アバルト595 F595(前編)
2022.10.16 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「アバルト595 F595」に試乗。「ドライブした印象を……」とせかすスタッフを前にして、まずは内外装をじっくりとチェック。どこか楽しそうな姿から、山野にもサソリの毒はしっかりと作用しているようだ。“やる気スイッチ”が付いている
「我が強いクルマですね」と、レーシングドライバーの山野哲也。「もちろんいい意味で、ですよ」と笑う。
この日テストに供されたのは、ビタミン剤をたらふく飲んだ「フィアット500」……ならぬアバルト595 F595。2020年に登場した「595ピスタ」の後継にあたるホットな595で、欧州フォーミュラ4ゆずりの1.4リッター直4ターボを搭載。組み合わされるギアボックスは5段MTのみという硬派ぶりだ。
ぜいたくな4気筒ターボは、165PS/5500rpmの最高出力と、210N・m/2000rpmの最大トルクを発生する。「なにしろ“やる気スイッチ”が付いていますから」と山野が冗談めかして言う「SPORT」スイッチを押すと、オーバーブーストがかかって最大トルクが230N・mにまで太くなる。
おとなしい1.2リッターのフィアット500が69PSと102N・m、好事家向けの0.9リッターターボ搭載の「ツインエア」が85PSと145N・mだから、595のドーピングぶりがよく分かる。
山野:SPORTスイッチを押すと、如実に排気音が変わります。同時に、エンジンの性格もよりエキサイティングになる。
webCG:パワーユニットの特性が変更される?
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