「ホンダe」と「ホンダN-ONE」がベース レーシーな新型コンセプトカー登場

2021.04.16 自動車ニュース webCG 編集部
e-DRAG
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ホンダアクセスは2021年4月16日、コンセプトカー「e-DRAG」「K-CLIMB」を東京・青山の「Hondaウエルカムプラザ青山」に展示すると発表した。

「e-DRAG」のフロントカウルは軽量・高剛性なCFRP製となっている。
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内装材や防振・吸音材がほとんど取り除かれた、「e-DRAG」の車内の様子。
内装材や防振・吸音材がほとんど取り除かれた、「e-DRAG」の車内の様子。拡大
K-CLIMB
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「K-CLIMB」の足まわりには専用設計のサスペンションがおごられる。
「K-CLIMB」の足まわりには専用設計のサスペンションがおごられる。拡大
オーバーフェンダーで迫力を増した「K-CLIMB」のリアビュー。
オーバーフェンダーで迫力を増した「K-CLIMB」のリアビュー。拡大

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e-DRAGとK-CLIMBは、「東京オートサロン2021」の代替イベントとして2021年1月に開幕した「東京オートサロン2021バーチャルオートサロン」(会期:11月30日まで)に出展されるコンセプトカー。このほどその実車が完成し、Hondaウエルカムプラザ青山に期間限定(2021年4月20日~5月17日)で展示されることになった。

前者のe-DRAGは、都市型EV「ホンダe」の高出力グレード「アドバンス」がベース。直線での速さを競うドラッグレーサーをイメージして、CFRP製のパーツをボディーパネルに多用し、車体を取り囲むウィンドウガラスをアクリルパネルに変更。前席をKIRKEY製のアルミバケットシートに換装したうえでリアシートを取り払って2シーター化し、内装材や防振・吸音材を徹底的に廃して大幅な軽量化を図った。

足まわりはワンオフのサスペンションを装備し、ロアアームをピロボール化。初代「NSX」の前輪用だった17×7JJ鍛造アルミホイールを採用し、ドラッグレースの世界で定評のあるM&Hレースマスターのドラッグレーシングスリックタイヤを駆動輪であるリアホイールに装着。車体の前後重量バランスも最適化し、後輪を空転させずに猛然とダッシュできるようチューニングしたという。

もう一台のK-CLIMBは軽乗用車「ホンダN-ONE」のスポーティーグレード「RS」がベース。「ヒルクライムのための機敏さを極める」をコンセプトに、専用チューニングを施した車高・減衰力調整式ダンパーと、「N-ONEモデューロX」用の15インチアルミホイール、「ヨコハマ・アドバン フレバ」タイヤを装備する。

CFRP製のグリルと前後バンパー、フードで車体を軽量化したほか、専用開発のテールゲートスポイラーやオーバーフェンダーも装着。ワンオフであつらえたデュアルセンター出しのエキゾーストシステムや、6点式のロールバーも特徴となっている。

(webCG)

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