メルセデスAMG GT R(前編)

2020.04.16 谷口信輝の新車試乗 メルセデスの高性能スポーツカー「AMG GT」シリーズの中で、トップレベルの走行性能が与えられた「メルセデスAMG GT R」。レーシングドライバー谷口信輝は、その走りをどう評価する?

他の「AMG GT」とはずいぶん違う

メルセデスAMG GTは谷口信輝にとって重要なパートナーでもある。2016年以来、谷口は「メルセデスAMG GT3」でSUPER GTのGT300クラスに参戦。2017年にはチャンピオンに輝いた。同じ時期、プライベートでもメルセデスAMG GTを所有し、その走りを満喫したという。

もっとも、今回谷口に試乗してもらったのはメルセデスAMG GTのロードカーとしては最高峰に位置するAMG GT Rである。フロントアクスルとキャビンの間に搭載される4リッターV8ツインターボエンジンはベースグレードのAMG GTを実に100PS以上も上回る585PS/6250rpmを発生。最大トルクも700N・m/2100-5500rpmに達する。

しかも4輪ダブルウイッシュボーン式サスペンションはロードカーとしては限界的なレベルまで締め上げられているうえに、4WSの「AMGリア・アクスルステアリング」を搭載。そしてトドメともいえるのが、レーシングカーのAMG GT3にも採用されているダイヤル調整式トラクションコントロールで、これはダッシュボード上のダイヤルを回転させることでトラクションコントロールのスリップ量を9段階に設定できるもの。その存在感あふれる黄色いダイヤルは極めつけにレーシーだ。

まさにロードカーとレーシングカーの中間に位置するようなAMG GT Rが谷口の大好物であることは疑う余地がない。いつもの箱根のワインディングロードで試乗を終えた谷口は、文字通り興奮冷めやらぬといった表情でこうまくしたてたのである。
「いやあ、もう最高です。もう本当に刺激のカタマリで、コーナリングが楽しくて楽しくて仕方がない。まるでレーシングカーを公道で走らせているような感じです」

 
メルセデスAMG GT R(前編)の画像拡大
 
メルセデスAMG GT R(前編)の画像拡大
 
メルセデスAMG GT R(前編)の画像拡大
 
メルセデスAMG GT R(前編)の画像拡大

【メルセデスAMG GT Rのスペック】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4550×2005×1285mm/ホイールベース:2630mm/車重:1690kg/駆動方式:FR/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:585PS(430kW)/6250rpm/最大トルク:700N・m(71.4 kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR19 100Y XL/(後)325/30ZR20 106Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2)/燃費:--km/リッター/価格:2426万円

【取材時の燃費データ】
テスト距離: 226.0km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:32.7リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:6.9km/リッター(満タン法)/6.8km/リッター(車載燃費計計測値)


	【メルセデスAMG GT Rのスペック】
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4550×2005×1285mm/ホイールベース:2630mm/車重:1690kg/駆動方式:FR/エンジン:4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボ/トランスミッション:7段AT/最高出力:585PS(430kW)/6250rpm/最大トルク:700N・m(71.4 kgf・m)/2100-5500rpm/タイヤ:(前)275/35ZR19 100Y XL/(後)325/30ZR20 106Y XL(ミシュラン・パイロットスポーツ カップ2)/燃費:--km/リッター/価格:2426万円
	
	【取材時の燃費データ】
	テスト距離: 226.0km(市街地1:高速道路8:山岳路1)/使用燃料:32.7リッター(ハイオクガソリン)/参考燃費:6.9km/リッター(満タン法)/6.8km/リッター(車載燃費計計測値)
	拡大

関連キーワード:
AMG GT, メルセデス・ベンツ

あなたにおすすめの記事
関連記事
  • メルセデスAMG GT 4ドアクーペ 2018.3.8 画像・写真 独ダイムラーが、ジュネーブショーで「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」を発表。メルセデスAMG独自の4ドアクーペで435hpの直6ターボから639 hpのV8ターボまで、3種類のエンジンがラインナップされている。詳細な姿を写真で紹介する。
  • メルセデスAMG GT R(FR/7AT)【試乗記】 2020.3.24 試乗記 内外装のデザイン変更やユーザーインターフェイスの改善など、ブラッシュアップが図られたメルセデスAMGのフラッグシップ2ドアクーペ「GT」シリーズ。ラインナップの中で最も硬派な「GT R」をワインディングロードに連れ出し、その進化を確かめた。
  • 「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」が日本で正式デビュー 2019.2.14 自動車ニュース メルセデス・ベンツ日本は2019年2月14日、世界初のAMG専売ディーラーとして2017年に誕生した「AMG東京世田谷」において、ハイパフォーマンス4ドアスポーツカー「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」を発表し、同日に受注を開始した。
  • メルセデスAMG GT63 S 4MATIC+(4WD/9AT)【試乗記】 2019.9.3 試乗記 2ドアクーペに続く、メルセデスAMGの独自開発モデル「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」に公道で試乗。5mを超える大柄なボディーに、最高出力639PSの4リッターV8ツインターボを搭載した高性能4ドアモデルは、どんな走りを見せるのか。その出来栄えを確かめた。
  • メルセデスAMG GT63 S 4MATIC+/AMG GT53 4MATIC+【試乗記】 2019.4.20 試乗記 メルセデスAMGが独自に開発した“4ドアのスポーツカー”「AMG GT 4ドアクーペ」。デザインから走行性能、快適性にまでこだわりぬいたという欲張りな高性能モデルに、サーキットで試乗した。
ホームへ戻る