第574回:軽自動車にもADASの波が到来!
新型「ダイハツ・タント」の運転支援システムを試す

2019.06.07 エディターから一言
新型「ダイハツ・タント」(右)と「タントカスタム」(左)。
新型「ダイハツ・タント」(右)と「タントカスタム」(左)。拡大

先進運転支援システム(ADAS)の採用が急速に進む軽自動車。ダイハツの基幹車種である新型「タント」も、その例外ではない。同車に搭載されるアクティブクルーズコントロール(ACC)と、パーキングアシストの出来栄えに、軽自動車用ADASの“今”を見た。

2019年5月22日~24日に行われた「人とクルマのテクノロジー展2019 横浜」にて、ダイハツのブースに展示された「P-5」。往年の日本グランプリに投入されたレーシングカーである。(写真=webCG)
2019年5月22日~24日に行われた「人とクルマのテクノロジー展2019 横浜」にて、ダイハツのブースに展示された「P-5」。往年の日本グランプリに投入されたレーシングカーである。(写真=webCG)拡大
千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイを走る新型「ダイハツ・タントカスタム」。新型「タント」は、クルマづくりに関するダイハツの次世代技術「DNGA」が投入された、最初のモデルとなる。
千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイを走る新型「ダイハツ・タントカスタム」。新型「タント」は、クルマづくりに関するダイハツの次世代技術「DNGA」が投入された、最初のモデルとなる。拡大

走りの進化も大事だけれど……

この5月にパシフィコ横浜で行われた「人とクルマのテクノロジー展2019」に行ったら、ダイハツのブースだけがほかとまったく違う展示をしていた。最先端の自動運転やコネクティッドサービスが紹介されている中で、ダイハツが展示していたのは1968年のレーシングカー「P-5」。レストアしてよみがえった勇姿に人気が集まっていたが、イベントの趣旨には合わない。

本当は、新型「タント」に搭載された一連の新技術、すなわち「DNGA」をお披露目したかったのだろう。発売前とあってそれがかなわず、代わりに51年前の最新技術を展示したのである。7月に名古屋で行われる際には、タントがブースに登場するらしい。

実は、一足先にサーキットで4代目のプロトタイプを試していた。タイトなコーナーが続くタフなコースだが、背の高いタントで不安を感じることなく周回できる。DNGAに基づいた新プラットフォームの恩恵だろう。今回は同時にエンジンも刷新されており、ダイハツが新型タントに懸ける意気込みが伝わってきた。

すべてを新しく作り直すことで、走りと燃費の両方を向上させることができたのだという。80kgの軽量化を果たし、装備増と相殺してもトータルで40kg軽くなった。エンジンとトランスミッションの進化で、40km/hから80km/hの加速時間は13%減少。約1秒だというから、キビキビ感が増したのは間違いない。内外装の質感も上がった。すべての面でブラッシュアップを図ったわけだが、分かりやすい商品力強化という意味では、もっと大切な機能がある。ACCと自動パーキングだ。

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