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1/15福島県白河市に位置する住友ゴム・白河工場。国内では最大規模のタイヤ製造工場で、世界に12ある住友ゴムの工場のなかでは、生産技術の開発や実証を行う、マザー工場としての役割も担っている。
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2/15「脱炭素のグランドマスター工場」を標榜(ひょうぼう)する白河工場では、2021年8月に水素をタイヤの生産工程で使用する実証実験を開始。エントランスには、そうして生産されたタイヤの第1号が飾られていた。
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3/15同じくエントランスには、水を電気分解して水素を生成する、お手製の模型が展示されていた。
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4/15太陽光発電設備の稼働状態を示すディスプレイ。白河工場では、系統電力と工場内の太陽光発電、外部調達の水素、自己生産の水素、そして既存の化石燃料を用いてタイヤを製造。化石燃料については、段階的にグリーン水素にシフトしていくとしている。
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5/15記者発表会にて、「水素をつくる、使うの二刀流でやっていく」と語る住友ゴム工業の山本 悟社長。
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6/15住友ゴム・白河工場の航空写真。写真左下に写っているのが、システム容量2MWの太陽光発電設備だ。
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7/15白河工場に導入された、「500kW級ワンパッケージP2Gシステム」。40ftコンテナに収まるコンパクトさが特徴で、こうした場所に簡単に設置できるという。
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8/15コンテナの内部。白河工場のP2Gシステムでは、井戸水をろ過して得た純水を電気分解。500kWの入力電力で、1時間につき約120立方メートルの水素を生成できる。
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9/15水素発生装置に隣接して設けられた、加硫工程に熱を送るボイラー。電熱装置を導入せず、わざわざ電気から水素を生成して燃料として使うのには理由がある。タイヤの加硫工程では求められる熱の変動が大きいので、レスポンスに劣る電熱装置では対応できないのだ。
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10/15こちらは外部からの水素の受け入れ施設と、水素を運搬するトレーラー。水素の自己生産が始まったことで使用量は減ったものの、外部調達の水素も「P2Gシステム」の補助として今後も活用していくという。
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11/15加硫とは、“生タイヤ”を型に入れて熱と圧力を加え、溝を入れるとともに強度を上げる工程のこと。白河工場では、高精度なタイヤの製造に用いられるライン「NEO-T01」の加硫工程にのみ、ボイラーの燃料として水素を使っている。
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12/15記者発表会にて、祝辞を述べる産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の古谷博秀所長。発表会には住友ゴムの関係者に加え、福島県知事や白河市長、NEDOの理事らも出席していた。
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13/15見学会後の懇親にて、報道関係者の質問に答える住友ゴムの山本社長。
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14/15現状ではまだ、白河工場でも一部のラインの一部の工程でしか利用されていない水素。今後、水素の使用が他の工程にも広がり、さらに住友ゴムの他の工場にも展開されていくことに期待したい。
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15/15革新的な商品の投入に、前のめりな技術開発、そして新しいブランド戦略と、最近なにかと話題の多い住友ゴム。これからの取り組みにも注目していきたい。

堀田 剛資
猫とバイクと文庫本、そして東京多摩地区をこよなく愛するwebCG編集者。好きな言葉は反骨、嫌いな言葉は権威主義。今日もダッジとトライアンフで、奥多摩かいわいをお散歩する。
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