ヒトや荷物を満載してはるか彼方へシトロエン・ピカソ 1.8i 16V(5MT)……278.0万円
知らぬ者のない有名画家の名をもつシトロエンのミニバンは、ツルンとスタイリッシュな外観が印象派じゃなくて、キュビスムというか青の時代。クサラより220mm延ばされたホイールベース2760mmは、エグザンティアより20mm長い。その恩恵で、キャビンは広い。2列5座のレイアウトをもち、後席3つは取り外しが可能。後席は、身長180cmの筆者が足を組めるほど。
前マクファーソン・ストラット、後トーションビームというサスペンション形式はクサラと同じ。1名乗車で街なかをトロトロ走ると、乗り心地は硬い。しかし、5名乗車や高速走行時はしなやか。山道でのハンドリングは、クサラ同様、望外に軽快だ。
最高出力116ps/5500rpm、最大トルク16.3kgm/4000rpmを発する1.8リッター直4DOHCユニットは、低回転域でのトルクがやや細い。ただし、それ以外は滑らかで静かな好エンジン。ウッカリしていると、存在を忘れる。
ピカソは、人や荷物を載せるほど、速度を上げるほど、良さが出る。バカンスと長距離ドライブが似合うシトロエンらしいミニバン。日本人には合わないカモ。5段MTしかないからだ。
(NAVI サトー/写真=望月浩彦)
車両協力=LINE (電話.03-5494-7379)

サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
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