
【スペック】全長×全幅×全高=4910×1860×1475mm/ホイールベース=2970mm/車重=1960kg/駆動方式=FR/4.4リッターV8DOHC32バルブターボ(407ps/5500-6400rpm、61.2kgm/1750-4500rpm)/価格=1040万円(テスト車=1171万4000円)
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【スペック】全長×全幅×全高=4910×1860×1475mm/ホイールベース=2970mm/車重=1960kg/駆動方式=FR/4.4リッターV8DOHC32バルブターボ(407ps/5500-6400rpm、61.2kgm/1750-4500rpm)/価格=1040万円(テスト車=1171万4000円)
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全体に見慣れた、BMWの文法にのっとったインテリア。ただしウッド部分の手触りや金属部分のテカり加減など、各部のフィニッシュレベルは高い。物入れのフタがスーっと開く感覚は、レクサスを思わせた。
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「BMW550iグランツーリスモ」などに積まれるのと同じ4.4リッターV8ツインターボユニット。8段ATとのマッチングも良好で、100km/hのクルージングでは1500-1600rpmで温和に回るプレミアム感を感じさせる一方、アクセルペダルを踏み込むや、ケンカにも強そうな表情も見せる。
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ドア、ボンネット、フロントフェンダーなどボディ各所にアルミパネルを用いて軽量化に取り組んだという。パッと見のデザインは、アクの強かった先代にインパクトで劣る。ただし、実車を間近で見ると鋭利なキャラクターラインや陰影に富んだボディサイドの曲面など、丁寧に作り込まれている印象。
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ホイールベース延伸の恩恵は、後席の足元スペース拡大に現れた。
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プラットフォームの一部を上級モデルにあたる「7シリーズ」と共有するため、ボディサイズはかなり拡大している。たとえば、先代から80mm延長されたホイールベースは2970mm。直接のライバルたる「メルセデス・ベンツEクラス」のホイールベースが2875mmであることと比較すると、その長さが理解できる。従来型に比べると、全長が55mm長く、全幅が15mm広がっている。
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深さ、奥行きともに十分確保されたラゲッジスペース。容量は520リッター。後席バックレストは分割可倒式。
写真をクリックするとシートが倒れるさまが見られます。 -
装着タイヤはグッドイヤーのExcellenceでサイズは前245/40R19、後275/35R19。ショルダー部分に「Run Flat」と刻まれたランフラットタイヤであるが、硬さやゴワついたフィーリングとは無縁。しっかりと履きこなしている印象。
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【テスト車のオプション装備】
Vスポークスタイリング331アロイホイール=8万7000円/電動油圧制御式8速スポーツAT=2万2000円/マルチファンクションスポーツレザーステアリングホイール=2万5000円/オートマチックトランクリッドオペレーション=8万1000円/BMW Individualリーディングライト(リア)=5万8000円/電動ガラスサンルーフ=17万円/レーンディパーチャーウォーニング=10万円/リアエンターテインメントシステム=40万円/USBオーディオインターフェイス=5万1000円/BMWナイトビジョン=32万円
『BMW550i(FR/8AT)【試乗記】』の記事ページへ戻る