BEST BUY 2019 ドライブレコーダー
その他の人気ドライブレコーダー3モデルはコレ!
2019.07.01
Gear Up! 2019 Summer
カーメイト d'Action(ダクション)「360S」
オープン価格(実勢価格:6万5000円前後)
全方向から愛車を見守る
カーメイトの2019年製品、d'Action(ダクション)360Sは本体をフロントガラスに取り付けるだけで、なんと360度ならぬ720度の全天球録画可能なドライブレコーダー。そんな離れ業を可能にしたのは、360度の全天周レンズを前方と後方用に1個ずつ計2個を装備するというカーメイト独自のアイデアと技術力。さらに専用に開発した画像解析ソフトの投入で可能となった。全天球録画のメリットとは、今日社会的問題にもなっているあおり運転で多大な効果を期待できる点にまずある。あおってきた後方の車が追い越しをかけ、前方にまで回り込むという、極めて悪質な運転をしたとしても、ダクション360Sの全天球カメラならその一部始終を一連の動きとして記録することができるのだ。前と後ろに1個ずつという一般的な2カメラでは中間が記録されないので、こうした危険運転の全容を記録することはできない。また、側面からの衝突が記録できるのも全天球録画ならではだ。
こうした高度な記録性能にもかかわらず、ダクション360Sの筐体(きょうたい)はスマートだ。スリムな本体が1個だけ。これで前後同時録画ができるのだから配線の取り回しも簡単だし、何よりフロントガラスまわりが煩雑にならないので視界の妨げを最小限に抑えられるのがいい。全天周レンズと聞くと肝心の前方、後方の撮影性能が気になるが、最も性能のよいレンズ中央部で撮るのと、同時に前方は高解像度で別録画するため車両のナンバーの視認性が向上しており安心だ。駐車監視オプションも好評だ。
【スペック】
- 記録画素数:約410万画素+約200万画素(ドライブモード)/約410万画素または約730万画素(駐車監視/アクションモード時)
- 有効画素数:約2706万画素
- 撮影素子:ソニー製1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー×2個
- レンズ画角:水平360°/垂直360°
- フレームレート:27.5fps(ドライブモード)/13.75fpsまたは5.2fps(駐車監視時)
- 後方録画:○
- 駐車監視:○(オプション)
- 記録媒体:専用microSDカード(別売)
パナソニック「CA-DR02SD」
オープン価格(実勢価格:2万4000円前後)
ストラーダをお持ちならこれで決まり
同社のカーナビ、ストラーダとだけ連携する専用のドライブレコーダー。2018年以降のストラーダに接続できる。ナビと連携するメリットは、記録した映像をストラーダの画面で確認できること。7V型あるいはそれ以上の大画面で映像が見られるだけでなく、録画した映像を地図と2画面表示することで撮影した場所がどこなのか、しっかりと確認することもできる。ナビ画面から各種設定できる使いやすさもある。レコーダーにはモニターがないから実にコンパクト。フロントガラスに取り付けても視界の邪魔になりにくい。約200万画素の1/2.7型CMOSセンサー、フルHD録画、白とび/黒つぶれを抑えるHDR、さらには駐車監視機能まで搭載するなど、性能も最先端を行く。
【スペック】
- 録画解像度:1920×1080(高画質時)
- 撮影素子:1/2.7型CMOS
- レンズ画角:水平約115°/垂直約65°
- 有効画素数:約200万画素
- フレームレート:28fps(高画質時・駐車録画時は14fps)
- 駐車監視:○(電源ケーブル同梱)
- HDR:○
- 記録媒体:microSDHCカード(8GB)同梱
- 対応する記憶媒体:microSDHCカード(Class6以上の8GB~32GB)/microSDXCカード(Class6以上の64GB~128GB)
パナソニック「CA-XDR72GD」
オープン価格(実勢価格:2万7000円前後)
ブランドの信頼と簡便性の両立
スチールカメラのような親しみやすいスタイルが人気の汎用(はんよう)ドライブレコーダー。CADR02SDと異なり、こちらは12V/24V車であればどんなクルマにも装着できる。本機の特徴は、パナソニックのブランドならではの信頼性。例えば地デジやETCなどに起因する電波のノイズ対策や全国のLED信号の点滅特性に対する備えも万全である。性能も約408万画素の1/3CMOSイメージセンサーを搭載しフルHD録画を実現するなど一線級。対角155度の広角レンズ搭載で撮影範囲の幅広い、かつひずみの少ない映像を記録することができる。電源をシガーライターから取れる簡便さもうれしいところ。買ってすぐに使いたい人、あるいは複数のクルマで使いたい人に歓迎されるだろう。
【スペック】
- 録画解像度:1920×1080(フルHD)
- 撮影素子:1/3型CMOS
- レンズ画角:水平約122°/垂直62°/対角155°
- 有効画素数:約408万画素
- フレームレート:27.5/30/55/60fps
- 駐車監視:○(別売オプションケーブル必要)
- 記録媒体:microSDHCカード(16GB)同梱
- 対応する記憶媒体:microSDHCカード(Class10の8GB~32GB)
※安全運転サポート機能搭載(前方衝突警告、車線逸脱警告)

webCG 編集部
1962年創刊の自動車専門誌『CAR GRAPHIC』のインターネットサイトとして、1998年6月にオープンした『webCG』。ニューモデル情報はもちろん、プロフェッショナルによる試乗記やクルマにまつわる読み物など、クルマ好きに向けて日々情報を発信中です。
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