レクサスIS350“Fスポーツ”(FR/8AT)/GS200t“Fスポーツ”(FR/8AT)/GS F(FR/8AT)/RC F(FR/8AT)/IS300h“Fスポーツ”(FR/CVT)/RX200t“Fスポーツ”(4WD/6AT)
足場を固めた一年 2017.01.19 試乗記 新型ラグジュアリークーペ「LC」の投入や、旗艦セダン「LS」のフルモデルチェンジなど、ビッグイベントを控えるレクサスがオールラインナップ試乗会を開催。サーキットと公道で、レクサスの現時点での立ち位置を確かめた。次の大統領に御用心!?
2016年も残すところあと10日というころ、袖ヶ浦フォレストレースウェイでレクサスのオールラインナップ試乗会が開かれた。
2016年はフルチェンジも新機種投入もなかったレクサスだが、日本でも海外でも販売を伸ばした。アメリカであんまり急伸してしまうと、じゃあ、全部アメリカでつくれと次の大統領に言われてしまいそうだが、レクサスにとって2016年は悪い年ではなかったようだ。
さらに今年は高級スポーツクーペLCの投入、フラッグシップLSのフルチェンジが控えている。オールラインナップ総勢32台が用意された試乗会には、福市得雄プレジデントをはじめ、レクサスインターナショナルのエグゼクティブも顔を見せた。
試乗会で最も鮮度が高かったのは、2カ月前にマイナーチェンジを受けた「IS」である。車高の低い系レクサスとしては日本で一番売れているISが現行型になったのは、2013年5月。今回は、改良型ショックアブソーバーの採用、フロントサスのロワアームのアルミ化など、足まわりを中心に最適化が施され、外観もスピンドルグリルの手直しや、ヘッドライトのデザイン変更による「目ぢからアップ」などで、見る人が見ればひと目でわかるバージョンアップが施されている。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
“F”の目指すところはポルシェ
まず新型ISの「350“Fスポーツ”」に乗った。ハイブリッドじゃないISの最上級モデルである。ただ、乗ったといっても、1周2.4kmのフォレストレースウェイを数周しただけなので、新旧の違いなど、細かいことはわからなかった。相変わらず3.5リッターV6が滑らかなこと、“Fスポーツ”でも、意外や身のこなしが柔らかいことなどが印象的だった。
前半はサーキット試乗というのがこの日のメニューだったので、その後、ひと枠5~15分で「GS200t“Fスポーツ”」、2台の「GS F」、2台の「RC F」を立て続けに試した。あとで考えたら、GS→GS F→RC Fと、だんだんすごくなる順に乗ることができた。
そのせいか、サーキットランで一番心に残ったのは、やはりRC Fだった。GS派生のスポーツクーペボディーに477psの5リッターV8を詰め込んだ「RC」のトップガン。圧倒的に速く、最も自在感が高くて、楽しい。サーキットで遊びをせんとや生まれけむ、なレクサスである。
昼食時にRC Fの開発スタッフに話を聞いた。レクサスのRC FとGS Fにある“F”は、BMWで言えば、“M”に当たる。LSやSUV系にも広く使われている“Fスポーツ”は、BMWのMスポーツに相当する、と考えるとわかりやすい。ただのFは、別格である。
F開発チームのキーパーソンは十数人。その多くが「LFA」の開発経験者だという。Fの名を与えるクルマは、ニュルブルクリンクでの評価を重視している。メイド・イン・ニュルと言ってもいいほどらしい。じゃあ、本当はF(富士スピードウェイ)じゃなくて、Nですね、と言ったら、笑って否定はしなかった。
BMWのMを意識しているのかと聞くと、Fが目指しているのはポルシェだと答えた。特に操縦性と乗り心地の両立という意味では、Mをはるかに超えて、ポルシェには学ぶべき点が多いという。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
乗っていて癒やされるSUV
午後は公道試乗で新型ISの「300h“Fスポーツ”」を試す。“Fスポーツ”はどのレクサスでも人気グレードだが、パワートレインの主流はハイブリッドで、ISでも2.5リッター直4ハイブリッドのこれが一番人気だという。
袖ヶ浦フォレストレースウェイ周辺の道路は、のどかなカントリーロードだが、狭くて、ダンプも多い。そこを30分ほど走っただけだが、全長4.7m以内に収めた4ドアセダンで、ここまでの“おもてなし”を感じさせてくれる国産車はほかにないだろうな、というISのキャラクターをあらためて確認した。
ただひとつ気づいたのは、電動シートのモーター音と振動。もうちょっと抑えたほうがいいと思う。全体が醸す高級感のなかで、それだけが浮いている。
最後にSUVの「RX200t “Fスポーツ”」に乗った。残念ながらチョイ乗りでしかなかったのはほかと同じだが、個人的には「RX」が一番気に入った。さすが日本でもアメリカでも、ベストセリングレクサスだけのことはある(?)。
こんな滑らかなSUVがあるだろうか、と言いたくなるくらい、乗り心地が滑らか。以前乗った「RX450h“バージョンL”」のように、悪路でフロアがブルンと揺れるようなこともない。乗っていて癒やされるSUVである。
操作系のガジェットに凝るのもレクサスの特徴だが、磁石の吸着力をイメージさせる「リモートタッチ」の操作感も“プチ癒やし”だと思う。
デザインには賛否両論あっていい
このプレス向け試乗会では、サプライズがあった。新しいレクサスLSの1分の1モックアップが披露されたのだ。内装のできていないモックアップとはいえ、撮影はNG。デトロイトショーで世界初公開される20日前だったから、当然だろう。
LSのスピンドルグリルは、新型でさらに大胆になった。複雑な格子模様は、欄間の精緻な彫刻を思わせる。外観でこれほど“和”をアピールした日本車は、宮型霊柩車を除くと初めてではなかろうか。
レクサスのフラッグシップとして、それはチャレンジングでいいと思うが、基本テーマのスピンドルグリルはいかがなものだろうか。トヨタの前身、豊田織機の糸車から来たともいわれるこのデザイン、いまやすっかりレクサスの顔になったが、個人的にはカッコイイと思えない。美しいとも思わない。バッテンを図案化したように見えてしまう。
デザインは好きずきだ。個人の好みである。だからこそ、個人がもっと、感じていることを言ったほうがいいと思う。
(文=下野康史<かばたやすし>/写真=向後一宏/編集=藤沢 勝)
![]() |
テスト車のデータ
レクサスIS350“Fスポーツ”
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4680×1810×1430mm
ホイールベース:2800mm
車重:1650kg
駆動方式:FR
エンジン:3.5リッターV6 DOHC 24バルブ
トランスミッション:8段AT
最高出力:318ps(234kW)/6400rpm
最大トルク:38.7kgm(380Nm)/4800rpm
タイヤ:(前)225/40R18 88Y/(後)255/35R18 90Y(ブリヂストン・トランザ ER33)
燃費:10.0km/リッター(JC08モード)
価格:620万7000円/テスト車=654万9360円
オプション装備:ブラインドスポットモニター+リアクロストラックアラート(6万4800円)/ クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(23万4360円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスGS200t“Fスポーツ”
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4880×1840×1455mm
ホイールベース:2850mm
車重:1680kg
駆動方式:FR
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
トランスミッション:8段AT
最高出力:245ps(180kW)/5800rpm
最大トルク:35.7kgm(350Nm)/1650-4400rpm
タイヤ:(前)235/40R19 92Y/(後)265/35R19 94S(ブリヂストン・ポテンザRE050A)
燃費:13.0km/リッター(JC08モード)
価格:659万9000円/テスト車=721万8920円
オプション装備:三眼フルLEDヘッドランプ<ロー・ハイビーム>&LEDフロントターンシグナルランプ+アダプティブハイビームシステム<AHS>+ヘッドランプクリーナー(8万8560円)/後席SRSサイドエアバッグ(2万1600円)/寒冷地仕様<LEDリアフォグランプ、ウインドシールドデアイサー等>(3万7800円)/カラーヘッドアップディスプレイ(8万6400円)/トルセンLSD(4万3200円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(28万8360円)/ブラインドスポットモニター(5万4000円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスGS F
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4915×1855×1440mm
ホイールベース:2850mm
車重:1830kg
駆動方式:FR
エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ
トランスミッション:8段AT
最高出力:477ps(351kW)/7100rpm
最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm
タイヤ:(前)255/35ZR19 92Y/(後)275/35ZR19 96Y(ミシュラン・パイロットスーパースポーツ)
燃費:8.2km/リッター(JC08モード)
価格:1100万円/テスト車=1161万7760円
オプション装備: F専用オレンジブレーキキャリパー<フロント・リア>(4万3200円)/クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/カラーヘッドアップディスプレイ(8万6400円)/運転席・助手席セミアニリン本革ハイバックスポーツシート<ポジションメモリー/ヒーター付き>+ベンチレーション機能&後席セミアニリン本革シート<シートヒーター付き>(15万6600円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム<GS F専用チューニング>(28万8360円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスGS F
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4915×1855×1440mm
ホイールベース:2850mm
車重:1830kg
駆動方式:FR
エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ
トランスミッション:8段AT
最高出力:477ps(351kW)/7100rpm
最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm
タイヤ:(前)255/35ZR19 92Y/(後)275/35ZR19 96Y(ミシュラン・パイロットスーパースポーツ)
燃費:8.2km/リッター(JC08モード)
価格:1100万円/テスト車=1186万4000円
オプション装備: F専用オレンジブレーキキャリパー<フロント・リア>(4万3200円)/クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/ブラインドスポットモニター(5万4000円)/カラーヘッドアップディスプレイ(8万6400円)/オーナメントパネル<カーボン>(10万8000円)/運転席・助手席セミアニリン本革ハイバックスポーツシート<ポジションメモリー/ヒーター付き>+ベンチレーション機能&後席セミアニリン本革シート<シートヒーター付き>(15万6600円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム<GS F専用チューニング>(28万8360円)/パワートランクリッド(5万4000円)/セルフパワーサイレン(1万0800円)/寒冷地仕様<LEDリアフォグランプ、ウインドシールドデアイサー>(1万9440円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
テスト車のデータ
レクサスRC F
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4705×1850×1390mm
ホイールベース:2730mm
車重:1790kg
駆動方式:FR
エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ
トランスミッション:8段AT
最高出力:477ps(351kW)/7100rpm
最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm
タイヤ:(前)255/35ZR19 92Y/(後)275/35ZR19 96Y(ミシュラン・パイロットスーパースポーツ)
燃費:8.2km/リッター(JC08モード)
価格:967万円/テスト車=1029万8560円
オプション装備: F専用オレンジブレーキキャリパー<フロント・リア>(4万3200円)/クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/プリクラッシュセーフティーシステム<ミリ波レーダー方式>+レーダークルーズコントロール<ブレーキ制御付き>(6万4800円)/ブラインドスポットモニター+リアクロストラックアラート(6万4800円)/レーンディパーチャーアラート+オートマチックハイビーム(3万7800円)/オーナメントパネル<フォージドコンポジットカーボン>(10万8000円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(23万8680円)/寒冷地仕様<ヘッドランプクリーナー、LEDリアフォグランプ、ウインドシールドデアイサー>(2万8080円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスRC F
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4705×1850×1390mm
ホイールベース:2730mm
車重:1790kg
駆動方式:FR
エンジン:5リッターV8 DOHC 32バルブ
トランスミッション:8段AT
最高出力:477ps(351kW)/7100rpm
最大トルク:54.0kgm(530Nm)/4800-5600rpm
タイヤ:(前)255/35ZR19 92Y/(後)275/35ZR19 96Y(ミシュラン・パイロットスーパースポーツ)
燃費:8.2km/リッター(JC08モード)
価格:967万円/テスト車=1055万1280円
オプション装備:TVD(43万2000円)/クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/プリクラッシュセーフティーシステム<ミリ波レーダー方式>+レーダークルーズコントロール<ブレーキ制御付き>(6万4800円)/ブラインドスポットモニター+リアクロストラックアラート(6万4800円)/レーンディパーチャーアラート+オートマチックハイビーム(3万7800円)/ “マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(23万8680円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスIS300h“Fスポーツ”
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4680×1810×1430mm
ホイールベース:2800mm
車重:1680kg
駆動方式:FR
エンジン:2.5リッター直4 DOHC 16バルブ
トランスミッション:CVT
エンジン最高出力:178ps(131kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:22.5kgm(221Nm)/4200-4800rpm
モーター最高出力:143ps(105kW)
モーター最大トルク:30.6kgm(300Nm)
タイヤ:(前)225/40R18 88Y/(後)255/35R18 90Y(ブリヂストン・トランザ ER33)
燃費:23.2km/リッター(JC08モード)
価格:568万円/テスト車=654万9360円
オプション装備:ボディーカラー<ヒートブルーコントラストレイヤリング>(16万2000円)/フルLEDヘッドランプ<ハイビーム・三眼ロービーム>&LEDフロントターンシグナルランプ(7万5600円)/ブラインドスポットモニター+リアクロストラックアラート(6万4800円)/ クリアランスソナー&バックソナー(4万3200円)/“Fスポーツ“専用本革スポーツシート+電動チルト&テレスコピックステアリングコラム+オート電動格納式ドアミラー+後席SRSサイドエアバッグ+パワーイージーアクセスシステム(46万6560円)/ステアリングヒーター(1万0800円)/“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム(23万4360円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター
![]() |
レクサスRX200t“Fスポーツ”
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4890×1895×1710mm
ホイールベース:2790mm
車重:1990kg
駆動方式:4WD
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ
トランスミッション:6段AT
最高出力:238ps(175kW)/4800-5600rpm
最大トルク:35.7kgm(350Nm)/1650-4000rpm
タイヤ:(前)235/55R20 102V/(後)235/55R20 102V(ダンロップ SPORT MAXX 050)
燃費:11.4km/リッター(JC08モード)
価格:605万円/テスト車=662万3480円
オプション装備:ITS Connect(2万7000円)/アダプティブハイビームシステム(4万8600円)/おくだけ充電(2万3760円)/インテリジェントクリアランスソナー+リアクロストラフィックアラート+リアクロストラフィックオートブレーキ+ブラインドスポットモニター+パノラミックビューモニター(17万2800円)/後席シートヒーター+後席パワーシート<電動リクライニング&電動格納機能付き>(7万5600円)/“マークレビンソン”プレミアムサウンドサラウンドシステム(22万5720円)
テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:--km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター

下野 康史
自動車ライター。「クルマが自動運転になったらいいなあ」なんて思ったことは一度もないのに、なんでこうなるの!? と思っている自動車ライター。近著に『峠狩り』(八重洲出版)、『ポルシェよりフェラーリよりロードバイクが好き』(講談社文庫)。
-
スズキ・エブリイJリミテッド(MR/CVT)【試乗記】 2025.10.18 「スズキ・エブリイ」にアウトドアテイストをグッと高めた特別仕様車「Jリミテッド」が登場。ボディーカラーとデカールで“フツーの軽バン”ではないことは伝わると思うが、果たしてその内部はどうなっているのだろうか。400km余りをドライブした印象をお届けする。
-
ホンダN-ONE e:L(FWD)【試乗記】 2025.10.17 「N-VAN e:」に続き登場したホンダのフル電動軽自動車「N-ONE e:」。ガソリン車の「N-ONE」をベースにしつつも電気自動車ならではのクリーンなイメージを強調した内外装や、ライバルをしのぐ295kmの一充電走行距離が特徴だ。その走りやいかに。
-
スバル・ソルテラET-HS プロトタイプ(4WD)/ソルテラET-SS プロトタイプ(FWD)【試乗記】 2025.10.15 スバルとトヨタの協業によって生まれた電気自動車「ソルテラ」と「bZ4X」が、デビューから3年を機に大幅改良。スバル版であるソルテラに試乗し、パワーにドライバビリティー、快適性……と、全方位的に進化したという走りを確かめた。
-
トヨタ・スープラRZ(FR/6MT)【試乗記】 2025.10.14 2019年の熱狂がつい先日のことのようだが、5代目「トヨタ・スープラ」が間もなく生産終了を迎える。寂しさはあるものの、最後の最後まできっちり改良の手を入れ、“完成形”に仕上げて送り出すのが今のトヨタらしいところだ。「RZ」の6段MTモデルを試す。
-
BMW R1300GS(6MT)/F900GS(6MT)【試乗記】 2025.10.13 BMWが擁するビッグオフローダー「R1300GS」と「F900GS」に、本領であるオフロードコースで試乗。豪快なジャンプを繰り返し、テールスライドで土ぼこりを巻き上げ、大型アドベンチャーバイクのパイオニアである、BMWの本気に感じ入った。
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
NEW
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
NEW
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
NEW
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。