「ホンダ・スーパーカブ」生産1億台を突破し、記念式典開催

2017.10.20 自動車ニュース
新型「スーパーカブ」(写真奥)と初代モデル「スーパーカブC100」(同手前)。
新型「スーパーカブ」(写真奥)と初代モデル「スーパーカブC100」(同手前)。拡大

本田技研工業は2017年10月19日、二輪車「スーパーカブ」のシリーズ世界生産累計が1億台を突破したことを記念し、日本における熊本製作所で式典を行った。

先代の「スーパーカブ」は中国で生産されていたが、50ccのモデルなど「日本で売るものは日本で作ろう」との考えのもと、国内向けの新型の生産は熊本製作所に移管されることになった。
先代の「スーパーカブ」は中国で生産されていたが、50ccのモデルなど「日本で売るものは日本で作ろう」との考えのもと、国内向けの新型の生産は熊本製作所に移管されることになった。拡大
会の冒頭ではホンダ原付二輪のイメージキャラクターを務める「ゴールデンボンバー」が登場。祝典に華を添えた。
会の冒頭ではホンダ原付二輪のイメージキャラクターを務める「ゴールデンボンバー」が登場。祝典に華を添えた。拡大
世界各国で活躍する「スーパーカブ」の派生モデルも登場した。写真はベトナムやミャンマーで販売される「wave RSX」。
世界各国で活躍する「スーパーカブ」の派生モデルも登場した。写真はベトナムやミャンマーで販売される「wave RSX」。拡大
1億台目の「スーパーカブ」に乗って登場した八郷社長は「スーパーカブが世界中で愛されたのは、時代の変化に対応し、成長してきたから」と語った。
1億台目の「スーパーカブ」に乗って登場した八郷社長は「スーパーカブが世界中で愛されたのは、時代の変化に対応し、成長してきたから」と語った。拡大

世界中で愛されてきた「カブ」

同社は、1958年8月に初代モデル「スーパーカブC100」の量産を大和工場(旧埼玉製作所 和光工場)でスタート。1959年には米国への輸出も始めた。その後は、「需要のあるところで生産する」という考えのもと、1961年に台湾でノックダウン生産を開始(初の海外生産)し、現在は世界15カ国16拠点で生産している。

創業者・本田宗一郎氏の指揮の下に開発された初代のスーパーカブC100は、当時2ストロークエンジン搭載車が主流の中、経済性、耐久性に優れた高性能49cc 4ストローク単気筒OHVエンジンを搭載。乗り降りが容易にできる低床バックボーンフレームや、クラッチ操作がいらない自動遠心クラッチシステムを採用し、足元への泥はねや走行風を軽減させる大型の樹脂製レッグシールドを装備するなど、独創的で斬新なデザインを実現した。最新モデルにおいてもその基本コンセプトは変わらず、独自のスタイルは連綿と受け継がれている。

今回の「スーパーカブ シリーズ世界生産累計1億台達成記念式典」には、同社の八郷隆弘社長や蒲島郁夫 熊本県知事をはじめ、関係者およそ1000人が出席した。

会場では、国内外で活躍するスーパーカブの歴史が映像で紹介された後、八郷社長が1億台目の生産車である新型スーパーカブに乗って登場。
「スーパーカブが生産されたのは1958年。来年で60周年を迎える。私が生まれたのは1959年なので、同じ世代を歩んできた。スーパーカブはやっぱりすごいモデルだなぁと実感し、感激している。私が、このスーパーカブと初めて出会ったのは高校生のとき。赤い自転車で年賀状を配るアルバイトをしていて、郵便局員の皆さんが赤いスーパーカブですいすいとかっこよく配達するのを見て、かっこいいな、自分も乗りたいと思ってすぐに免許を取った」と、スーパーカブとの出会いを語り、「スーパーカブは、そんな想いを世界中の人に与えてきたのではないかと思う。これがスーパーカブのすごいところだ」と、その発展の歴史を評価した。

さらに、「人間で言うと還暦にあたるスーパーカブが常に若さを保っているのは、世界中のお客さまから愛され、そしてそのお客さまの要望をしっかり反映して時代の進化に対応し、成長してきたから。私が乗ってきた1億台目のカブは、新たなスタートを切るニューモデルのカブ。次の1億台に向けたスタートをここ熊本製作所でできたことを本当にうれしく思っている。熊本製作所の皆さんにはこれからもスーパーカブのように世界の多くの人に愛され、息の長い商品をつくってもらいたい。そして地元の皆さんに愛される製作所を目指し、全員が志をひとつにしてチャレンジしてほしい」と、想いを述べた。

(webCG)

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