第155回:チョー盛り上がりのオリンピックに一言 銅すら取れないかもよ、長嶋ジャパン!?
2004.08.26 小沢コージの勢いまかせ!第155回:チョー盛り上がりのオリンピックに一言 銅すら取れないかもよ、長嶋ジャパン!?
■ほとんどマンガレベル
クルマネタじゃないんだけど、見かねたんでつい……。
予想外にもメダル量産のアテネ・オリンピック! 北島、谷、すンばらし〜と言いつつ、今回はその影で、非常にあり得ないことが当たり前のように行われてる気がする。
それは例の日本プロ精鋭による野球のドリームチームを、「長嶋監督」が引っ張ってる(ことになってる)コトだ。
だいたい本番5ヶ月前に脳梗塞になっていながら(病状は最初から深刻だったというウワサ)、「できる、できる」と引っ張り続けたのも妙だし、アテネ移動が無理と決定してからも中畑清を代理にして「病室から指揮を執る」というイメージをつけたのも異様。最悪「電話で指揮する」!? なーんて話もあったんだから。
これが芸能人野球大会とか、プロ野球OB同士の試合ならわかる。あれは勝負よりドラマが大切だからね。
でもさ。オリンピックはもはや国家の威信はもちろん、何10億、何100億円ってカネが懸かった事実上のプロスポーツ興行でしょうが。それがこんなにチャランポランでいいの? いまどき高校野球だって電話采配なんてやらないし、だいたいにして長嶋采配自体が「勘ピューター」とか言われるくらいの怪しいシロモノ。大切にする必要性があまり感じられないし、やってることがほとんどマンガレベル。
■野球、終わってる!?
つくづく日本ってスポーツに対する認識が甘いし、興行主が観客をナメ切ってると思う。プロばっかあんなに連れてってさ。オーストラリア戦みたいに簡単に負けていいの? 案の定、負け始めてるし、だいたいろくに監督経験もない中畑を代理にするのもナンセンス。せめて原辰徳(元巨人軍監督)連れてけよ。監督として優勝経験あるうえ、人気もヒマもありそうだし(今、解説者)。もうちょっと考えろよ。大バカ野球連盟だか日本オリンピック委員会。それでいいんかい!?
今回の事態の根本を考えると、そもそもいまだ長嶋で人気が取れると思ってこと自体どうかと思う。いや、たとえ視聴率が取れたとしてもいい。そうじゃなくって、「いまだ長嶋頼み」ってイメージが野球界の荒廃、あるいは退廃を思わせる。例の1リーグ制もそうだけどね。そういう現状自体、「野球って終わってるよなぁ」って思わせる。長嶋イメージの裏に究極の老害、ナベツネイメージが透けて見える。
そんなに視聴率主義なら、女子マラソンに高橋尚子だせってーの!
俺は断言しよう。このままだと金はおろか、銅すら取れない可能性もあるよ。ハッキリ言って自業自得だけどね。まあ、そうならないことを祈るけどさ。
(文と写真=小沢コージ/2004年8月)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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