第642回:フェラーリの今を知ってほしい 日本市場での展望をフェラーリ・ジャパンのトップに聞く

2021.03.25 エディターから一言
2020年にフェラーリ・ジャパンの代表取締役社長に就任したフェデリコ・パストレッリ氏。今回はオンラインでインタビューを行った。写真は2020年4月の「フェラーリ・ローマ」発表イベントでのもの。
2020年にフェラーリ・ジャパンの代表取締役社長に就任したフェデリコ・パストレッリ氏。今回はオンラインでインタビューを行った。写真は2020年4月の「フェラーリ・ローマ」発表イベントでのもの。拡大

新型コロナウイルスによる影響がまだまだ収まりをみせない現在、高額なスーパースポーツブランドは、その影響をダイレクトに受けているのではないか。日本市場におけるフェラーリの現状や今後の動向を、2020年にフェラーリ・ジャパンの代表取締役社長に就任したフェデリコ・パストレッリ氏に伺った。

「モンツァSP1/SP2」は、フェラーリが新たに「Icona(イーコナ)」とネーミングしたジャンルに属する限定モデル。生産、納車が順調に行われたという。写真はシングルシーターのモンツァSP1。
「モンツァSP1/SP2」は、フェラーリが新たに「Icona(イーコナ)」とネーミングしたジャンルに属する限定モデル。生産、納車が順調に行われたという。写真はシングルシーターのモンツァSP1。拡大
2021年1月14日に日本導入が発表されたオープントップ2+2シーター「ポルトフィーノM」。最高出力620PSの3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。価格は2737万円。
2021年1月14日に日本導入が発表されたオープントップ2+2シーター「ポルトフィーノM」。最高出力620PSの3.9リッターV8ツインターボエンジンを搭載する。価格は2737万円。拡大
「ポルトフィーノM」のインテリア。アダプティブクルーズコントロールや緊急自動ブレーキ、ブラインドスポットモニター、サラウンドビューカメラなどの先進運転支援装備がオプション設定される。
「ポルトフィーノM」のインテリア。アダプティブクルーズコントロールや緊急自動ブレーキ、ブラインドスポットモニター、サラウンドビューカメラなどの先進運転支援装備がオプション設定される。拡大

生産は回復基調

伊フェラーリは2021年2月、昨2020年通期における決算の暫定結果を発表した。それによると、同年通期の純売上高は34億6000万ユーロ(邦貨にしておよそ4500億円)で、前年比で8.1%のマイナスに転じた。

2020年の出荷台数は合計9119台。同年上半期に行った7週間の生産停止とディーラーの一時的な閉鎖の影響もあり、前年比で1012台(10.0%)の減少となったが、下半期は段階的に生産が回復してきたという。

また、8気筒モデルと12気筒モデルを合わせた売上高は、前者が10.3%、後者が9.0%減少。車両においては、「モンツァSP1」と「SP2」が当初の予定通りに納車され、「F8」シリーズの立ち上げがライフサイクルの終わりに近づいていた「488」シリーズを填補(てんぽ)した。「812 GTS」は世界的な流通がスタートし、「ポルトフィーノ」は「ポルトフィーノM」に切り替わっている。

フェラーリ初のプラグインハイブリッドモデル「SF90ストラダーレ」のデリバリーは当初より遅れたが、2020年第4四半期に開始された。同じ時期に「ローマ」のデリバリーも始まり、こちらも順調に顧客の元へ届けられている。2021年は、これにオープンモデル「SF90スパイダー」が加わる見込みだ。

今回、そうしたグローバルでの動向を踏まえ、フェラーリ・ジャパンの代表取締役社長フェデリコ・パストレッリ氏に、日本市場におけるフェラーリの現状と2021年の展望をオンラインインタビュー形式で伺った。

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