Gear up! Selection | ePLAN/eWASH for CAR
洗車は水洗いだけでOK! 人間にも環境にもやさしい新しい時代の洗浄水 2019.07.01 Gear Up! 2019 Summer 「洗車グッズなんてどれも同じ」そんな風に思ったら大間違い。化学物質や有害な化合物を使わない、画期的な洗浄水を紹介したい。職業柄、これまでに多くの洗車用の洗剤やコーティング剤を試してきた。けれども、ここまで驚かされた商品は存在しなかった。洗車に対する常識が覆されたといっても決して大げさではない。
某日、筆者とカーグラフィックの営業担当スタッフは、Eプランという企業でとある実験を見せられた。実験といっても大げさなものではなく、「eWASH for CAR」という洗車用洗浄液をグラスに注ぎ、そこに営業担当スタッフが着けていた腕時計の金属ベルトを浸すというものだ。すると、複雑な形状のベルトの隙間から、ススのような黒い粒子が浮かび上がり、あっという間にグラスの水が黒くなったのだ。営業担当スタッフ(ちなみに女性です)は、「めっちゃ恥ずかしいです」と顔を赤らめたけれど、筆者は水洗いだけでこんなにきれいになるのかという驚きと興奮で顔が熱くなった。
まるで魔法の水じゃないかと思ったけれど、もちろん魔法ではなくきちんとした裏付けがある水で、Eプランではこの水をスーパーアルカリイオン水と呼ぶ。では、スーパーアルカリイオン水はほかのイオン水とは何が違い、どうして汚れを落とすのか?
アルカリイオン水とは、正確には水を電気分解して作られるアルカリ性電解水のことだ。アルカリイオン水は飲料水としても使われるけれど、近年注目を集めているのは洗浄水としての用途だ。なぜなら化学物質を含んだ洗剤を使わずに洗うことができるので、人にも環境にもやさしいからだ。
けれども、アルカリイオン水とひとことで言っても、実は製造方法や中身は、メーカーの技術力によって大きく異なる。Eプランのスーパーアルカリイオン水の特徴は、まず成分の99.83%が純水であることだ。そこに食品添加物グレードの炭酸カリウム(POCA)を電解補助剤として用いるだけなので、無色、無臭、無刺激で、化学合成物質や環境汚染物質がゼロ。したがって苛性ソーダなどのアルカリとは異なり、化学火傷や皮膚への刺激はあり得ない。また、生成の際にも有害な塩素や酸性水は一切出ないから、人体にも環境にもやさしい。
それでいながら、Eプラン独自の電解技術がアルカリ性を極限まで引き上げ、合成洗剤と同等かそれ以上の洗浄効果を発揮する。水素イオンの濃度はpH(ピーエッチ)という単位で示すが、普通の水道水はpH7前後、飲料用アルカリイオン水はpH8前後であるのに対してスーパーアルカリイオン水はpH12.5前後で、これは水道水の約10万倍もの強アルカリ性だ。
環境への負荷が低いことと、強力に油を分解する力、そして除菌力を備えたスーパーアルカリイオン水は、自動車メーカーの部品洗浄や、大手スーパーの野菜洗浄にも採用されているという。
読者の皆さんにスーパーアルカリイオン水を紹介するにあたって、編集部に商品を持ち帰り、今度はわれわれの手で実験をしてみた。「僕のオメガ、大事に手入れをしているから汚れは出ないと思いますよ」と自信満々だったオメガのベルトからどれだけの“スス”が出たかは、写真の通り。これはすごいということで、オフィスにいたスタッフたちの時計のベルト、ブレスレットやネックレスなどで試すと、どれもぴっかぴかに変身した。
皮膚や環境へのアタックがない「eWASH for CAR」で洗車した後は、同社の「eWASH f or CAR リアルシリカ グラスコーティング」でコーティングすることになる。スーパーアルカリイオン水を生成するEプランの高い技術力は、ここでもいかんなく発揮される。何が違うかというとグラスコーティングの分子構造のキメが細かいのだ。結果としてボディー表面は、見た目も手触りも、一般的なガラスコーティングよりも明らかに滑らかに感じられる。繊細な分子が隙間なく化学結合することで、手洗いだけで5年間は効果が持続するという。
「5年も?」と疑いたくなる気持ちはよくわかる。だからまずは、クリーナーでこのメーカーの技術力を試してほしい。インテリア、シート、ホイール、エンジンルーム、それにウオータースポット用など、各種クリーナーがそろっている。これらの能力を試していただけば、われわれが驚きを感じたことを、きっと理解していただけるはずだ。
(文=サトータケシ/写真=岡村昌宏 CROSSOVER)
●「eWASH for CAR」が汚れを落とすメカニズムは、以下の4つの効果による。
①細かな分子構造のスーパーアルカリイオン水が物体に素早く浸透し、汚れを浮かび上がらせる。
②プラス電子の汚れがマイナス電子に囲まれ、物体の表面もマイナスに。ここでマイナス同士が反発、汚れが物体の表面から剥離(はくり)される。
③マイナスイオンに囲まれた汚れは小さく分離され、同時に乳化される。
④汚れと油脂分が混じると水が汚れた状態になるが、水せっけん化しても洗浄力は持続。
※浸透力が非常に強いので、腕時計のケース部分は絶対に浸さないでください。
問い合わせ:株式会社Eプラン 047-404-9240
https://www.e-wash.jp/ewash-for-car

サトータケシ
ライター/エディター。2022年12月時点での愛車は2010年型の「シトロエンC6」。最近、ちょいちょいお金がかかるようになったのが悩みのタネ。いまほしいクルマは「スズキ・ジムニー」と「ルノー・トゥインゴS」。でも2台持ちする甲斐性はなし。残念……。
-
最新のギア&ファッション | ドライブクッション「HUG DRIVE」 2019.7.1 純正シートが体に合わない。長時間運転すると疲れてしまう。そんな悩みを持つドライバーは少なくないはず。この問題を解決する、新素材を使った自動車用の補完クッションをご存じだろうか? 「EXGEL SEATING LAB」がそれだ。
-
最新のギア&ファッション | キャンピングトレーラー「エメロード406 Vエディション プレミアム」 2019.7.1 好きな時に好きな場所をクルマで訪ね、アウトドアライフを満喫し、心を癒やす。クルマ好きなら誰もが一度は見る夢である。そんなあなたの夢をかなえるプロダクト、バカンスの国・フランス製のキャンピングトレーラーを紹介する。
-
Car Security | 防犯アイテムカタログ 2019.7.1 あなたは「リレーアタック」という言葉をご存じだろうか? 人気の国産車を盗んで海外に転売するクルマ泥棒の新しい手口だ。そこでこのコーナーでは、最新の防犯対策アイテムをご紹介する。
-
No Garage, No Life! | オーナーの手づくりによるこだわりのガレージ 2019.7.1 多才なクルマ好きがつくった、マニアックなガレージを紹介。ぬくもりを感じるのは建物が木造だからではなく、オーナーのこだわりを随所に見いだせるからかもしれない。いつも爪の先がオイルで汚れているようなクルマ好きにふさわしい空間がそこにはあった。
-
ここはクルマ好きのテーマパーク
A PIT AUTOBACS SHINONOME 2019.7.1 知る楽しみ、イジる楽しみ、磨く楽しみ、眺める楽しみ。東京・江東区東雲にリニューアルオープンしたA PIT(アピット)は、さまざまな方法でクルマ好きをもてなすテーマパーク。その取扱説明書をここに紹介する。
-
NEW
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
NEW
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RSブラックエディション/CR-V e:HEV RSブラックエディション ホンダアクセス用品装着車
2025.12.4画像・写真まもなく日本でも発売される新型「ホンダCR-V」を、早くもホンダアクセスがコーディネート。彼らの手になる「Tough Premium(タフプレミアム)」のアクセサリー装着車を、ベースとなった上級グレード「RSブラックエディション」とともに写真で紹介する。 -
NEW
ホンダCR-V e:HEV RS
2025.12.4画像・写真およそ3年ぶりに、日本でも通常販売されることとなった「ホンダCR-V」。6代目となる新型は、より上質かつ堂々としたアッパーミドルクラスのSUVに進化を遂げていた。世界累計販売1500万台を誇る超人気モデルの姿を、写真で紹介する。 -
NEW
アウディがF1マシンのカラーリングを初披露 F1参戦の狙いと戦略を探る
2025.12.4デイリーコラム「2030年のタイトル争い」を目標とするアウディが、2026年シーズンを戦うF1マシンのカラーリングを公開した。これまでに発表されたチーム体制やドライバーからその戦力を分析しつつ、あらためてアウディがF1参戦を決めた理由や背景を考えてみた。 -
NEW
第939回:さりげなさすぎる「フィアット124」は偉大だった
2025.12.4マッキナ あらモーダ!1966年から2012年までの長きにわたって生産された「フィアット124」。地味で四角いこのクルマは、いかにして世界中で親しまれる存在となったのか? イタリア在住の大矢アキオが、隠れた名車に宿る“エンジニアの良心”を語る。









