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1/242025年10月に発表され、2026年7月に発売された新型「日産エルグランド」(写真右)と、2026年3月に世界初公開された「メルセデス・ベンツVLE」(同左)。
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2/24国内の高級ミニバン市場で圧倒的な支持を集めている「トヨタ・アルファード」。海外でもアジアや中南米などで人気を博している。
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3/24当連載でも何度か触れている新型「日産エルグランド」。余談だが、同車や「トヨタ・アルファード」「メルセデス・ベンツVLE」のメーカー配布画像を閲覧していたら、いずれもイメージカラーがブラウン系のようだった。他のジャンルではあまり見ない例だし、高級ミニバン特有のトレンドなのだろうか……?
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4/24前後バンパーの下端に、リアスポイラーと、車体の縁を突き出させた“発散系”のデザインが「エルグランド」の特徴。下の「メルセデス・ベンツVLE」と比較すると、その違いがよく分かる。
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5/24新開発のバン用アーキテクチャー「VAN.EA」をベースに開発された「メルセデス・ベンツVLE」。容量115kWhのバッテリーを搭載した電気自動車だ。
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6/24渕野氏が「最近のメルセデス・ベンツのなかでいちばんカッコいい」と語る「VLE」。そのココロは?
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7/24「メルセデス・ベンツVLE」のフロントまわり。ショーカー「ビジョン アイコニック」ゆずりの巨大グリルが目を引くが、同様のコンセプトを受け継ぐ新型「GLC」などと比べても、グリルが全体になじんで感じられる。
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8/24ボディーの凹凸やプレスラインが浮かび上がらせる各部の陰影に注目。グリル上部の加飾から伸びるラインがヘッドランプを抜けてフロントフェンダー、ドアパネルへと続いていることや、その下のドア面のピークが、フェンダー、バンパーを通ってフロントグリルの角につながっていることが分かる。
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9/24サイドビューでは後ろへ向かうにつれてなだらかに傾斜するルーフラインが特徴。後端をベルトラインに収束させるガラスエリアの意匠も目を引く。
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10/24メルセデス・ベンツの商用バン/乗用ミニバンの3代目「Vクラス」。後端まで水平に伸びるルーフラインやへん平な面にプレスラインを走らせただけのドアパネルなど、空間効率を追求したつくりがボディー形状にも表れており、乗用車的な情緒は希薄だった。
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11/242019年にトヨタが発売した、フルサイズワゴンの「グランエース」。「Vクラス」に輪をかけて水平基調で抑揚を抑えたエクステリアデザインは、ほぼほぼ商用バンのそれだった。
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12/24リアまわりではダーク調のカバーで“コ”の字型に一体化された、テールランプやハイマウントストップランプが特徴。キャビン上部はややすぼまっており、乗用車的な洗練された意匠となっている。
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13/24清水「でもやっぱり、『VLE』のいちばんの見どころは、このフロントマスクだよな~!」
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14/24どちらも巨大なグリルが自慢の、「トヨタ・アルファード」(上)と「メルセデス・ベンツVLE」(下)のフロントマスク。アナタはどちらのコワモテぶりに、軍配を上げますか?
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15/24これまでは「VIPの送迎にミニバンなんてあり得ない!」というのがヨーロッパの常識だったが、「VLE」のようなクルマの登場によって、それも少しずつ変わっていくのかもしれない。
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16/24「メルセデス・ベンツVLE」のインストゥルメントパネルまわり。外装より「かどまる四角」の意匠は顕著で、ダッシュボードには全面にディスプレイを設けたパネルが装備される。
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17/24豪華なキャプテンシートに上質な車内の内張り。このクルマとボディーを共用する商用バンは登場するのだろうか? ちょっと想像がつかない。
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18/24「VLE」同様、スクエアなシルエットに丸みを帯びた面形状を組み合わせたコンパクトSUVの「GLB」。ちなみに本国では、最新のメルセデス・ベンツデザインを取り入れた新型が発表されている。
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19/24渕野「EV以外のエンジン車の設定はあるんですかね?」
ほった「予定はあるみたいですよ。どんなパワートレインが積まれるか、ちょっと楽しみですね」 -
20/24いろいろと見どころの多いクルマだった「メルセデス・ベンツVLE」だが……。
清水「そもそもこのクルマって、日本に来るのかな?」
ほった「どうなんでしょう? 現状はEVオンリーだし、ボディーサイズは『キャデラック・エスカレード』並みですし」 -
21/24「メルセデス・ベンツVLE」のボディーサイズは全長×全幅×全高=5309×1999×1943mmと超特大。日本で乗り回すのは、いささか難易度が高いかもしれない。
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22/24全幅に制限のある「トヨタ・アルファード」は、ボディーサイドを膨らますだけではなく、大きく削り込むなどして抑揚を表現。サイド面の陰影に大きなうねりが現れている。
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23/24一方、全幅に余裕のある「メルセデス・ベンツVLE」では、そうした工夫が不要なためか、ボディーサイドに「トヨタ・アルファード」のようなくびれや削り込みはほとんど見られない。特徴的なのが弧を描くリフレクションで、ショルダーラインを押し上げることで、キャビンを薄く見せているのだ。このドアパネルの面の動きは、スケッチにも描かれている。
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24/24ほった「『VLE』のふくよかなデザインは、2mの全幅があればこそなんですかねぇ」
清水「全幅に制約のある日本のミニバンで、このデザインは難しいだろうねぇ」

渕野 健太郎
プロダクトデザイナー兼カーデザインジャーナリスト。福岡県出身。日本大学芸術学部卒業後、富士重工業株式会社(現、株式会社SUBARU)にカーデザイナーとして入社。約20年の間にさまざまなクルマをデザインするなかで、クルマと社会との関わりをより意識するようになる。主観的になりがちなカーデザインを分かりやすく解説、時には問題定義、さらにはデザイン提案まで行うマルチプレイヤーを目指している。

清水 草一
お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。
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