-
1/10有名なアメリカの自動車イベント、モントレーカーウイークでもさまざまな車両が展示されたとおり、今やレストモッドは世界的なブームである。例えば写真のように「Restomod」で画像検索してみれば、豊富なサンプルが目に入る。
-
2/10シンガーのファウンダーでありエグゼクティブチェアマンのロブ・ディキンソン氏(写真右)。写真は2024年5月、コーンズ・グループとのパートナーシップ締結発表のために来日した際のもの。
-
3/102025年のモントレーカーウイークの「モータースポーツギャザリング」にて披露された、シンガーの最新サービスが顧客の964をレストアして930風に仕上げる「911カレラクーペreimagined by Singer」だ。このサービスの提供予定台数は100台。
-
4/10イタリアのトーテム・アウトモビリが開発した「アルファ・ロメオ・ジュリア」ベースのレストモッド「GTスーパー」。エンジンは3.2リッターV6である。確かにいろんな仕様をつくれそうだけれど、「911」ベースのように100万ユーロも出してまで欲しいと思うだろうか……。
-
5/10イタリアのスーパーレッジェーラは「フェラーリ550バルケッタ」ベースの「ヴェローチェ12バルケッタ」を初公開した。もちろんクーペベースも存在するが、いずれにしてもベース車両はすでに高価で数は少ない。
-
ポルシェ 911 の中古車webCG中古車検索
-
6/10ポルシェのモディファイという分野ではドイツのRUFが最も有名だ。ただし彼らはこれまで最新モデルの限界チューニングという分野で名を成してきた。それゆえ単純なレストモッドは彼らの範疇(はんちゅう)ではない。彼らはあくまでもメーカーだから、「ゼロからつくっている」のである。
-
7/10レストモッドではないけれど、過去のデザインオマージュという点で話題をさらったモデルが「GMSV S1LM」。ゴードン・マレー・オートモーティブの「T.50S」をベースに顧客の要望に応じて5台のみが生産される完璧な「マクラーレンF1 LM」のオマージュ。
-
8/10日本ではさほど話題になっていないけれど、中身を知ればがくぜんとなるレストモッドがこれ。その名も「TAGターボ911 by ランザンテ」。わずか14台のみ生産された「930ターボ」のレストモッドだが、エンジンはなんと実際にマクラーレンのF1マシンで使用されたV6ターボで、それぞれのエンジンにはドライバー名(例えばアラン・プロスト)や出走レースでの戦績(例えばモナコGP 1st)が記されている。
-
9/10ついに「ポルシェ914」のレストモッドまで登場した。英国のフィフティーン・イレブン社の製作によるもので、「ケイマン」のランニングギアを移植し、3.8リッター水平対向エンジンを積む。リトラクタブルヘッドライトは廃され、特徴的な左右のパートにLEDが埋め込まれている。アイデアだ。
-
10/10シンガー・ビークル・デザインの正式なプロジェクトは、すべてこの一台から始まった。創設者であるロブ思い出のバハマイエローにペイントされた1号車。この個体のベースは930(Gボディー)で、その経験から後に964ベースへと変更され、顧客への本格的なサービスが始まった。

西川 淳
永遠のスーパーカー少年を自負する、京都在住の自動車ライター。精密機械工学部出身で、産業から経済、歴史、文化、工学まで俯瞰(ふかん)して自動車を眺めることを理想とする。得意なジャンルは、高額車やスポーツカー、輸入車、クラシックカーといった趣味の領域。
ポルシェ 911 の中古車webCG中古車検索
デイリーコラムの新着記事
-
次世代のスバルをここから 車両開発の最前線「イノベーションハブ」とは?NEW 2025.11.6 スバルが2024年1月に開設した群馬・太田の「イノベーションハブ」。新技術や次世代スバル車の開発拠点となる同施設の内部と、そこで生み出されたジャパンモビリティショー2025で話題のコンセプトモデルを紹介する。
-
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界 2025.11.5 未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。
-
現行型でも中古車価格は半額以下! いま本気で狙いたい特選ユーズドカーはこれだ! 2025.11.3 「クルマが高い。ましてや輸入車なんて……」と諦めるのはまだ早い。中古車に目を向ければ、“現行型”でも半値以下のモデルは存在する。今回は、なかでも狙い目といえる、お買い得な車種をピックアップしてみよう。
-
米国に130億ドルの巨額投資! 苦境に立つステランティスはこれで再起するのか? 2025.10.31 ジープやクライスラーなどのブランドを擁するステランティスが、米国に130億ドルの投資をすると発表。彼らはなぜ、世界有数の巨大市場でこれほどのテコ入れを迫られることになったのか? 北米市場の現状から、巨大自動車グループの再起の可能性を探る。
-
なぜ“原付チャリ”の排気量リミットは50ccから125ccになったのか? 2025.10.30 “原チャリ”として知られてきた小排気量バイクの区分けが、2025年11月生産の車両から変わる。なぜ制度は変わったのか? 新基準がわれわれユーザーにもたらすメリットは? ホンダの新型バイク発売を機に考える。
新着記事
-
NEW
次世代のスバルをここから 車両開発の最前線「イノベーションハブ」とは?
2025.11.6デイリーコラムスバルが2024年1月に開設した群馬・太田の「イノベーションハブ」。新技術や次世代スバル車の開発拠点となる同施設の内部と、そこで生み出されたジャパンモビリティショー2025で話題のコンセプトモデルを紹介する。 -
NEW
第935回:晴れ舞台の片隅で……古典車ショー「アウトモト・デポカ」で見た絶版車愛
2025.11.6マッキナ あらモーダ!イタリア屈指のヒストリックカーショー「アウトモト・デポカ」を、現地在住のコラムニスト、大矢アキオが取材! イタリアの自動車史、モータースポーツ史を飾る出展車両の数々と、カークラブの運営を支えるメンバーの熱い情熱に触れた。 -
NEW
ディフェンダー・オクタ(前編)
2025.11.6谷口信輝の新車試乗レーシングドライバー谷口信輝が今回試乗するのは、ディフェンダーのラインナップにおいて最もタフで最もラグジュアリーといわれる「ディフェンダー・オクタ」。果たして、ワインディングロードを走らせての第一印象は? -
NEW
第285回:愛のためにフルヴィアクーペで突っ走れ! 『トリツカレ男』
2025.11.6読んでますカー、観てますカー夢中になるとわれを忘れるトリツカレ男がロシアからやってきた少女にトリツカレた。アーティスティックな色彩で描かれるピュアなラブストーリーは、「ランチア・フルヴィアクーペ」が激走するクライマックスへ! -
NEW
「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す
2025.11.6エディターから一言ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。 -
未来がすべてにあらず! ジャパンモビリティショー2025で楽しめるディープな“昔”の世界
2025.11.5デイリーコラム未来のクルマ、未来の技術が集結する「ジャパンモビリティショー2025」。ただし、「そういうのはもういいよ……」というオトーサンのために(?)昔の世界を再現し、当時のクルマを並べた「タイムスリップガレージ」も用意されている。内部の様子を紹介する。






























