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1/20今回は、ステランティスが合弁事業を開始した中国のEVメーカー、リープモーターがテーマ。これは「T03」。市街地で扱いやすい全長3.62mのコンパクトモデルで、AセグメントのボディーにBセグメントの室内空間が売りだ。
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2/20フィレンツォ郊外のカンピ・ビセンツィオにあるプジョー/シトロエン販売店も、リープモーターの取り扱いを始めた。2024年10月撮影。
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3/20「フィアット・グランデパンダ」の発表にともない、従来型「パンダ」のクロスオーバー仕様には「パンディーナ」というバージョン名がつけられた。ただし、写真のようなノーマル仕様にも……。
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4/20……クオーターウィンドウには「Pandina」の文字が。こうしたフィアットのネーミングの不統一は、現地イタリアのジャーナリストも混乱させている。
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5/20リープモーターのロゴ。
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6/20以下3点は、2019年上海ショーにおけるリープモーターの展示から。これはSUVのコンセプトモデル「C-more(シーモア)」。
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7/20リープモーター初の量産車で、2+2クーペの「S01」。
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8/20「S01」は最高出力170PSのモーターを搭載し、前輪を駆動した。生産は2019年に開始され、2021年に終了となっている。
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9/20ステランティスとの資本提携発表の前夜である2023年9月、リープモーターはミュンヘンIAAに出展した。「C01」は4ドアセダンで、2022年の発売当初はEVのみだったが、のちにプラグインハイブリッド版も追加された。
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10/20同じく2023年のミュンヘンIAAに展示されたSUVモデル「C11」。セダン版の「C01」同様、先にEV版が発売され、のちにPHEVが加えられた。
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11/20以下4点は2024年10月、パリモーターショーで撮影。向かって左からステランティスのカルロス・タバレスCEO、リープモーター・インターナショナルの辛 天舒CEO、リープモーターの朱 江明CEO。
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12/20欧州市場に最初に投入された2車種のうちの一台「C10」。全長4.73mのSUVである。
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13/20「C10」のストレッチ版で全長4.9m級の「C16」。当初、欧州には投入されないものの、参考出品されていた。
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14/20「C16」の天井に備わる後席用の大型ディスプレイ。
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15/20フィレンツェ郊外のリープモーター販売店に展示されていた「C10」。
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16/20「C10」の展示車には、発売記念価格として税込みで3万6236.33ユーロ(約600万円)というプライスタグがつけられていた。
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17/20「T03」のリアビュー。チャージに要する時間は、家庭用電源で3.5時間、直流急速充電で36分とのこと(30%から80%)。
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18/20「T03」の前席。同車には3基のカメラや5基のレーダーなどを用いた運転支援システムが装備される。
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19/20「T03」の前席まわり。オートエアコンやパワーサンシェード付きのパノラミックサンルーフも標準で装備される。
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20/20リープモーターは、ステランティスの既存14ブランドの販売店を活用したサービスネットワークをアピールしている。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、24年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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