ルノー・トゥインゴEDCキャンバストップ(後編)
2021.05.09 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「ルノー・トゥインゴ」に試乗。前編では内装のつくりを絶賛した山野だったが、話題はいよいよ走りの印象におよぶ。「ハンドリングがそっくり」と語る意外な車名とは!?絶妙なシフトプログラム
897ccの直列3気筒ターボをリアに積むルノー・トゥインゴ。今では珍しいリアエンジン・リアドライブ(RR)レイアウトを採る。
ステアリングホイールを握ったニッポンのジムカーナマスターにしてSUPER GTのチャンピオンでもあった山野哲也は、プライベートカーの1台として「スマートBRABUSフォーツー エクスクルーシブ」を所有する。4人乗りと2人乗りという違いこそあるものの、トゥインゴとは基本コンポーネンツを共有するクルマに乗っているわけだ。
最高出力109PSのスマートBRABUSと比較して、今回のトゥインゴは92PS。最大トルクは過給器の助力を得て、2500rpmで135N・mを発生する。
「低回転域でのトルクは控えめですね」と山野哲也が感想を述べる。「踏み始めのアウトプットの出方も、少々ダルです」。なんだかネガティブなコメントに感じられるが、そうではなかった。
「これくらいが街なかで使うのにちょうどいいんです。例えば水道のハンドルをひねったりシャワーを使ったりするときに、いきなり『ドバッ!』と水やお湯が出てきたらイヤでしょう? スロットル操作に対して過敏すぎないよう、クルマのキャラクターを考えて、巧みに調整されています」
パワー感はどうですか?
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
プレミアムプラン会員になると……
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!
関連記事
-
メガーヌR.S.とGRヤリスを乗り比べる 2021.6.7 実力検証! “最旬”2台のホットハッチ<AD> クルマの電動化が進む一方で、われわれはまだ、純粋にドライビングプレジャーを味わえるモデルを選ぶことができる。今回は、その最右翼ともいえる日仏2台の高性能ハッチバックをワインディングロードに連れ出し、それぞれの魅力を探った。
-
-
【ニュース】新型「MINI」の写真が流出
2023.4.24 アウトビルトジャパン 2023年秋に登場予定の、新型「MINI」の写真がリークした。「クーパーS」の文字があるにもかかわらず、ラジエーターグリルは閉じているように見えるが……。そのデザインについて、検証してみよう。 -
ルノー・スポールのファイナルモデル 限定車「メガーヌR.S.ウルティム」の受注スタート 2023.4.20 自動車ニュース ルノー・ジャポンは2023年4月20日、「メガーヌ ルノースポール(R.S.)」の特別仕様車「ウルティム」の国内導入を発表し、注文受け付けを開始した。R.S.を名乗る最後のモデルとされており、世界限定1976台のみが販売される。
-
ルノー・ルーテシアE-TECHハイブリッドを知る 試す 2022.7.22 三つの顔をもつクルマ RENAULT LUTECIA E-TECH HYBRID<AD> 見ても乗っても楽しいフレンチコンパクトが、高効率なハイブリッドシステムを手に入れた! F1由来の電動パワートレインを搭載する「ルノー・ルーテシアE-TECHハイブリッド」の走りを、市街地からワインディングロードまで、さまざまなシーンで確かめた。
-
全方位進化! 新型ルーテシアの魅力に迫る 2022.3.11 クラスを超えた実力派 ルノー・ルーテシア<AD> 小型車のニーズが高い欧州において、絶大な支持を得ている「ルノー・ルーテシア」。最新型のステアリングを握ってドライブに出かけたなら、誰もがその完成度の高さに驚くに違いない。