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1/12「ジャパンモビリティショー2025」(会期:11月9日まで)のスバルブースで注目を集めているのが「Performance-E STIコンセプト」(写真手前)と「Performance-B STIコンセプト」(同奥)だ。
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2/12「Performance-E STIコンセプト」と「Performance-B STIコンセプト」は、スバルが2024年1月に開設した群馬・太田の「イノベーションハブ」で開発された。
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3/12「Performance-E STIコンセプト」は、独自の冷却システムを採用した三元系のバッテリーを搭載するスポーツBEV。BEVの特徴を生かした低いボンネットにも収まる新設計のサスペンションや、新車体動剛性コンセプトを用いたボディーの採用などもトピックである。
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4/12「Performance-B STIコンセプト」は、水平対向ターボエンジンや軽量な6段MT、シンメトリカルAWDといったスバルがこれまで磨き上げてきた伝統的な技術を搭載する。車両の価格を抑える狙いもあり、既存の技術を中心に採用したという。
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5/12群馬・太田のスバル群馬製作所本工場内にある「イノベーションハブ」。内部はまるでラグジュリーホテルのような、洗練された空間になっている。
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6/12研究・開発センターに位置づけられるイノベーションハブ。建物は7階建てで、延べ床面積は約4万8000平方メートル。総工費は約300億円という。
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7/12執務エリアの一角には、実車や実車サイズのスタディーモデルを置きながら、デザインや機能を検討するスペースも設けられている。
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8/12執務エリアはすべてフリーアドレス。ホンダではないが、スバルにも年齢や職位にとらわれずワイワイガヤガヤとクルマの開発を進める雰囲気が感じられた。
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9/12STIのヘリテージとDNAを進化させたダイナミックな造形と紹介されるBEV「Performance-E STIコンセプト」のエクステリアデザイン。空気抵抗の低減とエネルギーマネジメントを組み合わせ、エネルギーを賢く効率的に使うことにも注力している。
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10/123代目「インプレッサWRX STI」を想起させる「Performance-B STIコンセプト」のエクステリアデザイン。若いユーザーが気軽に楽しめることを前提に開発されている。
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11/12スバルの取締役専務執行役員CTOの藤貫哲朗氏は、「若い人からは、もっと気軽に楽しめるスポーツモデルが欲しいという声が聞こえてきます。だったらつくってみようじゃないかということで、このクルマを企画しました」と、「Performance-B STIコンセプト」の開発経緯を説明した。
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12/12藤貫氏は、「ユーザーが好みのパーツでカスタマイズし、愛車を徐々にクリエイトしていくような、これまでのスバルにはなかった楽しみを『Performance-B STIコンセプト』で提案したい」とコメント。「メーカーとユーザーが一緒になって育てるクルマ」としている。

櫻井 健一
webCG編集。漫画『サーキットの狼』が巻き起こしたスーパーカーブームをリアルタイムで体験。『湾岸ミッドナイト』で愛車のカスタマイズにのめり込み、『頭文字D』で走りに目覚める。当時愛読していたチューニングカー雑誌の編集者を志すが、なぜか輸入車専門誌の編集者を経て、2018年よりwebCG編集部に在籍。
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