第274回:BMWグループのクルマが大集合 サーキット試乗会

2015.01.05 エディターから一言
BMW、MINI、ロールス・ロイスのクルマが一同に。
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千葉県袖ケ浦市の袖ケ浦フォレストレースウェイで、BMWグループのBMW、MINI、ロールス・ロイスのクルマとBMWモトラッドのバイクを集めた試乗会が開催された。その中からよりすぐりの8台(残念ながら二輪の免許を持っていないのでクルマのみ)に試乗した。

雨の袖ケ浦フォレストレースウェイでおっかなびっくり「BMW M3」の「駆けぬける歓び」を味わう。
雨の袖ケ浦フォレストレースウェイでおっかなびっくり「BMW M3」の「駆けぬける歓び」を味わう。 拡大
「M3」は7段DCTなのに対して、この「M4」は6段MT。
「M3」は7段DCTなのに対して、この「M4」は6段MT。 拡大
カーボンファイバー強化樹脂製のストラット・ブレースが目を引く「M3」のエンジンルーム。搭載されるエンジンは3リッター直6ターボで431psと56.1kgmを発生する。
カーボンファイバー強化樹脂製のストラット・ブレースが目を引く「M3」のエンジンルーム。搭載されるエンジンは3リッター直6ターボで431psと56.1kgmを発生する。 拡大
「M4」の前席。抜群にホールド性がよく、シートだけでも欲しいと思った。
「M4」の前席。抜群にホールド性がよく、シートだけでも欲しいと思った。 拡大
カーボンファイバーとブラッククロムがあしらわれた「M3」のインテリア。
カーボンファイバーとブラッククロムがあしらわれた「M3」のインテリア。 拡大
【スペック】BMW M3:ボディーサイズ:全長×全幅×高=4685×1875×1430mm/ホイールベース=2810mm/車重=1640kg/駆動方式:FR/3リッター直6 DOHC 24バルブ ツインターボ(431ps/7300rpm、56.1kgm/1850-5500rpm)
【スペック】BMW M3:ボディーサイズ:全長×全幅×高=4685×1875×1430mm/ホイールベース=2810mm/車重=1640kg/駆動方式:FR/3リッター直6 DOHC 24バルブ ツインターボ(431ps/7300rpm、56.1kgm/1850-5500rpm) 拡大
【スペック】BMW M4:ボディーサイズ:全長×全幅×高=4685×1870×1385mm/ホイールベース=2810mm/車重=1610kg/駆動方式:FR/3リッター直6 DOHC 24バルブ ツインターボ(431ps/7300rpm、56.1kgm/1850-5500rpm)
【スペック】BMW M4:ボディーサイズ:全長×全幅×高=4685×1870×1385mm/ホイールベース=2810mm/車重=1610kg/駆動方式:FR/3リッター直6 DOHC 24バルブ ツインターボ(431ps/7300rpm、56.1kgm/1850-5500rpm) 拡大

セダンか クーペか

BMW M3(FR/7AT)……価格=1104万円
BMW M4(FR/6MT)……価格=1075万円

あややこと松浦亜弥という歌手は数年前、セクシーであるかキュートであるかどちらが好みかを選択せよと世の男性に大々的に問うていたが、それについて自分はどっちが好きなのかを真剣に考えたものの、行き着いた答えは「どっちも好き」であった。
そんな優柔不断な返答をしてはいけないと思い、どちらかに決めなければと悩んだけれど、やはりどっちも好きなのだから決められない。いやいや、もしかするとどちらかに決めかねている純情な男心をもてあそんでいるのではないか。侮れんな、あやや。

などと中年男性の打ち明け話に付き合わせて申し訳ないが、「M3」「M4」の2台を乗り比べてあの歌のことを思い出した。
アレ風に「M3なの? M4なの?」と聞かれれば、その答えは「どっちも好きなの」だ。

そんな2台をサーキットで乗り比べるという、またとないチャンスを手にしたものの、雨。
この路面状況では、ドア枚数の違いによる走りの差を感じ取ることは難しいが、ドライコンディションであってもその差を見極められる気はまったくしないのでまあいい。

そもそも、M3を選ぶのかM4にするのかという悩みは、サーキットでのパフォーマンスうんぬんだとか、2ドアだと狭い駐車場での乗り降りが不便だとか、たまに年老いた両親を乗せることがあるので……とか、そういった合理的な判断で解決できるものではないはずだ。

究極的には、自分には2ドアのピュアなスポーツクーペが似合うのか、それとも卓越したドライビングパフォーマンスを持つ4ドアセダンが似合うのかの、二者択一になるのではないだろうか。
「お前にはどっちも似合わない」というごもっともな意見は置いといて、この難しい選択にはさらに重要なポイントがある。
日本に導入されているM3は7段DCTのみの設定となるのに対し、M4では7段DCTと6段MTが選べるのだ。さらに6段MTモデルには左ハンドルの設定もある。
だから「右手でギアチェンジするマニュアル車しかスポーツカーじゃない!」というタイプの人は、M4を選ばざるを得なくなってくる。

ただ、これくらいパワーがあってしかも洗練されたスポーツカーを相手に、「MTじゃなければ楽しくない」と言い切るには相当なテクニックが必要なのではないだろうか。
少なくとも僕の場合、用意されていたMTのM4でサーキット走行中、シフト操作を楽しむ余裕はこれっぽっちもなかった。「こんな速いクルマじゃ、ステアリングとアクセル、ブレーキの操作で精いっぱい」というのが恥ずかしながら実情であった。

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