SUVタイプのPHEV、BMW X5 xDrive40e日本上陸
2015.09.08 自動車ニュース ![]() |
SUVタイプのPHEV、「BMW X5 xDrive40e」日本上陸
BMWジャパンは2015年9月8日、SUVタイプのプラグインハイブリッド車「BMW X5 xDrive40e」の日本導入を発表。同日、注文の受け付けを開始した。デリバリーのスタートは、同年12月になる見込み。
■電気で走れる高級SUV
X5 xDrive40eは、SUVの「X5」に、スポーツカー「i8」で培ったプラグインハイブリッド技術を組み合わせたニューモデル。「卓越した運動性能と高い環境性能を両立させた」とうたわれる。
キモとなるプラグインハイブリッドシステムは、2リッター直4直噴ターボエンジン(最高出力:245ps/5000-6500rpm、最大トルク:35.7kgm/1250-4800rpm)に、8段ATと一体化されたモーター(113ps、25.5kgm)を組み合わせたもので、システム全体では、313psと45.9kgmを発生する。
これにより、0-100km/h加速=6.8秒(欧州仕様車)のハイパフォーマンスを実現。一方、動力源をモーターのみとするEV走行は、最高120km/hまでの速度域と、最長約31kmまでの距離で可能となっている。EUテストサイクルにおける燃費値は、3.3リッター/100km(約30.3km/リッター)と伝えられる。
電気モーターとガソリンエンジンの制御に関連して、約70km/hまでEV走行できる標準モード「AUTO eDrive」のほか、EV走行が約120km/hまで可能な「MAX eDrive」、逆にエンジンのみ稼働させてバッテリーの充電量を最大50%にまで増やせる「SAVE Battery」からなる、3種類の走行モードが用意される。
さらに「ドライビングパフォーマンスコントロールボタン」を使うことで、エンジンレスポンス、ダイナミックダンピングコントロール、ステアリングやトランスミッションの特性を、ドライバー好み(COMFORT/SPORT/ECO PRO)に変えることもできる。
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■運転支援システムも満載
ユーティリティー性の高さも、X5 xDrive40eのセリングポイントの一つだ。リチウムイオンバッテリーを荷室の床下に格納したことで、フル乗車の状態でも500リッターのラゲッジスペースを確保。40:20:40分割可倒式の後席を倒せば、最大1720リッターにまで拡大できる。
乗員にトラブルが発生した際、迅速に救急機関と連絡が取れる「BMW SOSコール」や、車両情報を自動的にサービスセンターへと送り整備性を向上させる「BMWテレサービス」は、全車標準装備。
さらに、スマートフォンを活用することで、充電ステーションへのアクセスを容易にし、エアコンのリモート操作などができるようになるプラグインハイブリッド専用の「BMWリモートApp」も備わる。
安全装備も充実しており、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ、アクティブクルーズコントロール、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告)の4機能を含む「ドライビング・アシスト・プラス」や、夜間や悪天候における視認性を高める「アダプティブLEDヘッドライト」、 車両周辺の状況をさまざまな映像でドライバーに伝える「サイドビューカメラ」「トップビュー」も、全車に与えられる。
ラインナップと価格は、以下の通り。
・X5 xDrive40e:927万円
・X5 xDrive40e xLine:993万円
・X5 xDrive40e Mスポーツ:993万円
いずれも「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象となっており、X5 xDrive40eは最大30万円、X5 xDrive40e xLineおよびMスポーツは最大34万円の補助金が受けられる。
(webCG)