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1/12横浜ゴムが2024年12月25日に発表したフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」の新商品「アドバンV61」。プレミアムSUV向けタイヤとして2025年3月に発売される。
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2/12「アドバンV61」は、すでにマツダの「CX-60」や「CX-80」、「レクサスRX」といったプレミアムSUVのほか、「トヨタbZ4X」や「スバル・ソルテラ」といったBEVおよびPHEV向け新車装着用タイヤとして認定され、2022年5月から各社に納入が行われている。
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3/12サイドウォールに備わる「ADVAN V61」のロゴ。横浜ゴムが展開する電動車対応商品であることを表す独自マーク「E+」も一部サイズを除き刻まれている。
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4/124本のストレートグルーブに、イン側の細いグルーブを加えたスポーティーなデザインが特徴となる「アドバンV61」のトレッドパターン。ウエット走行時の排水性を高めるとともに、耐ハイドロプレーニング性能にも優れているという。「重心の高いSUVのふらつきを抑え、静かでウエット路面に強いタイヤ」が開発のテーマとされた。
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5/122025年3月の発売当初は225/60R17~255/45R22までの全17サイズがラインナップされる「アドバンV61」。価格はオープンプライスとなっている。
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6/12「マツダCX-80」に装着された235/50R20サイズの「アドバンV61」。センターリブの両側とその他リブのイン側に施した稲妻型の切り込みが水膜に対してエッジ効果を発揮する「ライトニングエッジグルーブ」の採用も、セリングポイントとして紹介される。
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7/12従来型の「ブルーアースXT AE61」と「アドバンV61」とを装着した「bZ4X」を用いて、スロープを降りた惰性でどれだけ走行できるかの比較テストが行われた。結果は前者が60m強、後者が70m超えとなり、アドバンV61は転がり抵抗の小ささをしっかりアピールしてみせた。
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8/12最新の「アドバンV61」(写真左)と従来型にあたる「ブルーアースXT AE61」(同右)を装着した「bZ4X」。サイズはいずれも235/60R18。アドバンV61には、ヨコハマ独自のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を活用した専用コンパウンドが採用されている。
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9/12クローズドの試走会場内では、「bZ4X」を使って、「アドバンV61」と「ブルーアースXT AE61」を比較することができた。アドバンV61のほうが明らかに静粛性が高く、また、ハーシュネスの遮断もワンランク上と感じた。
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10/12225/55R18サイズの「アドバンV61」タイヤを装着した「レクサスLBX」の走行シーン。LBXには、ほかに225/60R17サイズも純正タイヤとして採用されている。
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11/12自動車専用道路で、255/45R20サイズの「アドバンV61」タイヤを装着したPHEV「三菱アウトランダー」をドライブ。直進安定性の高さと、路面のつなぎ目を乗り越えた際のショックの小ささが印象的だった。
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12/12235/55R19サイズの「アドバンV61」タイヤを装着したBEVの「日産アリア」では、静粛性の高さがさらに際立った。しかも、以前アリアの試乗で気になった粗い乗り心地が、アドバンV61との組み合わせでは目立たなくなっていた。

生方 聡
モータージャーナリスト。1964年生まれ。大学卒業後、外資系IT企業に就職したが、クルマに携わる仕事に就く夢が諦めきれず、1992年から『CAR GRAPHIC』記者として、あたらしいキャリアをスタート。現在はフリーのライターとして試乗記やレースリポートなどを寄稿。愛車は「フォルクスワーゲンID.4」。
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