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1/21今回はトリノ郊外にある「グラツィアーノ・コレクション」の訪問記を。写真は手前から、20世紀前半にフィアットが手がけた自転車と、スクーター(1938年試作)、モーターサイクル。
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2/21展示室。歴代のカタログから販促用ノベルティーまで、ひたすら収集されている。
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3/21オーナーのジュゼッペ・グラツィアーノ氏。
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4/21室内には「フィアット18Pトラック」のシャシーがオブジェとして置かれている。
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5/21フィアットは機関銃も製造していた。その二面図。1926年。
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6/211930年代の小型車「508」と同様に、伝説の愛国少年である「バリッラ」の名を冠したフィアット製トラクター。
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7/21シンガー製ミシンは、フィアット鉄道車両工場で、座席用布の縫製に使用されていたもの。
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8/211933年「フィアットA.54」空冷星型7気筒航空エンジン。軽飛行機に用いられた。
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9/21フィアットゆかりの地である、トリノに関する資料も。1940年6月に日本の公式使節団が同地を訪問した際に発行された記念誌。
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10/21従業員の子どもを対象にしたサマーキャンプなど、フィアットの福利厚生を記録した広報誌。1942年発行。
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11/21レコード盤のコーナー。一番右はフィアット監修による「運転免許の取得法」音声レッスン。一番左の「ウーノ」のものは、ジャケットを組み立てると蓄音機になって音が出る。
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12/211938年に米国ウェスティングハウス社のライセンス供与を受けて、第2次大戦後にフィアットが生産していた洗濯機と冷蔵庫。
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13/21グラツィアーノ氏は自動車用金属部品製造会社、フィテスの創業者兼経営者である。創業時に初めて手に入れた穴あけ機(右)は、今も大切に保管している。
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14/21彼の会社が特許を取得したジョイント。一度結合すると極めて外れにくく、かつメンテナンスフリーを実現した。「一生懸命開発しても、(特許の)保護期間がわずか20年なのはつらいです」とグラツィアーノ氏。
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15/21再びコレクションを見る。フィアットによる小中規模資源再生システム「トーテム」の一部。家畜のふん尿から発生するバイオガスでジェネレーター(ベースは「フィアット127」用903ccエンジン)を駆動して発電。余熱は屋内の暖房に利用できた。
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16/21フィアットはインハウスのCM制作会社、チネフィアットを1952年に設立。トリノに巨大な撮影施設も有していた。これはフィルムの保管ケース。1978年。
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17/21取引先の自動車メーカーが資料を処分するとの報を聞きつけるたび、トラックで引き取りに行く。ただし整理が追いつかず、このような段ボールの山ができてしまう。
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18/21フィテス社の過去製品倉庫。完成品だけではなく、曲げ工程など重要なプロセスも一緒に保管している。「追加受注した際も、従業員が即座に作業を理解できるようにするためです」とグラツィアーノ氏。
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19/21かつてマセラティに納品したロッドが並ぶ。
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20/21チャリティーなどを通じ、フィアット/ステランティスの歴代首脳陣との交流も。これはジョン・エルカン会長(中央)とのショット。
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21/21グラツィアーノ氏は2026年で80歳。実車も所有する「ランチア・テーマ8.32」のエンジンとともに。

大矢 アキオ
Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、25年間にわたってリポーターを務めあげる。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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