車内の雰囲気を決定づけるのは、デザインや内装のしつらえはもちろんながら、画竜点睛はフロアマット。どんなに上質な素材や色使い、美しいインテリアも、足元の素材感や色合いが他の部分と合っていなければ台無しとなる。それは視覚だけではない。ドライビング中にも足が常に触れ続けるフロアマットは、触覚にも作用するし、それはドライバー以外の乗員とて同様。であるにも関わらず、しばしばディーラーオプションのそれは、モノトーンに過ぎる貧相な雰囲気のものが少なくない。
そこで選ぶべきが、カロのフロアマット。シザル麻という控えめなつやと鮮やかな発色、優れた耐久性を持つ天然素材を筆頭に、防音や断熱、防振効果を備えつつ、ウール調やツイード調の特殊化学繊維を数種、そろえている。控えめなチェッカー柄や無地であっても、太番手の糸で織られた格調高い風合いは、新しいクルマの精緻なインテリアのみならず、古いクルマのシンプルな意匠にも合う。
麻やウールの素材感は、伝統的な服装コードで「スポーツ」に属する。それを取り入れることは、「スポーツギア」としてのクルマの本質を、より積極的に引き立てることでもある。
(文=南陽一浩)
1980年より、それまで普及していたゴムマットやココヤシに代わるフロアマットの製作に着手。「KARO(カロ)」のブランド名でオーダーメイドによる最高級のフロアマットを展開している。
KARO/ORDER SYSTEM CAR MAT
カロ/オーダー・システム・カー・マット
問い合わせ:KARO 03-3374-1955
https://www.karo1980.jp/
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南陽 一浩
1971年生まれ、静岡県出身、慶應義塾大学卒。出版社を経てフリーライターに。2001年に渡仏して現地で地理学関連の修士号を取得、パリを拠点に自動車や時計、男性ファッションや旅関連を取材する。日仏の男性誌や専門誌へ寄稿した後、2014年に帰国。東京を拠点とする今も、雑誌やウェブで試乗記やコラム、紀行文等を書いている。
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