ゴリラにリピーターが多いわけ
ゴリラといえばポータブルナビの代名詞といわれるほどその歴史は古い。1995年に三洋電機から初のポータブルナビとして誕生したゴリラは、2011年にパナソニックのもとに移る。新たな環境で育てられたゴリラは著しい進化を見せ、ユーザーもますます増えていった。そもそもお手軽ナビと位置づけられていたポータブルナビだったが、ゴリラはポータブルナビにつきものの弱点を次々と克服、ポータブルでありながら高いナビ性能を持つに至った。それでいて取り付けは容易というもうひとつの特徴もしっかりと維持。とくれば人気が高まるのも当然。パナソニックの調査によれば、商用で利用する事業者から輸入車オーナーまでユーザー層は幅広く、その多くがリピーターだという。つまり旧型ゴリラから買い換えようとした時、次に選ぶのもまたゴリラ、ということだ。昨今人気のスマホ/ナビアプリだが、彼らが言うには、使ってみるとゴリラとの違いは歴然。「やっぱり頼れるのはゴリラだよね」と口にしながら戻ってくるという。皮肉にもスマホナビは、車載を前提に開発されたゴリラが長年にわたって磨き上げてきた数々の長所をあらためて浮き彫りにしたのだ。
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地図はナビの命
そんなポータブルナビの雄、ゴリラの2021年モデルがCN-G1500VD。7月上旬に発売される。まず注目すべきは地図。信頼度抜群のゼンリン製地図データを使用する点にこそゴリラの強みがある。特に市街地図のカバー率がすごい。通常地図の見やすさ正確さはもとより、市街地図の収録エリアが1741都市と、無人島以外の全国エリアをカバーする徹底ぶりなのだ。市街地図とは、他のスケールでは描き切れていない道路の幅員から建物の家形まで、実際に即した形で表現した詳細スケール地図。都市部はもちろんのこと、山の奥地にたたずむ一軒家まで掲載されている。G1500VDに収録される地図の鮮度は2020年12月現在のもので十分新しいが、今後予定されている新規開通道路に対しても、全地図更新および部分地図更新(期間内の配信は前者で1回、後者は2カ月ごと)で対応。地図の描画だけでなく検索データや案内画像、逆走検知データなどもまとめて更新、しかもそれらは2024年7月末までの期間内であればすべて無料で更新することができる。首都圏では今後数年間、新規開通予定の道路がめじろ押しだが、この無料地図更新を利用すれば、それまでにない新たな案内ルートを引くこともできるのだ。
もうひとつゴリラの地図で自慢できるのが、ルート案内時に拡大表示される案内画面。道路の形状はもちろんのこと、案内看板やレーンごとに色分けされたカラーレーンも忠実に表現しているので、交差点や分岐点でまごつくことは格段に減るはずだ。
ルート案内といえば、渋滞に強いルートを提示できるのもゴリラの強み。ゴリラはこれもポータブルナビで唯一、VICS WIDEチューナーを内蔵しており、そこから得たリアルタイムに近い渋滞情報を活用して混雑の少ないルートを提示してくれる。さらに渋滞状況の変化にもいち早く対応。渋滞の少ない新ルートが見つかった場合は旧ルートと比較して表示するので、ドライバーは自身の判断でルートを選ぶことができる。渋滞回避レベルを3段階にあらかじめ調整できるのも親切だ。
みちびき複数機受信に対応
こうした的確なルート案内も自車位置が正確に測位できていればこそ。なぜなら自車位置が1本隣の道路上にずれていたら案内のしかたも変わってしまうからだ。かつてのポータブルナビや現在のスマホナビの多くに見られる最大の弱点がそれだ。ゴリラは高精度Gジャイロと呼ばれる独自の高精度測位システムを開発し、車速センサーとつなげなくても自律航法を可能としている。クルマの前後/左右/上下の各方向の動きを鋭敏にキャッチすることで、GPS電波が途絶えてしまうトンネル内でも自車位置を基本、見失うことなくナビ機能が継続できるのだ。もっとも、測位のよりどころにしているのは衛星測位。その点は以前と変わらず、アメリカのGPS、ロシアのグロナス、日本の準天頂衛星みちびきによるトリプル衛星受信で高い精度を得てきたが、そこに今回新しい味方が加わった。2017年以降の打ち上げでみちびきは複数機になり、それらに対応することで8時間しか受信できなかったものが24時間受信できるようになったのだ。天頂に近い軌道を回るみちびきは電離層の影響を受けにくいため高い測位精度が実現できる。それが時間を問わず提供を受けられるようになったことでゴリラの測位精度はさらに向上したわけである。従来のG1400VDとの決定的な違いはここにある。
安全にナビドライブを楽しもう
車載ナビとしてのゴリラの魅力はほかにもある。例えば安全・安心運転サポート。標識だけでは見落としがちな制限速度や一時停止などを適宜画面上に表示してドライバーに注意喚起を促してくれるほか、高速道路での危険きわまりない逆走を検知する機能もある。自分は大丈夫、と思っていても歳を重ねるごとに危険度が高まるのが現実。転ばぬ先の杖のつもりで活用したい。また、別売のリアビューカメラをつなげれば、後退時の安全確認にもゴリラは一役買ってくれる。
最後に設置方法について。ゴリラは商品同梱(どうこん)の吸盤スタンドを利用してダッシュボード上に取り付けるのが一般的だが、着座位置の低いクルマでは7V型の大型ディスプレイが視界を妨げてしまうことがある。しかしクルマのインパネに1DINスペース(ないしは2DINでも)があればすべては解決する。そこにオプションの1DIN取り付けキットを埋め込めばゴリラをスマートに設置できるのだ。設置や配線も簡単なので、オプション品をフル活用して高性能ナビゲーションを楽しんでいただければと思う。
(文=尾澤英彦)
問い合わせ:お客様ご相談センター 0120-50-8729

尾澤 英彦
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