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2/23前編に続いて「ホンダN-BOXジョイ」と「スズキ・スペーシア ギア」が激突(※衝突はしていません)。どちらが優れたSUV風軽スーパーハイトワゴンか白黒つけようという構えである。
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3/23まずは荷室まわりの使い勝手をチェック。開口部は「N-BOXジョイ」のほうが大きく、より地面に近いところまで開く。
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4/23「N-BOXジョイ」は後席のシートバックの背面とラゲッジの床面にもチェックのはっ水ファブリックを使う。各社とも自転車の積みやすさを競っているが、チェック柄が汚れるので心理的に遠慮してしまいそうだ。
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5/23前編で紹介したチップアップだけでなく、後席はダイブダウンにも対応。これが「ふらっとテラス」モードで、前席の背面に寄りかかるなどしてくつろげる。
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スズキ スペーシア ギア の中古車webCG中古車検索
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6/23ヘッドレストを外した前席の背もたれを目いっぱい後ろまで倒せば、車中泊も不可能ではない。ただし、大きな段差が残るので、ほかのアイテムを使わないと一晩過ごすのはつらそうだ。
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7/23アダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムなどはどちらも全車に標準装備だ。
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8/23「スペーシア ギア」のラゲッジスペースは、ハードプラスチックのフロアとビニール製のシートバック背面で汚れ・傷対策が万全。自転車を積載するためのガイドレールが備わっている。
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9/23後席を倒したときのフラットさは「N-BOXジョイ」が上だが、「スペーシア ギア」の場合は助手席も前に倒せる。
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10/23「スペーシア ギア」も前席の背もたれを目いっぱい倒してフルフラットモードにできる。大きな段差が残るのはこちらも同じだが、隙間を埋めるためのディーラーオプションが設定されている。
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11/23試乗車の「N-BOXジョイ」は自然吸気エンジン搭載のFFモデル。最高出力58PS、最大トルク65N・mはライバル各社よりも明確にパワフルだ。
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12/23「N-BOXジョイ」のメーターパネルは7インチの液晶タイプ。映り込みを抑えたパネルでバイザーレス化を実現している。
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13/23この9インチのナビゲーションは取り付けアタッチメントなども含めて約26万円のオプション。マルチビューカメラシステムは7万3200円とどれも高額だ。
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14/23合わせ鏡を利用して左寄せ駐車をしやすくする「ピタ駐ミラー」が備わっている。
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15/23前席には2段階で温度調節できるシートヒーターが備わっている。
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16/23試乗車の「スペーシア ギア」はターボエンジン搭載のFFモデル。最高出力64PS、最大トルク98N・mとパワフルでマイルドハイブリッドも備わっているが、運転しやすさや乗り味は「N-BOXジョイ」のほうが上質に感じられた。
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17/23メーターパネルは左にデジタル式の速度計を、右にカラーマルチインフォメーションディスプレイをレイアウト。オレンジの加飾も相まって楽しげな雰囲気だ。(写真=webCG)
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18/23「スペーシア ギア」は前席のシートヒーターに加えてステアリングヒーターも装備する。
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19/23ステアリングホイールは全グレードが本革巻き。この試乗車はターボエンジン搭載のためシフトパドルとパワーモードボタンが備わっている。
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20/23ナビゲーションは全方位モニター付きで19万5800円のディーラーオプションだ。
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21/23どちらも軽スーパーハイトワゴンとしての基本性能は変わっておらず、かといって特別な機能が加わったわけでもない。アウトドアテイストが気に入れば買いの一手だ。
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22/23ホンダN-BOXジョイ
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23/23スズキ・スペーシア ギア ハイブリッドXZターボ

佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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