフォーマンスSUV「アウディSQ6 e-tron」に試乗。電気自動車(BEV)版のアウディSモデルは、どのようなマシンに仕上がっており、また既存のSとはどう違うのか? 電動時代の高性能スポーツモデルの在り方に思いをはせた。
-
トヨタ・ハリアーZ“レザーパッケージ・ナイトシェード”(4WD/CVT)【試乗記】 2025.9.16 人気SUVの「トヨタ・ハリアー」が改良でさらなる進化を遂げた。そもそも人気なのにライバル車との差を広げようというのだから、その貪欲さにはまことに頭が下がる思いだ。それはともかく特別仕様車「Z“レザーパッケージ・ナイトシェード”」を試す。
-
BMW M235 xDriveグランクーペ(4WD/7AT)【試乗記】 2025.9.15 フルモデルチェンジによってF74の開発コードを得た新型「BMW 2シリーズ グランクーペ」。ラインナップのなかでハイパフォーマンスモデルに位置づけられる「M235 xDrive」を郊外に連れ出し、アップデートされた第2世代の仕上がりと、その走りを確かめた。
-
スズキ・アルト ハイブリッドX(FF/CVT)【試乗記】 2025.9.13 「スズキ・アルト」のマイナーチェンジモデルが登場。前後のバンパーデザインなどの目に見える部分はもちろんのこと、見えないところも大きく変えてくるのが最新のスズキ流アップデートだ。最上級グレード「ハイブリッドX」の仕上がりをリポートする。
新着記事
-
NEW
ランボルギーニ・ウルスSE(前編)
2025.9.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が「ランボルギーニ・ウルスSE」に試乗。時代の要請を受け、ブランド史上最大のヒットモデルをプラグインハイブリッド車に仕立て直した最新モデルだ。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT ABS(6AT)【レビュー】
2025.9.20試乗記日本のモーターサイクルのなかでも、屈指のハイテクマシンである「ヤマハ・トレーサー9 GT+ Y-AMT」に試乗。高度な運転支援システムに、電子制御トランスミッション「Y-AMT」まで備えた先進のスポーツツアラーは、ライダーを旅へといざなう一台に仕上がっていた。 -
あの多田哲哉の自動車放談――ポルシェ911カレラGTS編
2025.9.19webCG Moviesトヨタ在籍時から、「ポルシェ911」には敬意を持って接してきたというエンジニアの多田哲哉さん。では、ハイブリッド化した911にどんなことを思ったか? 試乗した印象を存分に語ってもらった。 -
メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ
2025.9.19画像・写真2025年9月19日に国内での受注が始まった「メルセデス・マイバッハS680エディションノーザンライツ」は、販売台数5台限定、価格は5700万円という高級サルーン。その特別仕立ての外装・内装を写真で紹介する。 -
「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」…… メイド・イン・チャイナの日本車は日本に来るのか?
2025.9.19デイリーコラム中国でふたたび攻勢に出る日本の自動車メーカーだが、「マツダEZ-6」に「トヨタbZ3X」「日産N7」と、その主役は開発、部品調達、製造のすべてが中国で行われる車種だ。驚きのコストパフォーマンスを誇るこれらのモデルが、日本に来ることはあるのだろうか? -
プジョー408 GTハイブリッド(FF/6AT)【試乗記】
2025.9.19試乗記プジョーのクーペSUV「408」に1.2リッター直3ターボエンジンを核とするマイルドハイブリッド車(MHEV)が追加された。ステランティスが搭載を推進する最新のパワーユニットと、スタイリッシュなフレンチクロスオーバーが織りなす走りを確かめた。