-
1/222024年12月、経営統合に向けて検討を始めることに合意したことを発表する日産自動車の取締役代表執行役社長兼最高経営責任者 内田 誠氏(左)と本田技研工業の取締役代表執行役社長 三部敏宏氏(右)。それから2カ月もたたない2025年2月に経営統合は破談となった。なお内田氏は3月末で退任することが発表された。
-
2/22約100年前の1926年、ダイムラーとベンツが合併してダイムラー・ベンツとなり、製品名は「メルセデス・ベンツ」となることを告げた広告。
-
3/221959年にデビューした「オースチンMini」(最初期の名称は「オースチン・セブン」)。クラシックMiniはBMCの時代に誕生し、BLMC、BL、ローバーグループと社名が変わっても生き続け、最終型の「ローバーMini」は2000年までつくられた。
-
4/221972年「ジャガーXJ12」。ジャガーは1966年にBMC傘下に入り、1960年に吸収していたデイムラーともどもグループのフラッグシップとなった。
-
5/22BLMC時代の1970年にデビューした初代「レンジローバー」。ローバーグループは消滅してもランドローバーのブランドは残り、なかでもレンジローバーは高級SUVのパイオニアとして今も高いブランド力を持っている。
-
日産 の中古車webCG中古車検索
-
6/221989年に登場した2代目「ローバー200」。BL時代の1979年に業務提携を結んだホンダとの共同開発車で、「ホンダ・コンチェルト」と基本設計を共有する。
-
7/221968年「アウディ100」。フォルクスワーゲン傘下となってから登場した当時のアウディのフラッグシップだが、基本設計はダイムラー・ベンツの支配下時代にさかのぼるため、内外装ともに“FFのメルセデス”的な雰囲気を持っていた。
-
8/221967年「NSU Ro80」。未来的なボディーに2ローターのロータリーエンジンを搭載した意欲的なモデル。NSUの名を冠した最後のモデルとなったが、空力に配慮したそのスタイリングは1980年代以降のアウディのエアロルックのルーツともいえる。
-
9/22「ランチア・ベータ」。ランチアがフィアット傘下となってから最初のニューモデルで、1972年にデビュー。従来のランチアのようなV4/V6やフラット4ユニットではなく、横置きされた直4エンジンによるジアコーザ式FFというフィアット流の設計となった。
-
10/221992年「アルファ・ロメオ155」。いわば“純”アルファ時代のトランスアクスルを採用したFRサルーンだった「75」の後継モデル。フィアット・グループで共同開発され、「フィアット・ティーポ/テムプラ」「ランチア・デドラ」と兄弟車となるFFサルーン。
-
11/22イギリス、フランス両国で販売された1972年「クライスラー2リッター」。アメリカ車を縮小したような、その意味では当時の日本車とも通じるところがある典型的な米国資本系欧州車である。
-
12/221980年「AMCイーグル」。ビッグスリーにはない個性的なモデルということで、AMCが傘下に収めていたジープのノウハウを応用したフルタイム4WDモデル。写真の2ドアセダンのほか4ドアセダン、5ドアワゴンをそろえたクロスオーバーの先駆け。
-
13/22「ジープ・ワゴニア」。カイザー時代の1962年に登場し、親会社がAMC、ルノー、クライスラーへと変わっていくなかで1992年まで30年にわたって生き延びたモデル。限られた需要向けだったジープが、これほど広範囲に売れるブランドになろうとは、おそらく誰も思わなかったことだろう。
-
14/221968年「日産スカイライン1500デラックス」。合併の2年後に、看板を「プリンス」から「日産」に掛け替えて登場した3代目スカイラインの基本モデル。もともとプリンス生まれのスカイラインが、日産の最長寿車名になったのは皮肉な話である。
-
15/22BMWがブランドを育てることに成功した「MINI」。右は2001年に登場した初代、左は2006年にフルモデルチェンジした2代目。現行モデルは2024年デビューの4代目となる。
-
16/22BMW傘下となってからの新生ロールス・ロイスの主力モデルである「ファントム」(写真右)と、2004年に創立100周年を祝してファントムをベースに1台だけつくられた記念車の「100EX」(同左)。
-
17/221994年「アストンマーティンDB7」。3.2リッター直6 DOHCエンジンをはじめ、同じくフォード傘下にあったジャガーなどから部品を流用して価格を抑えると同時に信頼性を高めており、セールス的には成功した。
-
18/222002年「マツダ・アテンザ」。これ以降に登場するフォード系のミドルクラスに使われることになるプラットフォームをはじめ、ほぼすべてが新開発されたDセグメントの力作。
-
19/222004年「クライスラー300C」。一部に「メルセデス・ベンツEクラス」(W210/S210)の部品を流用して構成されたラージクラスのセダン。マッシブなスタイルと割安な価格などでダイムラー・クライスラー時代のヒット作となった。
-
20/222011年「クライスラー・イプシロン」。3代目「ランチア・イプシロン」の右ハンドル仕様で、ランチアがすでに撤退していたイギリスと日本で販売された。フィアットとクライスラーの協業時代の産物。
-
21/222002年「日産マーチ」。カルロス・ゴーンがCEOとなった後、ルノーとプラットフォームを共通化して開発された最初のモデルとなる3代目マーチ。かなり個性的なスタイリングだが、日本でも受け入れられヒットした。
-
22/222021年に発足したステランティスのロゴマーク。抱えるブランドはアバルト、アルファ・ロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、DSオートモビル、フィアット、フィアット プロフェッショナル(商用車)、ジープ、ランチア、マセラティ、オペル、プジョー、ラム(ダッジの商用車)、ボクスホールの15種。

沼田 亨
1958年、東京生まれ。大学卒業後勤め人になるも10年ほどで辞め、食いっぱぐれていたときに知人の紹介で自動車専門誌に寄稿するようになり、以後ライターを名乗って業界の片隅に寄生。ただし新車関係の仕事はほとんどなく、もっぱら旧車イベントのリポートなどを担当。
日産 の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
ただいま鋭意開発中!? 次期「ダイハツ・コペン」を予想する 2025.10.13 ダイハツが軽スポーツカー「コペン」の生産終了を宣言。しかしその一方で、新たなコペンの開発にも取り組んでいるという。実現した際には、どんなクルマになるだろうか? 同モデルに詳しい工藤貴宏は、こう考える。
-
航続距離は702km! 新型「日産リーフ」はBYDやテスラに追いついたと言えるのか? 2025.10.10 満を持して登場した新型「日産リーフ」。3代目となるこの電気自動車(BEV)は、BYDやテスラに追いつき、追い越す存在となったと言えるのか? 電費や航続距離といった性能や、投入されている技術を参考に、競争厳しいBEVマーケットでの新型リーフの競争力を考えた。
-
新型「ホンダ・プレリュード」の半額以下で楽しめる2ドアクーペ5選 2025.10.9 24年ぶりに登場した新型「ホンダ・プレリュード」に興味はあるが、さすがに600万円を超える新車価格とくれば、おいそれと手は出せない。そこで注目したいのがプレリュードの半額で楽しめる中古車。手ごろな2ドアクーペを5モデル紹介する。
-
ハンドメイドでコツコツと 「Gクラス」はかくしてつくられる 2025.10.8 「メルセデス・ベンツGクラス」の生産を手がけるマグナ・シュタイヤーの工場を見学。Gクラスといえば、いまだに生産工程の多くが手作業なことで知られるが、それはなぜだろうか。“孤高のオフローダー”には、なにか人の手でしかなしえない特殊な技術が使われているのだろうか。
-
いでよ新型「三菱パジェロ」! 期待高まる5代目の実像に迫る 2025.10.6 NHKなどの一部報道によれば、三菱自動車は2026年12月に新型「パジェロ」を出すという。うわさがうわさでなくなりつつある今、どんなクルマになると予想できるか? 三菱、そしてパジェロに詳しい工藤貴宏が熱く語る。
新着記事
-
NEW
なぜ給油口の位置は統一されていないのか?
2025.10.14あの多田哲哉のクルマQ&Aクルマの給油口の位置は、車種によって車体の左側だったり右側だったりする。なぜ向きや場所が統一されていないのか、それで設計上は問題ないのか? トヨタでさまざまなクルマの開発にたずさわってきた多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
トヨタ・スープラRZ(FR/6MT)【試乗記】
2025.10.14試乗記2019年の熱狂がつい先日のことのようだが、5代目「トヨタ・スープラ」が間もなく生産終了を迎える。寂しさはあるものの、最後の最後まできっちり改良の手を入れ、“完成形”に仕上げて送り出すのが今のトヨタらしいところだ。「RZ」の6段MTモデルを試す。 -
ただいま鋭意開発中!? 次期「ダイハツ・コペン」を予想する
2025.10.13デイリーコラムダイハツが軽スポーツカー「コペン」の生産終了を宣言。しかしその一方で、新たなコペンの開発にも取り組んでいるという。実現した際には、どんなクルマになるだろうか? 同モデルに詳しい工藤貴宏は、こう考える。 -
BMW R1300GS(6MT)/F900GS(6MT)【試乗記】
2025.10.13試乗記BMWが擁するビッグオフローダー「R1300GS」と「F900GS」に、本領であるオフロードコースで試乗。豪快なジャンプを繰り返し、テールスライドで土ぼこりを巻き上げ、大型アドベンチャーバイクのパイオニアである、BMWの本気に感じ入った。 -
マツダ・ロードスターS(後編)
2025.10.12ミスター・スバル 辰己英治の目利き長年にわたりスバル車の走りを鍛えてきた辰己英治氏。彼が今回試乗するのが、最新型の「マツダ・ロードスター」だ。初代「NA型」に触れて感動し、最新モデルの試乗も楽しみにしていたという辰己氏の、ND型に対する評価はどのようなものとなったのか? -
MINIジョンクーパーワークス(FF/7AT)【試乗記】
2025.10.11試乗記新世代MINIにもトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が続々と登場しているが、この3ドアモデルこそが王道中の王道。「THE JCW」である。箱根のワインディングロードに持ち込み、心地よい汗をかいてみた。