レクサスLC500h“Sパッケージ”(前編)
2022.05.15 池沢早人師の恋するニューモデル 漫画『サーキットの狼』の作者にして元レーシングドライバーの池沢早人師が、「レクサスLC500h“Sパッケージ”」に試乗。ハイブリッドパワーユニットを搭載するフラッグシップ2ドアクーペの走りを、忖度(そんたく)なしに語った。走行モードによって印象が変わる
後輪駆動用として開発された新世代の「GA-Lプラットフォーム」に、全長×全幅×全高=4770×1920×1345mmの流麗にして堂々たる2+2クーペボディーを組み合わせ、さらには3.5リッターV6エンジンと2基のモーターからなる世界初のマルチステージハイブリッドシステムを搭載したレクサスLC500h。
だが、そんなLC500hから降りてきた漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサー、池沢早人師先生の表情がさえない。いったい何があったのか?
レクサスが誇るフラッグシップクーペの印象はいかがでしたか? ファーストインプレッションをお聞かせください。
「うーん、なんというか……あんまり速くないですね」
そ、そ、そうですか?
「ええ。あ、いやもちろん、サーキットでのスポーツ走行を前提とした『スポーツS+』モードにすれば十分パワフルなのですが、主に日常で使うことになる『ノーマル』や『スポーツS』モードだと、少しかったるさを感じるんですよね」
走行モードによって印象がずいぶん変わるということですか?
「そうですね。結構ドライブフィールが変わります。あとこれ、車重はどのぐらいなんですか?」
ええと、今回の“Sパッケージ”の場合で2010kgですね。
「そんなにあるんだ? やはりハイブリッドだから“重すぎる”ということに尽きるのかな……」
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