ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開

2012.03.02 自動車ニュース

ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開

2012年2月29日、英ジャガー・ランドローバーは、ジュネーブモーターショーで発表予定のニューモデル「ジャガーXFスポーツブレーク」の概要を公開した。

ジャガーの「XF」は「Sタイプ」の後継として2007年にデビューした、いわゆる欧州Eセグメントに属するミディアムクラスサルーン。「XFスポーツブレーク」は、そのステーションワゴン版である。ジャガーとしては2008年モデルを最後に消えたスモールジャガーの「Xタイプ」以来のワゴンであり、「メルセデス・ベンツEクラス ワゴン」、「BMW5シリーズ ツーリング」、「アウディA6アバント」などの顧客をターゲットに開発された。

ジャガーいわく、「XF」は「スポーツカーのスタイリングとダイナミクスが、ラグジュアリーサルーンの快適性と融合したモデル」である。「XFスポーツブレーク」は、その「XF」サルーンの魅力を失うことなく、さらに実用性、多用途性を高めたスポーツワゴンであるという。

マッチョでダイナミックながら、エレガントでもあるとうたわれるボディーは、Bピラーから前は「XF」と同じだが、そこから後方は新たに作り直されている。ボディーサイズはホイールベース2909mm、全長4966mm、全幅1877mmで、サルーンとの違いは全長が5mm長いだけである(全高は未公表)。ラゲッジルームの容量は550リッターで、バックレストが60:40分割式のリアシートを倒すと、荷室長1970mm、容量1675リッターの広大なスペースが出現する。

エンジンは2.2リッター直4と3リッターV6のターボディーゼルで、「XF」サルーンにある5リッターV8ガソリンと同スーパーチャージド版は用意されない(欧州仕様では、日本仕様にある3リッターV6ガソリン版は存在しない)。2.2リッターには、燃費とエミッションの削減に貢献するアイドリングストップ機構が組み合わされる。ツインターボが備わる3リッターV6の高性能版は、275psの最高出力と61.1kgmという最大トルクを誇る。トランスミッションはいずれも8段ATである。

そのほかのメカニズムは基本的に「XF」サルーンに準じるが、リアサスペンションにはサルーンのコイルスプリングに代えて、セルフレベリング機構付きエアサスペンションを導入。荷重の大小にかかわらず、サルーンと遜色のないハンドリングと乗り心地を実現したという。また、日本仕様のサルーンでは「XFR」に標準装備されている、電子制御サスペンションシステムの「アダプティブ ダイナミクス」が全車にオプション設定される。

「XFスポーツブレーク」は、ヨーロッパでは2012年10月に発売予定という。

(文=沼田 亨)

「ジャガーXFスポーツブレーク」
「ジャガーXFスポーツブレーク」 拡大

ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開の画像 拡大

ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開の画像 拡大
ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開の画像 拡大

ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開の画像 拡大
ジャガー、「XF」のワゴンバージョンを公開の画像 拡大

関連キーワード:
XF, ジャガー, 自動車ニュース

ジャガー XF の中古車
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • 【前編】ジャガーXE R-DYNAMIC HSE P300の魅力を探る 2020.3.13 ジャガーE-LINEという選択<AD> 「E-LINE」と呼ばれるジャガーのコンパクトクラスに名を連ねるのが「XE」と「E-PACE」だ。今回、両モデルをワインディングロードに連れ出し、あらためてその魅力を検証。まずは、2020年モデルで大規模なマイナーチェンジが行われた4ドアサルーン、XEのステアリングを握った。
  • トヨタ・ハリアー【試乗記】 2020.7.21 試乗記 都市型SUVのパイオニアである「トヨタ・ハリアー」がフルモデルチェンジ。4代目となる新型の走りの印象や装備の使い勝手、さらには車台を共有する「RAV4」との乗り味のちがいなどをリポートする。
  • メルセデス・ベンツGLC F-CELL(RWD)【試乗記】 2020.7.24 試乗記 メルセデス・ベンツの燃料電池自動車「GLC F-CELL」が、いよいよ日本の道路を走り始めた。カタログに記された満タンからの航続可能距離は約377km。その実力を試すとともに、未来の生活では当たり前になるかもしれない(?)、水素補給も体感してみた。
  • 第185回:骨の髄までしゃぶり尽くせ 2020.7.21 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第185回は「骨の髄までしゃぶり尽くせ」。愛車の「BMW 320d」が故障し、次々と警告が発せられた! 手を尽くした先に判明した、意外な原因とは? オーナーを混乱させる結果となった、BMWの設計にモノ申す。
  • アウディA7スポーツバック40 TDIクワトロ(4WD/7AT)【試乗記】 2020.7.6 試乗記 「アウディA7スポーツバック」に新たなエントリーグレード「40 TDIクワトロ」が追加された。豊かなトルクを供出する2リッターディーゼルターボユニットとラグジュアリーな4ドアクーペの組み合わせは、ドライバーにどんな世界を見せてくれるのだろうか。
ホームへ戻る