
【スペック】全長×全幅×全高=5609×1987×1592mm/ホイールベース=3320mm/車重=2590kg/駆動方式=FR/6.75リッターV12DOHC48バルブ(460ps/5350rpm、720Nm/3500rpm)/価格=4998.0万円
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【スペック】全長×全幅×全高=5609×1987×1592mm/ホイールベース=3320mm/車重=2590kg/駆動方式=FR/6.75リッターV12DOHC48バルブ(460ps/5350rpm、720Nm/3500rpm)/価格=4998.0万円
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ロールス・ロイス自慢のビスポーク・プログラムは、オーナーの希望どおりに車を仕上げるオーダーシステム。これを使えば、天井に「スターライト・ヘッドライナー」と呼ばれる装飾を施すことも可能となる。光ファイバーで導かれた“星”の数は実に1600個。写真ではわかりづらいが、実物は「満点の星空」と見紛うほど美しく光り輝いている。
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ホイールベースはファントム・サルーンより250mm短い3320mm。ランフラットタイアは前:255/50R21、後:285/45R21のグッドイヤー・イーグルNCT5を装着していた。スリーサイズは5609×1987×1592mmで車重は2590kg。BMWのDNAを受け継いだのか、前後の重量バランスは49:51とされた。
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自然と背筋が伸びた姿勢になるファントム・クーペのドライバーズシート。ランドローバーのいうコマンドポジションと同じ考え方のため、狭い道でも操るのに苦労しない。
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このグラブボックスを仕上げるだけで、いったいどれだけの時間と手間が費やされるのだろうか? インテリアはすべてこの調子で、どこをとっても一分の隙もない仕上げが施されている。
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ロールス・ロイスの伝統に従い、クーペであってもフル4シーターの居住空間が用意される。リアパセンジャーの顔はちょうどCピラーで隠れる位置となり、プライバシーを守るとともに側突時の安全性に寄与する。インテリアに使われるレザーの上質さ、そして仕立ての良さは、ほかに比べるものがない。
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ダブルVANOSと直噴技術を備えた6.75リッターV12エンジン。高回転域でフルスロットルを与えたときのみ、BMWファミリーと共通の乾いた快音を響かせるが、普段はまったくの無音、無振動を貫く。
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センターコンソールの前端を軽く押すと、扉が開いてなかから「iDrive」のコントロールノブが現われる。「最新鋭のエレクトロニクスを独力で開発するのは不可能。この分野は、BMWの支援がどうしても必要だった」とは、試乗会に参加したあるスタッフの言葉である。
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リアヒンジ式のドアは電動式で、キャビンに設けられたスイッチにより閉じることが可能。上下2分割でリッドが開くピクニックトランクは395リッターの容量を有し、4つのゴルフバッグを収納できる。燃料タンクはファントム・ドロップヘッドクーペより25%大きい100リッター。
『ロールス・ロイス・ファントム・クーペ(FR/6AT)【海外試乗記】』の記事ページへ戻る