金子 秀之 の記事一覧(94件)

金子 秀之

金子 秀之

早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第74回:「ベスパ」のつぶやき(その4)

    「Hear that deep, throaty roar of the engine? Must be a truck behind you.」 〜太くしゃがれたエンジンの唸りが聞こえた? それは後ろのトラックに違いない〜

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第73回:「ベスパ」のつぶやき(その3)

    「Born to be relatively wild.」 〜生まれながら“やや”ワイルドに〜

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第72回:「ベスパ」のつぶやき(その2)

    「One ride and you'll swear your last name ends in a vowel.」 〜一度ベスパに乗れば、あなたの名前は母音でおわる〜

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第71回:「ベスパ」のつぶやき(その1)

    イタリア生まれのオシャレなスクーター「ベスパ」が、アメリカン・マッチョのハーレーダビッドソンに、ウィットに富んだつぶやきをもらす。一連の広告シリーズをお送りする。

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第70回:Roy Graceを偲ぶ(その8)

    「よい広告とはなにか?」と、よくいわれる。 彼の作品を観ていると、よい広告とは30年経った今日でも、古さを感じさせない広告だと思う。1960年代から70年代にかけて、フォルクスワーゲンの名作CMをつくったRoy raceは、2003年3月になくなった。過去68年の間に、約2143万台が生産されたVW「ビートル」は、03年7月にメキシコで生産を終了している。同じ年代に、縁の深い2つのことが重な…

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第69回:Roy Graceを偲ぶ(その7)

    葬式という、ある意味タブーな題材をモチーフにした、フォルクスワーゲン「お葬式」(1970年)。葬式というユニークなモチーフもさることながら、皮肉がきいた内容で、記憶に残る1作だ。

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    第68回:Roy Graceを偲ぶ(その6)

    CM撮影現場をテーマにしたAlka-Selzer「Mama Miya」(1971年)。最後の“落ち”は、かなり笑えます。

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    第67回:Roy Graceを偲ぶ(その5)

    旅行カバンメーカーのアメリカン・ツーリスター「ゴリラ」(1971年)。いかにカバンが頑丈かをアピールしている。

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    第66回:Roy Graceを偲ぶ(その4)

    前回に続いて、ロイ・グレースが制作したフォルクスワーゲンの広告「2 Little House」(1969年)を紹介する。

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    第65回:Roy Graceを偲ぶ(その3)

    アメリカ広告全盛期に活躍したアート・ディレクター、ロイ・グレース氏の名作を紹介する。今回は、フォルクスワーゲン「Mr.Jones」。1968年のテレビコマーシャルをご覧ください。

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    第64回:Roy Graceを偲ぶ(その2)

    ニューヨークはマディソン・アベニューにあるDDBオフィスで、ロイ・グレース氏に会った金子秀之氏は、次のような会話をかわした。

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    第63回:Roy Graceを偲ぶ(その1)

    1960〜70年代のアメリカ広告全盛期、数々の名作CMを生み出したアート・ディレクター、ロイ・グレース氏が、2003年3月に逝去した。かつて、グレース氏に大変お世話になったという金子秀之氏が、彼との旧交を交えて作品を紹介するシリーズを、全7回でお送りする。

  • 2007.9.1 エッセイ 金子 秀之

    第62回:ピレリ“黒いこぶし”(その3)

    ピレリ社は、1872年、ジョバンニ・バティッスタ・ピレリによってミラノで設立された。当初は一般的なゴム製品を製造。その後、ワイヤーケーブルの製造などに手を拡げ、1901年から乗用車用タイヤをつくり始めた。ジョン・ボイド・ダンロップが空気で膨らませるタイヤを発明してから、約13年後のことである。

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    第61回:ピレリ“黒いこぶし”(その2)

    ボディコピーにも書かれている。「『SPEEDPROOF RINGS』が特徴のピレリの乗用車用、またSUV用スコルピオンタイヤは、どんな状況においても最大限の安全性を提供する、独自の構造になっています。ピレリ:コントロールされないパワーに意味はない」。これがいいたかったのだ。

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    第60回:ピレリ“黒いこぶし”(その1)

    4本のタイヤが合体して黒いこぶしをつくり、指には自動車メーカーのロゴが入った指輪をはめている。この広告は、二つのことをいおうとしている。

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    第59回:経済性を訴求したクルマの広告(その5)

    “3リッターカー”(3リッターの燃料で100kmの走行が可能)の代表的な存在である、フォルクスワーゲンの「ルポ3L TDI」の広告は、2000年のカンヌ国際広告祭で、TV、プリント媒体ともに金賞を獲得した。

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    第58回:経済性を訴求したクルマの広告(その4)

    コピーは「1400km without refuelling.」(1400km、給油なしで走行できます)  それにしてもスゴイ。時速100kmで走行して14時間、150km/hでも9.3時間。「人間のほうがもちませんよ」と、ちょっと情けない格好になっている。 ボディコピーの最後は、こう締めくくられる。 「(クルマを停めるのは)具合が悪くなったわけでも、疲れたワケでもない。後まわしにできないことがあるから」…

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    第57回:経済性を訴求したクルマの広告(その3)

    前回に引き続き、アウディの経済性を謳う広告を紹介。今回は、アウディのディーゼルエンジン「TDI」のおかげで……。

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    第56回:経済性を訴求したクルマの広告(その2)

    かつてはWRC(世界ラリー選手権)、最近ではルマン24時間レースでの活躍が有名なアウディ。スポーティをウリにするプレミアムメーカーにも、経済性を訴求する広告はある。ユーモア溢れる2つの作品を紹介する。

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    第55回:経済性を訴求したクルマの広告(その1)

    クルマの広告で“経済性”を訴求したものは非常に少ない。ということは、購買動機として、重要なポイントになっていないようだ。ハイブリッドカーならば別だろうが、クルマは乗ってしまえば力のあるほうが楽だし、気持ちがよいからだろう。 今回は、比較的めずらしい、経済性を謳うクルマの広告を紹介する。