【東京モーターショー2003】「解説!笹目二朗:スバル篇」
2003.10.27 自動車ニュース【東京モーターショー2003】「解説!笹目二朗:スバル篇」
自動車ジャーナリストの笹目二朗が「東京モーターショー」の出展車を鋭く斬る「解説!笹目二朗」。スバルブースからは、次期「プレオ」いわれるコンセプトカー「R2」をピックアップする。
■あとはセンス
「R2」がイイ。スバル「360」の後を継いだ、昔のリアエンジン時代のネーミングとは関係ないが、小さなクルマの4ドアセダンである「R2」は、自動車本来の機能を生真面目に考えた結果だと思う。デザインのバランスが実に素晴らしい。
エンジンは、0.66リッター直4 DOHC16バルブと、一般的な軽自動車用を積む。これが、スバルならではのフラットツインなら、商品性はもっと高い。
“商品としての自動車”は、いまや効率や生産性よりも、魅力あるキャラクターでありうるかという問題の方が先である。つくってしまえば、技術はあとからついてくる時代だろう。まとめあげるセンスが重要だ。レガシィの3リッター6気筒も、ね。
(文=笹目二朗/写真=峰昌宏)
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