レーシングマシンの技術を市販車にフィードバック 「ランボルギーニ・ウラカンSTO」発表

2020.11.19 自動車ニュース webCG 編集部
ランボルギーニ・ウラカンSTO
ランボルギーニ・ウラカンSTO拡大

伊アウトモビリ・ランボルギーニは2020年11月19日(現地時間)、同社のモータースポーツ部門スクアドラコルセの知見を用いて開発したロードモデル「ウラカンSTO(Super Trofeo Omologata)」を発表した。

ウラカンSTOのボディーサイズは全長×全幅×全高=4549×1945×1220mm、ホイールベースは2620mmと公表されている。
ウラカンSTOのボディーサイズは全長×全幅×全高=4549×1945×1220mm、ホイールベースは2620mmと公表されている。拡大
レーシングマシンのノウハウを用いてデザインされたボディー。リアボンネットと一体化したシャークフィンを採用している。
レーシングマシンのノウハウを用いてデザインされたボディー。リアボンネットと一体化したシャークフィンを採用している。拡大
リアウイングは2枚の翼面で構成。手動で簡単に調整できるように設計されている。
リアウイングは2枚の翼面で構成。手動で簡単に調整できるように設計されている。拡大
カーボンとアルカンターラで仕立てられたインテリア。スパルタンな装いだが、市販モデルらしく最新のインフォテインメントシステムも組み込まれている。
カーボンとアルカンターラで仕立てられたインテリア。スパルタンな装いだが、市販モデルらしく最新のインフォテインメントシステムも組み込まれている。拡大
シートはカーボンシェルを用いた軽量モデル。表皮にはアルカンターラが採用されている。
シートはカーボンシェルを用いた軽量モデル。表皮にはアルカンターラが採用されている。拡大
ドライビングモード「ANIMA」は「ウラカンSTO」専用に新開発された。「STO」「Trofeo」「Pioggia」の3つの走行モードから選択できるようになっている。
ドライビングモード「ANIMA」は「ウラカンSTO」専用に新開発された。「STO」「Trofeo」「Pioggia」の3つの走行モードから選択できるようになっている。拡大
軽量化のために、ドア内側の開閉ノブは簡素なストラップ式、インナーパネルはカーボン製になっている。
軽量化のために、ドア内側の開閉ノブは簡素なストラップ式、インナーパネルはカーボン製になっている。拡大
ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ氏がF1の会長兼CEOに就任することを受け、後任として元ランボルギーニの社長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏(写真)が同職に復帰すると発表された。同氏は2020年12月1日から、ブガッティとランボルギーニの両社を率いる。
ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ氏がF1の会長兼CEOに就任することを受け、後任として元ランボルギーニの社長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマン氏(写真)が同職に復帰すると発表された。同氏は2020年12月1日から、ブガッティとランボルギーニの両社を率いる。拡大

カーボン製パーツでボディーを軽量化

今回登場したウラカンSTOは、ランボルギーニが世界展開しているワンメイクレース、スーパートロフェオ用の車両「ウラカン スーパートロフェオEVO」や、デイトナ24時間レースで3度の優勝を飾り、セブリング12時間レースで2度の優勝を果たしたレーシングモデル「ウラカンGT3 EVO」をモチーフに開発。サーキットで培った、スクアドラコルセの技術と経験が凝縮されているという。

リアミドシップされるエンジンは、最高出力640PS/8000rpm、最大トルク565N・m/6500rpmを発生。スーパートロフェオEVOやGT3 EVOと同様に後輪駆動となる。STOの乾燥重量は1339kg、パワーウェイトレシオは2.09kg/PS。0-100km/h加速タイムは3.0秒、0-200km/h加速タイムは9.0秒、最高速度は310km/hに達すると発表されている。

エクステリアは前述のレーシングモデルに触発されたアグレッシブなフォルムが特徴で、モータースポーツ由来の空力性能と軽量化を両立。フロントセクションはバンパーとボンネット、フェンダーを一体化させた「Cofango(コファンゴ)」で構成されている。ランボルギーニでは、Cofano(イタリア語でボンネット)とParafango(同フェンダー)にバンパーを組み合わせたコンポーネントをコファンゴと呼んでおり、古くは1966年に発表された「ミウラ」や2010年のパリモーターショーで公開されたコンセプトカー「セストエレメント」にも用いられている。

ボディーパネルは75%以上がカーボンファイバー製。複雑な構造を一枚のパーツで構成することにより、強度を高めながら軽量化を実現している。ウインドスクリーンはウラカンの軽量ハイパフォーマンスモデル「ペルフォルマンテ」よりも20%軽く仕上げられ、アルミホイールに代えてマグネシウムホイールを採用。車重はペルフォルマンテを43kgも下回っている。

日本での価格は4125万円

足まわりについては、強力な制動力を引き出すためにブレンボ製のCCM-Rブレーキシステムを搭載する。ディスクは従来のCCBに比べ4倍の熱伝導率で、ストレス耐性は60%高く、最大制動力は25%、減速性能は7%向上。日常走行はもちろんサーキット走行時にも最適なパフォーマンスを実現するとアナウンスされている。

標準仕様のウラカンにも備わる「ANIMA」と呼ばれるドライビングモードは、STO専用に新開発された。一般道とカーブの多い道を走行する際に使用する「STO」に加え、ドライのアスファルト上で最高のラップタイムを引き出す「Trofeo」、ウエット路面向けにパフォーマンスを最適化する「Pioggia」の3モードの設定となる。

外装と同様にインテリアも主な部位にはカーボンパーツを採用。ダッシュボードやルーフライナー、シート表皮などはアルカンターラ仕上げとなる。リアバルクヘッドにはアクラポヴィッチの手になるチタン製のロールケージが組み込まれ、フロントトランクはヘルメットが収容できる設計になっている。

インフォテインメントシステムは「ウラカンEVO」に準じたもので、サーキットでの走行をモニタリング、記録する常時接続のテレメトリーシステムも搭載している。

ウラカンSTOの価格は4125万円。デリバリー開始は2021年春以降の予定。

(webCG)

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