シトロエンC5 X(前編)
2023.01.08 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が「シトロエンC5 X」に試乗。シトロエンといえば何を置いても独自の足まわりが気になるところなのだが、山野はスタイリングの話から切り出した。どうやら、相当に気に入っている様子だ。デザイナーのレベルが高い
レーシングドライバー山野哲也が、「シトロエンC5 Xシャイン パック」の外観をじっくりと観察する。C5 Xは、2021年に登場したシトロエンの新しいフラッグシップだ。翌2022年10月から日本での販売が開始され、1.6リッター直列4気筒ターボ(最高出力180PS、最大トルク250N・m)と、さらにモーターを搭載したプラグインハイブリッドの2モデルが用意される。価格は前者が484万円(シャイン:受注生産)と530万円(シャイン パック)、後者が636万円である。
今回のテスト車は、ガソリンモデルのシャイン パック。山野は「いかにもシトロエンらしいですねぇ」と感心する。セダンとワゴンを組み合わせたファストバックボディーとうたわれるC5 Xだが、「さらにSUVのフォルムとクーペのスタイルを併せ持つ、いかにも現代的なクルマです」と山野が言葉を続ける。
webCG:従来の車型の枠を破ったデザインを採るのが、最近のシトロエン流なんじゃないでしょうか。
山野:そうですね。それでいて「顔」を見てください。一目で「シトロエンだ!」と分かります。デザイナーのレベルが相当に高いことがうかがえます。
ダブルシェブロンの最新モデルゆえ、まずは「まったりとした乗り心地」に言及するかと思いきや、C5 Xのどこか不思議なエクステリアに、ニッポンのジムカーナマイスターはすっかり魅了されたようだ。
山野:ウエーブするようにアップするショルダーラインも独特ですね。
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