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2/14カワサキ独自のハイブリッドシステムを搭載した「Z7ハイブリッド」。姉妹車の「ニンジャ7ハイブリッド」とともに、2025年2月に発売された。
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3/14パワーユニットは451cc並列2気筒エンジンと電動モーターの組み合わせ。モーターの駆動力はチェーンを介し、エンジンと6段の電子制御トランスミッションとの間でドライブトレインに伝達。EV走行時にも4段の自動変速が行われる。
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4/14パワートレインの各種操作は左のスイッチボックスで行う。「SPORT」「ECO」「HEV/EV」の各ボタンを長押しすると走行モードが切り替わり、「WALK」ボタンを長押しするとウオークモードが作動。「ECOハイブリッド」モードでは「AT/MT」ボタンをプッシュすると自動変速/手動変速が切り替わり、「SPORTハイブリッド」および「ECOハイブリッド」の手動変速選択時に「AT/MT」を長押しすると、停車前に自動でギアが1速まで落ちる「ALPF」機能のオン/オフが切り替わる。……オーナーの皆さん、まずは頑張って操作方法を覚えよう。
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5/14フロントにはスーパーチャージドエンジンを搭載したカワサキの最上級モデル「H2」シリーズと同じく、川崎重工の丸い“リバーマーク”が貼られる。
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6/14モーターの出力を一時的に高める「eブースト」機能のボタンは、右スイッチボックスに配置。使用するとメーター内のeブーストゲージが徐々に減っていき、ゲージがゼロになると残量が回復するまで機能が使えなくなる。
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7/144.3インチのTFTディスプレイ。車速やエンジン回転数などの走行情報に加え、走行モードやトランスミッションの手動/自動モードのセレクト状態、バッテリー残量、EV走行可能距離など、さまざまな情報が表示される。
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8/14カワサキの説明では、走行中に「eブースト」を作動させると「全域での出力を650ccクラスのマシン並みに向上」するとのことだが、モーター特有のトルクレスポンスもあって、体感的にはそれ以上の力感だ。また発進時に同機能を使うと、状況によっては「ニンジャZX-10R」をも超える発進加速を実現するという。
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9/14市街地で重宝するEV走行の航続距離は、バッテリーが満タンの状態で10km程度。バッテリー残量が減っても自動でハイブリッドモードには切り替わらないので要注意だ。また、走行中はスロットルを戻せば回生システムが働くので、走っていればすぐにバッテリー残量は回復する。
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10/14モーターを駆動する48Vのリチウムイオンバッテリーパックは、ライダーシートの下に搭載。車体にはバッテリーに冷却用の空気を送るダクトが設けられている。
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11/14省燃費性はもちろんのこと、バイクを操る喜び、複雑なメカを操作する満足感が印象的だった「Z7ハイブリッド」。電動化の時代にあってもバイクの魅力をあきらめないという、カワサキの本気がうかがえるマシンに仕上がっていた。
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12/14カワサキZ7ハイブリッド
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佐川 健太郎(ケニー佐川)
モーターサイクルジャーナリスト。広告出版会社、雑誌編集者を経て現在は二輪専門誌やウェブメディアで活躍。そのかたわら、ライディングスクールの講師を務めるなど安全運転普及にも注力する。国内外でのニューモデル試乗のほか、メーカーやディーラーのアドバイザーとしても活動中。(株)モト・マニアックス代表。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。
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