メルセデス・ベンツE400 4MATICクーペ スポーツ(後編)
2017.08.03 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回も引き続き「メルセデス・ベンツEクラス クーペ」に試乗する。その優雅でラグジュアリーな世界にすっかり夢中になってしまった谷口。100点満点で採点するとすれば、ズバリ何点?これぞ“楽ジュアリー”である!
メルセデス・ベンツE400 4MATICクーペ スポーツの試乗を終えた谷口信輝の瞳はキラキラと輝いていた。
「いやー、いいですねえ。走りはとても優雅なんですが、でも全然鈍くさくなくて、よく曲がります。それに、ドライビングモード切り替えのダイナミックセレクトは、コンフォート、スポーツ、スポーツ+でそれぞれの役割がはっきり感じられるほど差がつけられている。正直、コンフォートだとフワンフワンしているんですが、コーナリングは全然問題なくてすーっと曲がっていく感じです」
コーナリングの様子を外から見ていると、ボディーが大きく上下動していて乗っていて不安を覚えるのではないかと思えたのだが、その点を尋ねると、谷口からは明快に否定する言葉が返ってきた。
「この道はアンジュレーション(うねり)があるから、クルマの荷重変動が起きて結構ボディーが動いているように見えるのかもしれないけれど、運転している人にはまるで感じられませんよ。ビシッとしていて、とても安定しています。だからラクチンで、ラグジュアリーだし“楽ジュアリー”ともいえますね(笑)」
AMGを除く「Eクラス セダン」同様、このEクラス クーペにもランフラットタイヤが装着されているが、乗り心地への影響はなかったのだろうか?
「全然、ランフラットだなんて感じませんでした。このクルマで乗り心地が悪いなんてところはどこにもない。ただね、ちょっとフワーン、フワーンしたところがあるから、そういうところが好みじゃないという人も世の中にはいるかもしれません。船みたいで酔っちゃうっていう人がね。でも、僕はそうは感じない。サスペンションが一生懸命上下して、なるべくボディーを揺らさないようにしようとしている印象がすごくあって、僕にはやっぱり“楽ジュアリー”に思えますね」
「細かいことをいえば、Uターンするときの小回り性はまあまあってところですね。ハンドルは“1時間10分”くらいしか切れないけれど、意外とくるっと回れて、この間、試乗した『ゴルフGTI』よりも楽にUターンできるくらい。FRのメルセデスだったらこれよりもっと小回りが利くでしょうが、フロントにも駆動力を伝える4WDでこれだけ切れれば上々だと思いますよ」
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