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2/23今や、日本で正規販売される唯一のアメリカンセダンとなった「キャデラックCT5」。全長5m弱のEセグメントに属するモデルだが、今日ではこのクラスのセダンは、日欧のものを含めても数えるほどしかない。
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3/23低さとワイドさをより強調する意匠となったフロントマスク。この部分のデザイン変更により、全長は従来の4925mmから4935mmへと10mm拡大した。
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4/23インテリアでは、33インチの巨大なLEDタッチスクリーンディスプレイが目を引く。空調などの操作系もそこに統合されているが、センタークラスター等には物理ボタン式の操作パネルが残されている。
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5/23本国仕様には、FR車や、過給機付きの3リッターV6および6.2リッターV8モデルも用意される「CT5」だが、日本仕様は2リッター直4エンジンと4WDの組み合わせのみとなる。
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6/239Kの解像度を誇るだけに、LEDディスプレイは表示も緻密で鮮やか。ドライバーインフォメーションディスプレイの表示レイアウトは切り替えが可能で、燃費などの走行情報やタイヤ空気圧などを、常時表示しておくこともできる。
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7/2315基のスピーカーを備えた、AKG製プレミアムサラウンドオーディオの採用もトピック。イコライザーをはじめとする豊富な調整機能も魅力で、フェード/バランス(スピーカーの音量比)は前後・左右ともに25段階で位置決めが可能。ステレオサウンド/サラウンドサウンドも単に切り替えるのではなく、25段階でバランスの調整が可能となっている。
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8/23シート表皮は上質な本革で、前席にはヒーター/ベンチレーション機能、リラクゼーション機能などを搭載。運転席には、危険を検知するとクッション左右のバイブレーターが振動して、危険が迫る方角をドライバーに知らせる「セーフティアラートドライバーシート」が採用されている。
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9/23後席はクラストップレベルのレッグルームの広さが自慢。快適装備はやや簡素で、後席用エアコンやシートヒーターの設定はない(空調吹き出し口はある)。電源はUSB Type-Cポートとアクセサリーソケットが1口ずつで、格納式のアームレストには2つのドリンクホルダーが備わる。
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10/23シャシーやドライブトレインに関する機能・装備はシンプルで、後輪操舵やトルクベクタリング機構、電子制御サスペンションなどは非採用。それでも自然で快適な操作性を実現しているあたりに、「アルファアーキテクチャー」の素性のよさと、成熟の進み具合を感じる。
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11/23最高出力240PSを発生する2リッター直4直噴エンジン。気筒休止機構などで燃費を稼ぐいっぽうで、1500rpmから350N・mの最大トルクを発生する調律により、ペダル操作にリニアに反応する応答性も実現している。
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12/23足元の仕様はパールニッケルフィニッシュの19インチアルミホイールと、ミシュランのオールシーズンタイヤの組み合わせだ。
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13/23ドライブモードは、いわゆるノーマルモードに相当する「ツアー」に、「スノー/アイス」「スポーツ」、そして各種設定をカスタマイズ可能な「マイモード」の全4種類。モードに応じて、エンジンのサウンドやレスポンス、操舵フィール、ブレーキフィールなどが変化する。
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14/23ボディーカラーは試乗車の「ブラックレーベン」が標準設定されており、有償色として「サミットホワイト」と「ラディアントレッド ティントコート」が用意される。
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15/23ADASは大幅に進化しており、「ハンズオン・レーンセンタリング」などの機能を新採用。米本国で実装される「スーパークルーズ」のような、ハンズオフ走行支援機能が備わらないのが惜しい。
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16/23トランク容量は337リッターで、6:4分割可倒式の後席を倒せば、長尺物の積載も可能。トランクリッドにはハンズフリートランクオープナーが標準で装備される。
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17/23今や貴重なEセグメントの上級セダン(しかもシャシーは後輪駆動ベース)というだけでなく、ギミックに頼らない自然で心地よいドライブフィールも印象的だった「キャデラックCT5」。ジャーマンスリーのモデルとは趣を異にする魅力は、最新のモデルでも健在だった。
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18/23キャデラックCT5スポーツ
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佐野 弘宗
自動車ライター。自動車専門誌の編集を経て独立。新型車の試乗はもちろん、自動車エンジニアや商品企画担当者への取材経験の豊富さにも定評がある。国内外を問わず多様なジャンルのクルマに精通するが、個人的な嗜好は完全にフランス車偏重。
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