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1/132025年6月5日に発表・発売された新型「ダイハツ・ムーヴ」。今回の新型は7代目にあたり、実に10年半ぶりのフルモデルチェンジとなった。ムーヴとしてはこれが初となるリアスライドドアや、「DNGA」プラットフォームの採用がトピックだ。
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2/13新型「ムーヴ」の開発コンセプトは「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」。車両骨格から全面刷新し、軽自動車としての魅力を全方位で向上させたという。
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3/13Aピラーの傾斜とヒップポイントの位置を最適化することで、見晴らしのよい前方視界や好適なドライビングポジションを実現。インターフェイスをシンプルにまとめ、オーディオを低い位置に搭載したインストゥルメントパネルも新型「ムーヴ」の特徴と紹介される。
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4/136代目にあたる先代「ムーヴ」(写真)は2014年に登場。2023年7月まで販売された。7代目となる最新型では初代からの伝統であるカスタムモデルを廃止し、車種体系を一本化。ラインナップは自然吸気エンジン搭載車が3グレード、ターボエンジン搭載車が1グレードのシンプルな構成となっている。
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5/13軽ハイトワゴンの先駆者とされるのが1993年に登場した初代「スズキ・ワゴンR」だ。写真は1998年10月に施行された軽自動車の新規格(全長を3300mmから3400mmに、全幅を1400mmから1480mmにそれぞれ拡大)に対応した2代目モデル。
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6/13ダイハツの軽ハイトワゴン「ムーヴ」は1995年に初代モデルが登場。スライド式のリアシートや横開きのリアゲートを採用するなどして、ライバル車との差異化が図られた。写真は2002年10月に登場した3代目モデル。
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7/13細身のLEDヘッドランプとグリルをひとつながりとした意匠に刷新された7代目「ムーヴ」のフロントフェイス。「ムーヴらしい“動く姿が美しい”端正で凛々(りり)しいデザイン」をコンセプトに外装がデザインされている。
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8/13最高出力64PSの0.66リッター直3ターボエンジンを搭載する「ムーヴRS」のインテリア。後席は50:50の2分割式で、可倒/リクライニングに加え、240mmのロングスライド機構が備わる。
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9/137代目「ムーヴ」では、これまでムーヴの伝統だった標準車と「カスタム」のつくり分けを廃止。メーカーオプションとディーラーオプションの組み合わせによる「アナザースタイル」で、個性の演出を提案している。写真はダークメッキを用いて大人のスポーティーさを表現したという「ダンディスポーツスタイル」仕様。
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10/13オプションの組み合わせによる独自のコーディネートを提案する「アナザースタイル」のもうひとつが、写真の「ノーブルシックスタイル」。カッパー色の加飾をエクステリアに用いて、大人の上品・上質さを演出したと紹介される。
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11/13新型「ムーヴ」のボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1655mmで、ホイールベース=2460mm(FF車)。4WD車は全高が15mm高い設定だ。従来型より若干全高がアップし、同じリアスライドドアの軽ハイトワゴン「ムーヴ キャンバス」と近しい外寸となった。写真は車両本体価格が189万7500円の「ムーヴRS」(FF車)。
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12/13新型「ムーヴ」は、夜間の歩行者および二輪車にも対応する、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を有するステレオカメラ方式の先進運転支援システム「スマートアシスト」を搭載している。
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13/13「ムーヴ」のライバルといえる「ホンダN-BOX」は、2025年上半期の登録車を含む国内新車販売台数において第1位を獲得。「スズキ・スペーシア」や「ダイハツ・タント」を交えた軽乗用車の上位争いも熱くなってきた。

玉川 ニコ
自動車ライター。外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、自動車出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。愛車は「スバル・レヴォーグSTI Sport R EX Black Interior Selection」。
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