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2/19アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン社のエンジニアたちがブッフローエの拠点で開発を行った、最後の純粋なアルピナモデルが「B3 GT」(写真)と「B4 GT」である。いずれものモデルも2024年6月に日本導入が発表された。
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3/19「BMWアルピナB3 GT」には、4ドアセダンの「リムジン」と、ステーションワゴンの「ツーリング」をラインナップ。車両本体価格は左ハンドル車が基本で、前者が1650万円、後者が1720万円となる。今回はオプションで右ハンドル仕様が選択されたリムジンに試乗した。
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4/19左右に小さなカナードとスプリッターが備わったフロントスポイラーを採用。そのセンターには「GT」モデル専用となる「オロ・テクニコ」のカラーで仕上げられた「ALPINA」の立体的なロゴが備わる。
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5/19今回試乗した車両の外板色はアルピナスペシャルカラーの「アルピナブルー」で、47万4000円の有償色となる。控えめなリアディフューザーと、リアエプロンに組み込まれた左右振り分け4本出しのテールパイプフィニッシャーは、アルピナ各車に共通する象徴的な意匠だ。
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6/19「B3 GTリムジン」の乗り心地のよさは特筆すべきもの。ザラついた路面での微振動をきれいに遮断する、路面のつなぎ目などの比較的大きな凸凹を乗り越えたときの衝撃も、サスペンションがさり気なく、そしてしっかりといなす。
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7/19「ALPINA」の小さなエンブレムが備わるカーボンパネルでスポーティーに演出されたコックピット。「オロ・テクニコ」のカラーは、ステアリングホイールのステッチやアルミニウム製シフトパフドルなどにも用いられている。右ハンドル仕様は30万円のオプションとなる。
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8/19「ドライビングモードスイッチ」と表示された走行プログラムの切り替え画面。ドライビングモードは「COMFORT」「SPORT」「SPORT PLUS」「SPORT INDIVIDUAL」にアルピナ専用の「COMFORT PLUS」を加えた5つのモードから選択できる。
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9/19「BMWアルピナB3 GTリムジン」のボディーサイズは全長×全幅×全高=4725×1825×1440mm、ホイールベース=2850mm、車重は1860kgと発表されている。
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10/19従来のアルピナ車と同じく、個別のシリアルナンバーを記載するプレートがセンターコンソールに取り付けられている。今回の試乗車には「BMW ALPINA B3 GT Limousine 009」の文字が入っていた。
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11/19「モカ」と呼ばれる表皮色の「ヴァーネスカレザーシート」と電動ガラスサンルーフなどのオプションアイテムが選択された「B3 GTリムジン」のインテリア。フロントシートの背もたれにはアルピナのエンブレムが入っている。ランバーサポートは4万1000円の有償オプションとなる。
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12/19フロントシートと同様に、「モカ」の「ヴァーネスカレザー」で仕立てられたリアシートの背もたれにも、アルピナのエンブレムが備わる。足もとや頭上スペースは、ベースとなる「BMW 3シリーズ」に準じたものとなる。
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13/19「GT」モデル専用色となる「オロ・テクニコ」に塗られた「アルピナクラシック20インチ鍛造ホイール」を装着。タイヤは前255/30ZR20、後ろ265/30ZR20サイズの「ピレリPゼロ」が組み合わされていた。
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14/19S58型と呼ばれる「BMW M」由来の3リッター直6ツインターボエンジンを搭載。最高出力は従来型「B3」の495PSから529PSに高められている。ボディー剛性をアップするアルピナ独自の「ドームバルクヘッドレインフォースメント」も「オロ・テクニコ」カラーでコーディネートされる。
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15/19アルマイト処理されたアルミニウム製の「スウィッチトロニックシフトパドル」はアルピナのオリジナルアイテム。ステアリングホイールのステッチとともに、こちらにも「オロ・テクニコ」カラーが採用されている。
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16/19荷室容量はベースモデルと同じく480リッター。スイッチやリモコンで開閉が行える「オートマチックトランクリッドオペレーション」は6万9000円のオプションアイテムとなる。
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17/19アルピナの手が加わったS58型3リッター直6ツインターボエンジンは絶品。低回転域ではシルクのように滑らかで豊かなトルクが、高回転域では力感みなぎる加速が味わえる。アルピナのエンジニアたちは、エンジンのマッピング変更に1年もの時間をかけたという。
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18/19BMWアルピナB3 GTリムジン
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サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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