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第288回:検証! ルノー入魂のスペシャルパーツ(メガーヌR.S.編)

2015.04.10 エディターから一言

ルノー・ジャポンが、日本のユーザーのために、高性能モデル「メガーヌ ルノースポール(R.S.)」のスペシャルパーツを開発。リリースと同時に、購入をサポートするキャンペーンもスタートさせた。
ルノーが自信を見せる“こだわりの逸品”とはどのようなものなのか? それで走りはどう変わるのか? 実際にチェックしてみた。

ルノーのハイパフォーマンスクーペ「メガーヌR.S.」。2014年6月にマイナーチェンジを受け、各部の意匠やブレーキの仕様などが変更されている。
ルノーのハイパフォーマンスクーペ「メガーヌR.S.」。2014年6月にマイナーチェンジを受け、各部の意匠やブレーキの仕様などが変更されている。 拡大
今回ルノー・ジャポンが発売した、マルケジーニの軽量アロイホイール。カラーは写真のガンメタのほか、ホワイトも用意される。
今回ルノー・ジャポンが発売した、マルケジーニの軽量アロイホイール。カラーは写真のガンメタのほか、ホワイトも用意される。 拡大
こちらはもう一つのスペシャルパーツである、フジツボ製の専用チタンマフラー。単体重量は、ノーマルマフラーに比べて5.3kg軽い6.12kg。虹色の焼け色が、特別な素材であることを物語る。
こちらはもう一つのスペシャルパーツである、フジツボ製の専用チタンマフラー。単体重量は、ノーマルマフラーに比べて5.3kg軽い6.12kg。虹色の焼け色が、特別な素材であることを物語る。 拡大

さらなる高性能を目指して

ルノー直属のモータースポーツ部門であり、フォーミュラやラリーカーの開発、ワンメイクレースの運営などを手がけるルノースポールが生み出したメガーヌR.S.は、数ある前輪駆動スポーツモデルの中でも別格に位置づけられるだろう。
265psと36.7kgmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジン、機械式LSD、フロントにダブルアクスルストラットを採用したサスペンション、ブレンボ製ブレーキなど、モータースポーツ譲りのテクノロジーを5人乗りの3ドアボディーに注ぎ込んだ、リアルスポーツクーペだからだ。

その高性能ぶりは日本のユーザーにも浸透しており、最近は同じ2リッターターボエンジンを搭載した国産スポーツセダンと比較する人も多いという。ゆえにさらなるパフォーマンスを求めるユーザーも少なくない。

インポーターのルノー・ジャポンはその状況をにらみ、軽量鍛造アロイホイールとスペシャルパーツを専用開発。しかも多くのユーザーにその効果を体感してほしいという気持ちから、新車購入者に対して購入サポートも用意している。

マフラーは日本を代表するメーカー、フジツボとの共同開発。意外なことにフランス製ではない。製品の企画を担当した、ルノー・ジャポンマーケティング部のフレデリック・ブレン氏に、その点を聞いた。

テストドライバーも驚いた

「フジツボの最大の魅力は、日本製ならではの信頼性の高さです。チタン製としたことで、ノーマル比5.3kgもの軽量化を実現したこともポイントです。しかも納得できる価格で提供してくれます。外国のメーカーがこの価格、この品質で提供するのは難しいでしょう。ルノー・ジャポンでは10年以上前からフジツボさんにマフラーを作ってもらっています」

一方、ガンメタとホワイトが選べるアロイホイールは、世界的に有名なホイール設計者のひとりであるロベルト・マルケジーニ氏が開発した。現在はMotoGPなど二輪業界での活動が目立つマルケジーニ氏だが、昔はイタリアのカンパニョーロで四輪用ホイールを手がけていたことをご存じの方もいるだろう。

「ルノースポールのテストドライバー、ロラン・ウルゴンにも鈴鹿サーキットで試してもらいました。走りだす前は『スポークが細すぎないか?』と言われましたが、結果はタイム短縮につながり、お墨付きをもらえました。1本あたり約3kgもの軽量化が効果を発揮したようです。イタリアンデザインならではの美しさにも注目してください」

試乗車は、ジョンシリウスメタリックのボディーにガンメタのホイールといういでたち。足元に目をやると、ホイールのスポークの細さと有機的なカーブに目が行く。芸術的という言葉が浮かぶほど繊細な造形。剛性に不安を抱いたテストドライバーの気持ちが分かる。それほどまでに研ぎ澄まされた形だ。

「メガーヌR.S.」用パーツへのこだわりを熱く語る、ルノー・ジャポンのフレデリック・ブレン氏。「これほど高品質でリーズナブルなチタンマフラーは、そうそうあるものではありません。海外のファンもうらやむアイテムだと思います」。
「メガーヌR.S.」用パーツへのこだわりを熱く語る、ルノー・ジャポンのフレデリック・ブレン氏。「これほど高品質でリーズナブルなチタンマフラーは、そうそうあるものではありません。海外のファンもうらやむアイテムだと思います」。 拡大
 
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「メガーヌR.S.」用の軽量18インチアロイホイールは、1本あたりノーマル比-3kgの8.4kg。バネ下重量の軽減により、さらに高次元の走りを実現するという。剛性はノーマルと同等で、ルノースポールのテストドライバー、ロラン・ウルゴン氏のお墨付き。
「メガーヌR.S.」用の軽量18インチアロイホイールは、1本あたりノーマル比-3kgの8.4kg。バネ下重量の軽減により、さらに高次元の走りを実現するという。剛性はノーマルと同等で、ルノースポールのテストドライバー、ロラン・ウルゴン氏のお墨付き。 拡大

一段と楽しく乗れるパーツ

カードキーをスロットに入れ、隣のスターターボタンを押すと、ノーマルとは明確に違うサウンドとともにエンジンが目覚める。騒々しくはなく、でもしっかり存在を主張してくる、絶妙なボリュームだ。

加速に合わせて、フォーンという心地よいサウンドもいっしょに盛り上がる。気持ちまで高まっていく。圧巻は4000rpm。ここを境にエンジンの力強いうなりが加わって、クライマックスが訪れたことを伝えてくる。一度でもこの感触を味わったら、元へ戻れなくなってしまう。もともと持っていたレーシーな性格が、音によってさらに強調されているのだ。

それとともに感じたのはホイールの軽さ。サスペンションはハードなのに、それが滑らかに動くので、はるかに大きく重いスーパーカーを思わせる乗り味になっている。重厚という言葉が思い浮かぶほどだ。コーナーに入るときの身のこなしもスムーズさが増した印象で、よりリラックスしてハイパフォーマンスを楽しめるようになった。

もともと持っていた高度なスポーツ性が、専用開発のアロイホイールとチタンマフラーによって、さらに味わいを増し、深みを増していた。トータルバランスに優れた高性能車を生み出したルノースポールだけでなく、そのバランスを崩さずに楽しさを高めることに成功したルノー・ジャポンの技にも感心した。

(文=森口将之/写真=田村 弥)

■ルノー・メガーヌR.S.「キット スポール キャンペーン」

◇キャンペーン概要
2015年7月31日までにメガーヌR.S.の新車(限定車、特別仕様車を除く)を購入した場合、下記スペシャルパーツの購入費合計額のうち、15万円をルノー・ジャポンがサポートする。

◇パーツ価格(いずれも1台分。取り付け費用含まず)
・軽量鍛造アロイホイール(ガンメタ):30万2400円
・軽量鍛造アロイホイール(ホワイト):32万4000円
※ホイールは専用エアバルブ付き。ガンメタのものには、専用ホイールボルトカバーも付属。
・専用チタンマフラー:24万1920円

 
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フジツボ製専用チタンマフラーのマフラーエンドは、ノーマルと同様、センターの1本出し。ただし、そのサウンドはアイドリングから別物になっている。
フジツボ製専用チタンマフラーのマフラーエンドは、ノーマルと同様、センターの1本出し。ただし、そのサウンドはアイドリングから別物になっている。 拡大
マルケジーニのホイールは、10本のスポークからなる有機的なデザインが特徴。専用のエアバルブも付属する。
マルケジーニのホイールは、10本のスポークからなる有機的なデザインが特徴。専用のエアバルブも付属する。 拡大
(※写真をクリックすると「メガーヌR.S.」とスペシャルパーツのフォトギャラリーが見られます)
(※写真をクリックすると「メガーヌR.S.」とスペシャルパーツのフォトギャラリーが見られます) 拡大
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