ポルシェ911 GT3(前編)

2022.05.29 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が新型「ポルシェ911 GT3」に試乗。7世代目にあたる新型は伝統の自然吸気エンジンを守った一方で、911としては初めてフロントサスにダブルウイッシュボーン式を採用したのがトピックだ。果たしてその仕上がりは?
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また進化してしまった

「ポルシェ911 GT3のトータルの剛性感、安定感の高さは比類ないものです」

レーシングドライバーの山野哲也が、現行モデル(タイプ992)の走りを総括する。

山野:先代(タイプ991)の「GT3 RS」をテストしたときにも言いましたが、RR(リアエンジン・リアドライブ)のスポーツカーは、どんなときにも「めくれない」。つまり後ろが持ち上がらない。クルマが速く動くためには、リアの安定性がとても大事なんです。

webCG:コーナリング中はどうですか?

山野:GT3は旋回中ほとんどロールしない。けれども、ピーキーではない。

webCG:安定していて、神経質ではない。

 
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