マツダCX-8 25T Lパッケージ(4WD/6AT)
乗り心地にも哲学を 2019.01.25 試乗記 「マツダCX-8」に追加された、2.5リッターダウンサイジングターボエンジン搭載の新グレード「25T」。新エンジンの出来栄えを確かめるべく試乗に臨んだのだが、このクルマにはパワープラントとは別に気にかかる課題が潜んでいた。注目のダウンサイジングターボ
SKYACTIVがパブリックになったのがいつからだったか知りたくてマツダのサイトへいってみたところ、2010年10月20日付けのプレスリリースのタイトルにいわく「マツダ、次世代技術『SKYACTIV』を発表」。どうやらこれが最初だったようである。とすると、現時点で丸8年と数カ月。日本の自動車市場や同マスコミ界等におけるSKYACTIV効果はまだ持続していると私はみているので、その意味では「たいしたもんだ」。もっと最近のことだったと勝手に思い込んでいたので、そんなふうに。でもいわれてみれば、たしかにそんなもん。足掛けで8年チョイあれば、クルマは場合によっては3世代をカバーできる。
いまからほぼちょうど1年前(2018年1月19日付け)のプレスリリースにおいては、CX-8の受注の好調ぶりが報告されている。いわく、「昨年の12月14日に発売した3列シートクロスオーバーSUV『マツダCX-8』の発表・予約受付開始後の累計受注台数が1月15日時点で12,042台」で「月間販売計画1,200台に対し10倍を超える受注実績」。つまりというかなんというかCX-8、発売されたのはハヤ一昨年のことなのだった(私は今回、2019年の1月7日から8日にかけて運転したのが初めてだった)。
この試乗記のために借りられた個体に関しては、目玉はエンジン(内燃機関)。排気量2.5リッターのガソリン4気筒+ターボ。「圧縮比が低くて高負荷域での燃費がよくないからダウンサイジングはやらない」と公言していたマツダが出したダウンサイジング系物件である。「これからも、もっともっと大排気量でいきますよ(笑)」と人見さん(マツダの人見光夫常務執行役員)がいっていたのは、あれは何年前の、どのマツダ車のプレス試乗会でのことだったか。イイなあ、人見さん。
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