-
1/24
-
2/24大幅改良が施された「レクサスRZ」にポルトガルのアルガルヴェ地方で試乗した。
-
3/24主にドライブしたのは新規設定されたスポーティーグレード「RZ550e“Fスポーツ”」。ルーフとボンネット、グリルをブラックで処理したエクステリアが斬新だ。
-
4/24セルを改良し、セル数も増やした新型の駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載。総電力量は従来の71.4kWhから76.96kWhに増えている。
-
5/24バッテリーだけでなく、駆動システムも含めた冷却系を水冷式に刷新。バッテリーには急速充電に備えて事前に内部温度を最適化するプレコンディショニング機能が搭載された。
-
6/24充電の受け入れ能力はAC(普通充電)が22kW、DC(急速充電)が150kWまで。DCを使えば残り10%から30分で80%までチャージできる。
-
7/24駆動用モーターはインバーターの効率を高めた最高出力227PS、最大トルク269N・mのユニットに刷新(パワーとトルクもアップ)。4WDモデルは前後に1つずつ搭載する。
-
8/24「RZ550e“Fスポーツ”」のインテリア。基本的な意匠はこれまでどおりだが、ステアバイワイヤモデル専用のヨーク型ステアリングが新しい。
-
9/24シート表皮はレザーとウルトラスエードの組み合わせ。“Fスポーツ”ではブルーのステッチがあしらわれる。
-
10/24後席はシート自体のボリュームは十分だが、座面高が少し物足りないのはこれまでどおり。次はこのあたりも手当てしてもらいたいところだ。
-
11/24ステアバイワイヤ搭載の「RZ550e“Fスポーツ”」で市街地へ。操舵角が当初の左右150度から200度へと見直されており、ごく自然にドライブができた。
-
12/24ステアリングパドルでマニュアルトランスミッションのように駆動力をコントロールできる「インタラクティブマニュアルドライブ」も“Fスポーツ”ならではの機構だ(レクサス初)。
-
13/24マニュアル変速モードへの切り替えスイッチはセンターコンソールに。もちろん疑似的な機能ではあるものの、液晶メーターには仮想のタコメーターも表示される。
-
14/24ダッシュボード中央には14インチの大型タッチスクリーンを搭載。わずかながらドライバー側に傾けられている。
-
15/24フロントサスは低周波側の減衰力を強化し、リアサスは可変幅を拡大して高周波側も含めた減衰力を最適化。そのうえで「RZ550e“Fスポーツ”」にはスポーツドライブ用に最適化したセッティングを施している。
-
16/24WLTPモードの一充電走行距離は「RZ550e“Fスポーツ”」の場合で500kmと公表されている。
-
17/24液晶メーターは機械式でいえば1眼タイプのシンプルな描写。残りの充電率がきちんとパーセンタイル表示されている。
-
18/24調光機能付きパノラマルーフは調光機能オン時の鮮明度とオフ時の遮光率をそれぞれ強化している。
-
19/24荷室の容量は後席利用時で522リッター。ゴルフバッグが横向きに3つ積める。
-
20/24より洗練された乗り味と大きく改善されたユーザビリティーを手にした「レクサスRZ」。最新モデルの国内発売は2025年末から2026年頭と想定される。
-
21/24レクサスRZ550e“Fスポーツ”
-
22/24
-
23/24レクサスRZ500e
-
24/24

渡辺 敏史
自動車評論家。中古車に新車、国産車に輸入車、チューニングカーから未来の乗り物まで、どんなボールも打ち返す縦横無尽の自動車ライター。二輪・四輪誌の編集に携わった後でフリーランスとして独立。海外の取材にも積極的で、今日も空港カレーに舌鼓を打ちつつ、世界中を飛び回る。
試乗記の新着記事
-
ホンダN-ONE e:G(FWD)【試乗記】 2025.12.17 「ホンダN-ONE e:」の一充電走行距離(WLTCモード)は295kmとされている。額面どおりに走れないのは当然ながら、電気自動車にとっては過酷な時期である真冬のロングドライブではどれくらいが目安になるのだろうか。「e:G」グレードの仕上がりとともにリポートする。
-
スバル・クロストレック ツーリング ウィルダネスエディション(4WD/CVT)【試乗記】 2025.12.16 これは、“本気仕様”の日本導入を前にした、観測気球なのか? スバルが数量限定・期間限定で販売した「クロストレック ウィルダネスエディション」に試乗。その強烈なアピアランスと、存外にスマートな走りをリポートする。
-
日産ルークス ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション/ルークスX【試乗記】 2025.12.15 フルモデルチェンジで4代目に進化した日産の軽自動車「ルークス」に試乗。「かどまる四角」をモチーフとしたエクステリアデザインや、リビングルームのような心地よさをうたうインテリアの仕上がり、そして姉妹車「三菱デリカミニ」との違いを確かめた。
-
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.13 「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
新着記事
-
NEW
ホンダ・プレリュード(後編)
2025.12.21思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「ホンダ・プレリュード」に試乗。前編ではパワートレインの制御を絶賛した山野だが、シャシーやハンドリング性能はどう見ているのだろうか。箱根のワインディングロードでの印象を聞いた。 -
フォルクスワーゲンTロックTDI 4MOTION Rライン ブラックスタイル(4WD/7AT)【試乗記】
2025.12.20試乗記冬の九州・宮崎で、アップデートされた最新世代のディーゼルターボエンジン「2.0 TDI」を積む「フォルクスワーゲンTロック」に試乗。混雑する市街地やアップダウンの激しい海沿いのワインディングロード、そして高速道路まで、南国の地を巡った走りの印象と燃費を報告する。 -
失敗できない新型「CX-5」 勝手な心配を全部聞き尽くす!(後編)
2025.12.20小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ小沢コージによる新型「マツダCX-5」の開発主査へのインタビュー(後編)。賛否両論のタッチ操作主体のインストゥルメントパネルや気になる価格、「CX-60」との微妙な関係について鋭く切り込みました。 -
フェラーリ・アマルフィ(FR/8AT)【海外試乗記】
2025.12.19試乗記フェラーリが「グランドツアラーを進化させたスポーツカー」とアピールする、新型FRモデル「アマルフィ」。見た目は先代にあたる「ローマ」とよく似ているが、肝心の中身はどうか? ポルトガルでの初乗りの印象を報告する。 -
谷口信輝の新車試乗――ポルシェ911カレラT編
2025.12.19webCG Movies「ピュアなドライビングプレジャーが味わえる」とうたわれる「ポルシェ911カレラT」。ワインディングロードで試乗したレーシングドライバー谷口信輝さんは、その走りに何を感じたのか? 動画でリポートします。 -
ディーゼルは本当になくすんですか? 「CX-60」とかぶりませんか? 新型「CX-5」にまつわる疑問を全部聞く!(前編)
2025.12.19小沢コージの勢いまかせ!! リターンズ「CX-60」に後を任せてフェードアウトが既定路線だったのかは分からないが、ともかく「マツダCX-5」の新型が登場した。ディーゼルなしで大丈夫? CX-60とかぶらない? などの疑問を、小沢コージが開発スタッフにズケズケとぶつけてきました。
