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トヨタ86 GT TRDパーツ装着車(FR/6MT)/トヨタ・ヤリスX ジムカーナ仕様ベース ストリートセッティング(FF/6MT)/ホンダZR-V e:HEV Z 無限パーツ装着車(FF/CVT)/ホンダN-BOX 無限パーツ装着車(FF/CVT)/ホンダN-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル 無限パーツ装着車(FF/CVT)

楽しんだもん勝ち 2023.12.03 試乗記 山田 弘樹 メーカー直系のワークスチューナーが、一堂に会して合同試乗会を開催! TRDはクルマ遊びの入り口に最適な「トヨタ86」「ヤリス」のチューンドカーを、無限はユーザーに寄り添ったカスタムの「ホンダZR-V」「N-BOX」を用意した。四車四様のファン・トゥ・ドライブをリポートする。
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クルマ遊びの入門マシンに最高!

これだよ、これ!

2023年度のワークス試乗会でトヨタ・レーシング・ディベロップメント(TRD)が提案してきたのは、とても魅力的な2台の入門用チューンドカーだった。ひとつはご存じ、“86(ハチロク)”だ。といっても現行型の「GR86」ではなく、先代型のトヨタ86をベースに選んだところが筆者にとってはツボだった。

もう一台は、ヤリス。これも“GR”じゃなくて、1.5リッター直列3気筒エンジンを搭載した、フツー(?)のヤリスである。ちなみに、TRDは2021年にもフツーのヤリスを持ち込んできたが(参照)、そちらは国内ラリーで使われる「TRD RALLY CUP」のカップカーだった。対して今回は、ジムカーナ車両をベースにストリートチューンを施したものだ。

この2台の狙いはずばり、クルマの運転を楽しむこと! 手に入れやすいベース車を使って、チューニングしてガンガン走る。そんなクルマ遊びに最適な、入門マシンのお手本をつくってきたというわけである。

ということで、最初に紹介するのはトヨタ86だ。そのメニューはひとことで言うと、エンジンノーマルのファインチューン。エクステリアはフロントからリアまでぐるりとTRD製エアロパーツが一巻きされているけれど、動的性能として取り上げるべきはサスペンションを中心としたフットワークチューニングで、果たしてこれが、とてもいい。まるで学生時代に乗っていた元祖ハチロクに初めてTRD製のパーツを組み込んだときのような、ビビッドでソリッドでやる気みなぎる、ちょっと甘酸っぱいハンドリングと乗り心地に仕上がっていたのである。

TRDの試乗車は、中古の「トヨタ86」と“素”の「ヤリス」をベースにしたもの。そのコンセプトは、いうなれば「出費は控えめ。楽しさは無限大」といった感じだ。
TRDの試乗車は、中古の「トヨタ86」と“素”の「ヤリス」をベースにしたもの。そのコンセプトは、いうなれば「出費は控えめ。楽しさは無限大」といった感じだ。拡大
こちらの車両は2016年式「トヨタ86 GT」がベース。外装にはTRDの空力パーツをひとそろえ装備しており、サスペンションキットとも相まって最低地上高がしっかりダウンしている。
こちらの車両は2016年式「トヨタ86 GT」がベース。外装にはTRDの空力パーツをひとそろえ装備しており、サスペンションキットとも相まって最低地上高がしっかりダウンしている。拡大
足もとの仕様は、RAYS(レイズ)の鍛造1ピースホイール「ZE40」とミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ5」の組み合わせだ。
足もとの仕様は、RAYS(レイズ)の鍛造1ピースホイール「ZE40」とミシュランの高性能スポーツタイヤ「パイロットスポーツ5」の組み合わせだ。拡大
エンジンそのものに関しては基本的にノーマルだが、排気系には左右4本出しの「ハイレスポンスマフラーVer.R」が装備されていた。
エンジンそのものに関しては基本的にノーマルだが、排気系には左右4本出しの「ハイレスポンスマフラーVer.R」が装備されていた。拡大
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セッティングを考える楽しさがある

とはいえその乗り心地には、昔のチューニングカーのような硬さはない。ストイックなフィーリングの要となっているのは、2024年1月発売予定の「TRDバケットシート」だろう。見た目は丸っとかわいいシェイプだが、このシート、シェル剛性および取り付け剛性が高くて、ガッチリ体をサポートしてくれる。それだけに路面からの入力が、普通のスポーツシートと比べてダイレクトに体に伝わってくるというわけである。

全長調整式のサスペンションは複筒式ダンパーにフロント3kg/mm、リア5kg/mmのスプリングの組み合わせで、これがかなりいい。単筒式ダンパーのようなガス圧の反発がないから乗り心地が良好で、それでいて操舵応答性もきちんと得られている。この低レートなスプリングと複筒式ダンパーの組み合わせでも面白いようにクルマが曲がるのは、TRDによってそのレイクバランスが合わせ込まれているからだろう。乗り心地を犠牲にしてもいいというなら、フロントスプリングにプリロードをあとふた巻きもかければ、さらにクイックなハンドリングが得られるはずで、そうしたセッティングの楽しさがこの全長調整式ダンパーにはある。

シャシー関連では、各種補強パーツに全長調整式サスペンションキットなどを装備。リアデフには2WAYの機械式LSDが装備される。
シャシー関連では、各種補強パーツに全長調整式サスペンションキットなどを装備。リアデフには2WAYの機械式LSDが装備される。拡大
ドライバーの体をがっちりホールドするTRDバケットシートとサベルトの6点式シートベルト。2024年1月に発売される予定だ。
ドライバーの体をがっちりホールドするTRDバケットシートとサベルトの6点式シートベルト。2024年1月に発売される予定だ。拡大
全長調整式のサスキットは前後ともに複筒式。減衰力調整はともに40段階で、TRDのスタッフいわく、今回は「『ミシュラン・パイロットスポーツ5』の特性を生かすセッティングにしている」とのことだった。バネレートは、前:3kg/mm、後ろ:5kg/mmだ。
全長調整式のサスキットは前後ともに複筒式。減衰力調整はともに40段階で、TRDのスタッフいわく、今回は「『ミシュラン・パイロットスポーツ5』の特性を生かすセッティングにしている」とのことだった。バネレートは、前:3kg/mm、後ろ:5kg/mmだ。拡大

若者よ、ハチロク(の前期型)に乗れ!

一方で、トラクションがやや欠け気味だったのは、TRDが“お楽しみ用”のセッティングを施したからだと感じた。2WAYの機械式LSDでターンインでの安定性を確保しつつ、アマチュアでも楽しみながら、アクセルオンでオーバーステアが学べる仕様になっていたのだ。

ただそれも、走り慣れてくるとあまりにドリフトしやすすぎて、やや底の浅さが目立ってくる。この後期型ハチロクの美点は、回頭性のよさを保ちながらもトラクション性能を高めたところにあったと記憶しているから、そのよさを底上げするなら、もう少しリアの減衰力を下げたり、フロントの車高を上げたりするべきだろう。……などと考えながら走ると、このサスは実にいい教材だと思える。

そんなTRDの試乗車に唯一の難点があるとすれば、それはベース車のハチロクが後期型だったことだ。入門用というコンセプトを貫くなら、ここはやっぱり、過走行で100万円近辺の前期型をもとにTRDがバッチリメンテして仕上げた一台を試したかった。ハードプラ感あふれる内装がチープで、後期型よりエンジン性能が7PSと7N・m低くて、そしてリアセクションの剛性が低い前期型を、この足まわりでバランスさせてガンガン走るハチロクだ。オジサンたちが大人買いして仕上げるなら後期型だが、若者たちに「さあ走れ!」というなら、それがいい。それこそが「AE86」の再来である。

この“後期型ハチロク”のチューンドカーなら、簡単にドリフトなどの挙動が楽しめる! ……と思ったが、冷静に考えたら、それはむしろ前期型の特徴だったはず。せっかく後期型がベースなのだから、もう少し違うセッティングも試してみたいと思ったところ、残念ながら時間切れとあいなった。
この“後期型ハチロク”のチューンドカーなら、簡単にドリフトなどの挙動が楽しめる! ……と思ったが、冷静に考えたら、それはむしろ前期型の特徴だったはず。せっかく後期型がベースなのだから、もう少し違うセッティングも試してみたいと思ったところ、残念ながら時間切れとあいなった。拡大
リンケージを含め、シフトまわりはノーマルのままだ。TRDの開発者いわく、クイックシフターの搭載も検討したが「純正のままでも十分楽しい」という結論に至ったそうだ。
リンケージを含め、シフトまわりはノーマルのままだ。TRDの開発者いわく、クイックシフターの搭載も検討したが「純正のままでも十分楽しい」という結論に至ったそうだ。拡大
『webCG』の中古車ページで調べたところ、「トヨタ86」の前期型なら総支払い額100万円程度のものもチラホラしている。クルマ遊びの入門に最適なベース車といえるだろう。
『webCG』の中古車ページで調べたところ、「トヨタ86」の前期型なら総支払い額100万円程度のものもチラホラしている。クルマ遊びの入門に最適なベース車といえるだろう。拡大

“フツーのヤリス”がこんなに楽しいなんて!

さてもう一台は、ジムカーナ車両をベースに仕上げたヤリスである。白いスチールフロアがむき出しの“ヤル気仕様”は、エンジンをかけるとその振動が室内に伝わってきて、思わずニマニマしてしまう。とはいえそのエンジンは1.5リッター自然吸気の直列3気筒だから、うるさすぎることもない。まるで“クラシック・ミニ”に乗るような、ちょうどよいエンスーぶりなのである。

空ぶかしをすれば、ブンブンブン! ヤリスのエンジンって、こんなにキレがよかったっけ? 後からわかったことだが、これはTRDが試作用に削り込んだ軽量フライホイールの効果だった。ちなみにその重量は、純正の15.6kgから10.1kgまで約35%も軽量化されており、完成モーメントも34.6%低減しているのだという。こんな細かい数値が出せるところに、TRDの地力が垣間見える。とにかくシフトアップした後も回転イナーシャが残らず、スパッ! と次のギアにつなげられる。

そんなヤリスの走りは、剛直だ。足もとには195/50R16サイズの「ダンロップ・ディレッツァβ11」が履かされ、そのグリップに負けないくらい、ジムカーナ仕様のサスペンションキット(フロント約8kg/mm、リア約5kg/mm)がガッチリと踏ん張る。踏ん張りすぎて、なにも起こらない。ただただ極太なグリップのなかで、高い旋回速度を安心して楽しめるようになっている。クリッピングポイントからアクセルをドカン! と踏み込めば、機械式LSDの威力で力強くコーナーを立ち上がる。

そういう意味でいうと、過去に試乗したラリー仕様のほうが姿勢変化を楽しめた。ただ、今回のジムカーナ仕様も足まわりのバランスを変えれば、この鬼グリップにしてカミソリのように切れ味鋭く曲がる旋回性が得られるだろう。つまり、ジムカーナ仕様とラリー仕様の2台のヤリスは、“素ヤリス”の可能性を示しているのだ。1.5リッターのFFハッチでこれだけ楽しめることを、皆さんにも知ってほしいと素直に思う。

今回、TRDが用意したハチロクとヤリスは、走りを楽しむベース車として太鼓判を押せる2台だった。ディーラーでカジュアルにチューニングを楽しむならGRガレージだが、もう少しストイックなテイストを味わってみたいなら、TRDの門をたたくといい。トヨタならではの安心感を持ちながらも、真摯(しんし)にクルマ好きの要望に向き合ってくれるはずだ。

「ヤリス」の試乗車は、もともと全日本ジムカーナ選手権の競技車両だったものを、ストリート向けに再セッティングしたもの。ダンパーとブレーキパッドのみ、試乗会場であるモビリティリゾートもてぎの北ショートコースに合わせた設定としている。
「ヤリス」の試乗車は、もともと全日本ジムカーナ選手権の競技車両だったものを、ストリート向けに再セッティングしたもの。ダンパーとブレーキパッドのみ、試乗会場であるモビリティリゾートもてぎの北ショートコースに合わせた設定としている。拡大
試作品の軽量フライホイール。TRDによると目下商品化を進めているところで、「設定をどうしよう」「価格をどうしよう」等の検討がなされているという。
試作品の軽量フライホイール。TRDによると目下商品化を進めているところで、「設定をどうしよう」「価格をどうしよう」等の検討がなされているという。拡大
ホイールはRAYS(レイズ)の鍛造1ピース「TE37ソニック」、タイヤはダンロップのジムカーナ用ハイグリップスポーツタイヤ「ディレッツァβ11」が装着されていた。
ホイールはRAYS(レイズ)の鍛造1ピース「TE37ソニック」、タイヤはダンロップのジムカーナ用ハイグリップスポーツタイヤ「ディレッツァβ11」が装着されていた。拡大
「ヤリス」のジムカーナ用サスペンションは前後ともに単筒式で、1WAY32段階(伸び側)の減衰力調整機構付き。バネレートは前が約8kg/mm、後ろが約5kg/mmである。
「ヤリス」のジムカーナ用サスペンションは前後ともに単筒式で、1WAY32段階(伸び側)の減衰力調整機構付き。バネレートは前が約8kg/mm、後ろが約5kg/mmである。拡大
車重980kg、最高出力120PSの「ヤリス」を「懐かしのFFスポーツカーのノリで仕上げた」と語るTRDの開発者。「素のヤリスなら150万円でベース車が買えるし、どうイジっても100万円はかからない」とのことだった。
車重980kg、最高出力120PSの「ヤリス」を「懐かしのFFスポーツカーのノリで仕上げた」と語るTRDの開発者。「素のヤリスなら150万円でベース車が買えるし、どうイジっても100万円はかからない」とのことだった。拡大

ノーマルのよさを生かして+αの魅力を付与

今回、無限が試乗会に持ち込んだのは、「ホンダ・シビック」の血を色濃く受け継ぐSUVであるZR-Vと、日本で一番売れてるクルマ、N-BOXの「カスタム ターボ」と標準車の3台だ。そのどれもが、ワークスチューンという視点で見ると一見おとなしすぎて、オジサンは「無限よ、昔を思い出せ!」「ZR-Vに『タイプR』のK20Cターボ積むでしょ!」「N-BOXもチョップドトップで200PS出そうよ!」などと老害をまき散らしそうになるのだが、しかしユーザーサイドに立てば、これが実に的を射た内容になっている。

ということでまずはZR-Vだが、そのコンセプトは「エモーショナル アーバンスポーツ」。中身はシビックでも外見はまったく異なるデザインのZR-Vに、さらにダイナミックなアクセントを与えるため、要所要所に手が加えられていた。

聞けば無限の開発陣は、このエアロパーツ製作にかなり苦労したという。「ノーマルがよすぎるから、下手に手を加えるとデチューンしかねない」というのである。例えば、顔まわりの力強いアクセントとなっている大型フロントアンダースポイラー。これのために変化した空力バランスを整えるため、ルーフ後端にはガーニーフラップを装着した。また、バンパー両側のエアカーテンまわりには立体的なアクセントを与えたかったというが、せっかくなだらかなサーフェスで得たノーマルの整流効果を失わないよう、あえてデカールで陰影を表現するようにしたのだという。

筆者はZR-Vの走りを高く評価しており、まさにこれは“シビックSUV”だと考えている。だから、車名も「シビックZR-V」としてシビックの派生SUVとし、デザインもシビックに寄せたほうがいいと思っていた。しかし、無限のエアロ装着車を見たとき、これは素直にいいと思えた。派手すぎず、しかし下端をブラックアウトしてシルバーのトリムで存在感を強めたその姿には、ZR-Vが持つ走りの強さが表れていると感じたからだ。名は体を表すではないが、このルックスなら本当にK20Cを積んでもいいと思う。「カムバック、無限RR(ダブルアール)!」である。

無限は、1973年に創立した歴史あるホンダのワークスチューナーだ。SUPER GTやスーパーフォーミュラなどでのレース活動に加え、ホンダ車向けのカスタマイズパーツを開発。かつては「シビック タイプR 無限RR」といったコンプリートカーも手がけていた。
無限は、1973年に創立した歴史あるホンダのワークスチューナーだ。SUPER GTやスーパーフォーミュラなどでのレース活動に加え、ホンダ車向けのカスタマイズパーツを開発。かつては「シビック タイプR 無限RR」といったコンプリートカーも手がけていた。拡大
無限のパーツを装着した「ZR-V」のフロントマスク。ベース車が持ち合わせる優れた空力性能を保ちつつ、一目でノーマルとは違うとわかるデザインとするため、苦労したという。
無限のパーツを装着した「ZR-V」のフロントマスク。ベース車が持ち合わせる優れた空力性能を保ちつつ、一目でノーマルとは違うとわかるデザインとするため、苦労したという。拡大
フロントアンダースポイラーの装着によって増大した、車体前側のダウンフォースとバランスをとるため、テールゲートスポイラーにはガーニーフラップを追加。リアの接地性を向上させた。
フロントアンダースポイラーの装着によって増大した、車体前側のダウンフォースとバランスをとるため、テールゲートスポイラーにはガーニーフラップを追加。リアの接地性を向上させた。拡大
空力パーツの開発に際しては、CFD(流体解析)技術を駆使。この開発力の高さも、ワークスチューナーならではだろう。
空力パーツの開発に際しては、CFD(流体解析)技術を駆使。この開発力の高さも、ワークスチューナーならではだろう。拡大

ささやかだけど確かに感じる走りの変化

そんな無限のZR-Vだが、走りに関する変更点は19インチホイールとスポーツエキゾースト、そしてパフォーマンスダンパーのみというシンプルさだ。しかし素のZR-Vの走りがいいだけに、無理して足まわりに手を加える必要はないと筆者も感じた。確かにローダウンサスを入れれば、ルックスはよりシャープになるだろうけれど、大人なハナシをすれば先進運転支援システム「ホンダセンシング」のキャリブレーションを考えても車高を低めるのは得策じゃないし、せっかくの高いアイポイントが失われるのももったいないからだ。

また、純正から1サイズアップした「MDC」ホイールも、フローフォーミング加工によって軽量化しつつ巧みに剛性感を保っており、のたうつこともリムが反発することもなく、バネ下で落ち着き払っている。足まわりとのマッチングもよく、見た目で迫力を表現しながらスタビリティーの向上にも貢献していると感じた。

最後にスポーツエキゾーストを紹介しよう。開発陣がこだわったのは、まず“センター2本出し”のルックスだという。エンジンの出力に影響はないけれど、そのレスポンスは向上。サウンドにもかなりこだわっており、コスト割れが起きそうになるほど試作を繰り返したそうだ。

レスポンスに関しては、残念ながら基準車と比べることはできなかったが、確かに「e:HEV」のステップ制御による、歯切れよい吹け上がりが気持ちよかった。また、サウンドは乾いた低中音が特徴的で、外で間近に聞くと結構パンチがある。ただ現状の厳しい法規をクリアしていることから、その音量自体は大きくはなく、また車内からは排気音がほぼ聞こえなかった。

このマフラー、当初は社内でも「ハイブリッド車にスポーツマフラーは要るのか?」という議論はあったそうだ。しかしフタを開ければ、現在はバックオーダーを抱えるほどの人気ぶりだという。

試乗車の「ZR-V」には、車体に発生する振動を吸収し、快適性と操縦安定性を向上させるパフォーマンスダンパーも装備されていた。
試乗車の「ZR-V」には、車体に発生する振動を吸収し、快適性と操縦安定性を向上させるパフォーマンスダンパーも装備されていた。拡大
ツヤ消しブラックの塗装と切削加工を組み合わせた19インチアルミホイール「MDC」。リムにフローフォーミング加工を施すことで、軽量化と高い剛性を両立している。
ツヤ消しブラックの塗装と切削加工を組み合わせた19インチアルミホイール「MDC」。リムにフローフォーミング加工を施すことで、軽量化と高い剛性を両立している。拡大
2023年10月に発売されたばかりのスポーツエキゾーストシステム(ガソリン車用は同年12月発売)。オールステンレス製で、音質とデザインにこだわったという。
2023年10月に発売されたばかりのスポーツエキゾーストシステム(ガソリン車用は同年12月発売)。オールステンレス製で、音質とデザインにこだわったという。拡大
ホンダの「e:HEV」は、エンジンは主として発電を担い、低負荷状態でのみタイヤを駆動するハイブリッドシステムだ。それだけに「e:HEV車にスポーツマフラーは本当に要る?」との声もあったという。
ホンダの「e:HEV」は、エンジンは主として発電を担い、低負荷状態でのみタイヤを駆動するハイブリッドシステムだ。それだけに「e:HEV車にスポーツマフラーは本当に要る?」との声もあったという。拡大

地に足のついた商品設定がありがたい

お次は、発売されたばかりの新型N-BOXだ。

コンセプトは「マイ スペシャル ボックス」。カスタム ターボはその“目つき”に表れているとおり、クールさがテーマとなっている。面白いのが、純正グリルのフチにかぶせて装着するフロントグリルガーニッシュで、フラットなノーマルの顔に立体感を与え、力強さを加味している。またフロントアンダースポイラーは厚みがありながらも悪目立ちせず、サイドおよびリアアンダースポイラーと相まって全体の印象を引き締めている。テールゲートスポイラーも、一見するとミニバンではやった“DQNぽさ”はあるのだが、それを上手にソフィスティケートしているあたりは秀逸だ。

一転して丸目の標準車は、元気ハツラツなスポーティーさが特徴。フロントグリルガーニッシュや各部のデカール、フロント/サイドスポイラーの色味をそろえることで顔立ちを際立たせ、最小限のメイクで非常に大きな効果を得ている。

そんなN-BOXの走りでオーナーが気になるのは、今はやりのパフォーマンスダンパーだろう。目下開発中というそれは、ボディーの適所に装着することで車体のねじれやそれによって生じる振動を減衰し、上質な乗り心地と優れた操舵応答性を得るパーツだ。開発にあたっては、車種ごとに取り付け場所や減衰設定を見定める必要があるため、普通はかなりの時間が必要になるはずだ。この早い段階で試乗に供せるところまでもってこれるあたりは、さすがワークスの開発力である。

ということでその乗り味だが、確かに操舵レスポンスがノーマルよりワンテンポ速くなり、スーパーハイトワゴンのハンドリングをよりリニアなものにしていた。ただ、これを装着したカスタム ターボは、そもそも標準車より電動パワーステアリングの制御やダンパーセッティングがなめらかだから、ちょっと差が出すぎているようにも感じた。筆者的には標準仕様にこそパフォーマンスダンパーの装着をお勧めしたいところだが、その価格を考えるとカスタムのユーザーがターゲットなのだろう。またN-BOXは、その構造上リアにパフォーマンスダンパーを装着する場所がなく、フロントのみの設定となっているのも少し残念だった。もしリアにも装着できたら、後席の快適性もさらに改善できるのではないか。

総じて無限は、人気のZR-VとN-BOXをして、地に足のついたカスタムを行っていた。オーナーにとってはどれも、身近で魅力的なラインナップだといえるだろう。

NISMO/STI編はこちら)

(文=山田弘樹/写真=荒川正幸/編集=堀田剛資)

無限では、2023年10月5日の3代目「ホンダN-BOX」発売と同時に、同車向けの用品を設定。空力パーツやデカール、インテリアパーツ、ユーティリティーアイテムと、さまざまな商品を取りそろえている。
無限では、2023年10月5日の3代目「ホンダN-BOX」発売と同時に、同車向けの用品を設定。空力パーツやデカール、インテリアパーツ、ユーティリティーアイテムと、さまざまな商品を取りそろえている。拡大
グリルガーニッシュとアンダースポイラーが装着された「N-BOXカスタム」のフロントまわり。こうしたドレスアップ用品に加え、エンジンのレスポンスを高めるパフォーマンスエアフィルターなども用意される。
グリルガーニッシュとアンダースポイラーが装着された「N-BOXカスタム」のフロントまわり。こうしたドレスアップ用品に加え、エンジンのレスポンスを高めるパフォーマンスエアフィルターなども用意される。拡大
無限のロゴが刺しゅうされたフロアマット。これまでは「レッド」「ブラック×レッド」の2種類だったが、「ZR-V」から順次「ブラック×シルバー」の組み合わせも設定されるようになった。
無限のロゴが刺しゅうされたフロアマット。これまでは「レッド」「ブラック×レッド」の2種類だったが、「ZR-V」から順次「ブラック×シルバー」の組み合わせも設定されるようになった。拡大
「N-BOX」の無限パーツ装着車。各空力パーツには、無塗装に加え「プラチナホワイトパール」「プレミアムサンライトホワイトパール」「クリスタルブラックパール」の3種類の色が用意される。
「N-BOX」の無限パーツ装着車。各空力パーツには、無塗装に加え「プラチナホワイトパール」「プレミアムサンライトホワイトパール」「クリスタルブラックパール」の3種類の色が用意される。拡大
「N-BOX」では、フロントのみパフォーマンスダンパーの装着が可能。リアに装着できないのはスペースがないためで、フロントもアンダーカバーを変更しないと取り付けできなかったという。
「N-BOX」では、フロントのみパフォーマンスダンパーの装着が可能。リアに装着できないのはスペースがないためで、フロントもアンダーカバーを変更しないと取り付けできなかったという。拡大
トヨタ86 GT TRDパーツ装着車
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テスト車のデータ

トヨタ86 GT TRDパーツ装着車

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4240×1775×1320mm
ホイールベース:2570mm
車重:1240kg
駆動方式:FR
エンジン:2リッター水平対向4 DOHC 16バルブ
トランスミッション:6段MT
最高出力:207PS(152kW)/7000rpm
最大トルク:212N・m(21.6kgf・m)/6400-6800rpm
タイヤ:(前)225/45ZR17 94Y/(後)225/45ZR17 94Y(ミシュラン・パイロットスポーツ5)
燃費:11.8km/リッター(JC08モード)
価格:298万1880円/テスト車=--円
装着部品:フロントスポイラー<LED付き、地上高:標準より約25mmダウン 全長:標準より約35mmプラス>/エアロタービュレーター<合成ラバー>/カラードフェンダーエアロフィン<ブラック>/サイドスタビライジングカバー<ブラック>/サイドスカート<地上高:標準より約35mmダウン 全幅:標準より約5mmプラス>/リアバンパースポイラー&ハイレスポンスマフラーVer.R<地上高:標準より約10mmダウン 全幅:標準より約5mmプラス 全長:標準より約15mmプラス>/リアトランクスポイラー/リアサイドスポイラー/エアロスタビライジングカバー/ホイール:RAYS ZE40<17×7.5J +44>/タイヤ:ミシュラン・パイロットスポーツ5<225/45R17>/ブレーキ:モノブロックブレーキキット<フロントキャリパー:対向4ポッド/リアキャリパー:対向2ポッド>/全長調整式サスペンションキット<地上高:標準より約15mmダウン、バネレート:28.0N/mm[前]/43.7N/mm[後ろ]、前後ともに単筒式、減衰40段階調整可>/機械式2way L.S.D./MCB<モーションコントロールビーム>/フロントストラットタワーバー<シャフト部:カーボン>/メンバーブレースセット<スチール製>/ドアスタビライザー/本革シフトノブ/プッシュスタートスイッチ/TRDバケットシート<2024年1月発売予定>/TRD×Sabelt 6点式シートベルト/ドアハンドルプロテクター<ブラック>/オイルフィラーキャップ/ナンバープレートボルト/ラグナットセット/スポーツオイルフィルター/バッテリークランプ/ラジエーターキャップ<開弁圧:127kpa[1.3kg/cm2]>TOM’Sボンネットダンパー/フューエルキャップガーニッシュ

テスト車の年式:2016年型
テスト開始時の走行距離:4万3911km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:--km/リッター

トヨタ・ヤリスX ジムカーナ仕様ベース ストリートセッティング
トヨタ・ヤリスX ジムカーナ仕様ベース ストリートセッティング拡大
 
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トヨタ・ヤリスX ジムカーナ仕様ベース ストリートセッティング

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3940×1695×1500mm
ホイールベース:2550mm
車重:980kg
駆動方式:FF
エンジン:1.5リッター直3 DOHC 16バルブ
トランスミッション:6段MT
最高出力:120PS(88kW)/6600rpm
最大トルク:145N・m(14.8kgf・m)/4800-5200rpm
タイヤ:(前)185/55R16 83V/(後)185/55R16 83V(ブリヂストン・エコピアEP150)
燃費:19.6km/リッター(WLTCモード)
価格:154万8000円/テスト車=--円
装着部品:GRエアロタービュレーター/エアロスタビライジングフィン<GRヤリス純正オプション品>/ホイール:RAYS TE37 SONIC<16×7J +25[前]/16×6.5J +38[後ろ]>/タイヤ:ダンロップ・ディレッツァβ11<195/50R16>/ブレーキ:Projectμ RACING 333[前]/Projectμ SPORT REAR SHOE[後ろ]/TRD軽量フライホイール<試作品、ヤリス6MT用、軽量比:35.0%[純正約15.6kg→10.1kg]、34.6%慣性モーメント低減>/TRD GYMKHANA-SPEC DAMPER<サスペンションキット、地上高:標準より約50mmダウン、バネレート:78.4N/mm[前]/49.0N/mm[後ろ]、前後ともに単筒式、1Way減衰力調整機構[伸32段]>/KYBピロアッパーマウント/CUSCO製LSD/CUSCO製スポーツアクセルペダル<ステンレス製>/OKUYAMAヒールアジャストプレート<アルミ製>/OKUYAMAフットレスト/TRDバケットシート<2024年1月発売予定>/TRD×Sabelt 6点式シートベルト/MEGA LIFEバッテリー MR-20<レース/ラリー/ジムカーナ/ダートトラック 1500cc以下、軽量比:約80%[純正約10kg→2.1kg]>

テスト車の年式:2023年型
テスト開始時の走行距離:1万0470km
テスト形態:トラックインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(レギュラーガソリン)
参考燃費:--km/リッター

ホンダZR-V e:HEV Z 無限パーツ装着車
ホンダZR-V e:HEV Z 無限パーツ装着車拡大
 
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ホンダZR-V e:HEV Z 無限パーツ装着車

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4570×1840×1620mm
ホイールベース:2655mm
車重:1580kg
駆動方式:FF
エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ
モーター:交流同期電動機
エンジン最高出力:141PS(104kW)/6000rpm
エンジン最大トルク:182N・m(18.6kgf・m)/4500pm
モーター最高出力:184PS(135kW)/5000-6000rpm
モーター最大トルク:315N・m(32.1kgf・m)/0-2000rpm
タイヤ:(前)235/45R19 95W/(後)225/55R18 98H(ブリヂストン・アレンザ001)
燃費:22.0km/リッター(WLTCモード)
価格:388万3000円/テスト車=--円
装着部品:フロントアンダースポイラー<真空成型PPE製、クリスタルブラックパール仕上げ>(9万3500円)/サイドスポイラー<真空成型PPE製、クリスタルブラックパール仕上げ>(9万9000円)/リアアンダースポイラー<真空成型PPE製、クリスタルブラックパール仕上げ>(8万2500円)/ガーニーフラップ<真空成型PPE製、クリスタルブラックパール仕上げ>(3万5200円)/テールゲートガーニッシュ<真空成型PPE製、プラチナホワイトパール仕上げ>(8万8000円)/フロントバンパーデカール<無限ロゴ入り、左右セット>(1万1000円)/サイドデカール<無限ロゴ入り、左右セット>(2万2000円)/テールゲートデカール<無限ロゴ入り、左右セット>(1万6500円)/ドアミラーカバー<真空成型PPE製、クリスタルブラックパール装着推奨、左右セット>(3万9600円)/ハイドロフィリックLEDミラー<ブルー色鏡面・親水コート、無限ロゴ入り、BSI対応>(3万9600円)/ベンチレーテッドバイザー<スモークタイプ、アクリル製、1台分4枚セット>(3万3000円)/スポーツエキゾーストシステム<ステンレス製>(33万円)/ハイパフォーマンスオイル<0W-30 API SP全合成油、1リッターボトル>(1万2760円/4本)/ハイパフォーマンスオイルエレメント<圧力損失最大10%改善>(2860円)/ハイパフォーマンスブレーキフルード<ドライ沸点317℃、ウエット沸点202℃、500ml缶>(6600円/2本)/無限リザーバータンクカバー<アラミド耐火繊維製>(2200円)/アルミホイール「MDC」<19×8.5J インセット50mm、フラットブラックミラーフェイス、推奨タイヤサイズ:235/45R19>(23万3200円/4本)/ホイールナット&ロックセット<ホイールナット16個+ロックナット4個セット、ブラック>(9680円)/パフォーマンスダンパー(14万3000円)/スポーツマット<ブラック×シルバー>(4万4000円)/スポーツラゲッジマット<ブラック×シルバー>(2万6400円)/スカッフプレート<塩ビ製、シルバーデザイン、4枚セット>(2万4200円)/カーボンナンバープレートガーニッシュ<ドライカーボン製、UVカットクリアコート仕上げ、リア用>(2万2000円)/ドアハンドルプロテクター<塩ビ製、カーボン調、2枚入り[前後ともに適合]、Mサイズ>(6160円/2セット)/ヘキサゴンオイルフィラーキャップ<グレーシルバー>(9350円)/ナンバープレートボルト<ステンレス製、2本入り>(5060円/2セット)

テスト車の年式:2023年型
テスト開始時の走行距離:2433km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(レギュラーガソリン)
参考燃費:--km/リッター

ホンダN-BOX 無限パーツ装着車
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2023ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:TRD/無限編)【試乗記】の画像拡大
 
2023ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:TRD/無限編)【試乗記】の画像拡大
 
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ホンダN-BOX 無限パーツ装着車

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1790mm
ホイールベース:2520mm
車重:910kg
駆動方式:FF
エンジン:0.66リッター直3 DOHC 12バルブ
トランスミッション:CVT
最高出力:58PS(43kW)/7300rpm
最大トルク:65N・m(6.6kgf・m)/4800rpm
タイヤ:(前)165/55R15 75V/(後)165/55R15 75V(ブリヂストン・エコピアNH200C)
燃費:21.6km/リッター(WLTCモード)
価格:164万8900円/テスト車=--円
装着部品:フロントロアスポイラー<真空成型PPE製、カラード仕上げ>(3万9600円)/サイドスポイラー<真空成型PPE製、カラード仕上げ、左右セット>(6万6000円)/フロントグリルガーニッシュ for N-BOX<N-BOX用、真空成型PPE製>(3万5200円)/ボンネットデカール<ハイボスカル製、無限ロゴ入り>(7150円)/フェンダーデカール<ハイボスカル製、左右セット、無限ロゴ入り>(5500円)/ロアラインデカール<ハイボスカル製、左右セット、無限ロゴ入り>(5500円)/ベンチレーテッドバイザー<アクリル製、スモークタイプ、無限ロゴエンブレム付き、フロント/リア4枚セット>(2万4750円)/ハイプレッシャーラジエーターキャップ<開閉圧1.3kgf/cm2>(2970円)/ハイパフォーマンスオイルMS-P<0W-30 API SP 全合成油、1リッターボトル>(9570円/3本)/ハイパフォーマンスオイルエレメント<圧力損失最大10%改善>(2860円)/15インチアルミホイール「MDY」<15×5J PCD100mm インセット45mm、ブラッククリアミラーフェイス>(12万7600円/4本)/ホイールナット&ロックセット テーパータイプ<ホイールナット12個+ロックナット4個セット、ショートタイプ、ブラック>(8360円)/ハイパフォーマンスブレーキフルード<ドライ沸点317℃、ウエット沸点202℃、500ml缶>(6600円/2本)/無限リザーバータンクカバー<アラミド耐火繊維製、オレンジ>(2200円)/スポーツマット<無限ロゴ刺しゅう付き、ブラック×レッド>(2万5300円)/スポーツラゲッジマット<無限ロゴ刺しゅう付き、ブラック×レッド>(2万5300円)/ドアミラーステッカー<塩ビ製、カーボン調シボ加工、無限ロゴ入り、2枚セット>(1980円)/ヘキサゴンオイルフィラーキャップ<アルミニウム製、ヘキサゴン[六角形]タイプ>(9350円)/カーボンナンバープレートガーニッシュ<ドライカーボン製、UVカットクリアコート仕上げ、フロント用>(2万2000円)/カーボンナンバープレートガーニッシュ<ドライカーボン製、UVカットクリアコート仕上げ、リア用>(2万2000円)/ナンバープレートボルト<ステンレス製、2本入り[前後ともに適合]>(5060円/2セット)/ドアハンドルプロテクター<塩ビ製、カーボン調、2枚入り[前後ともに適合]、Mサイズ>(6160円/2セット)/無限メタルロゴエンブレム<クロームメッキ仕上げ>(7480円)

テスト車の年式:2023年型
テスト開始時の走行距離:82km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(レギュラーガソリン)
参考燃費:--km/リッター

ホンダN-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル 無限パーツ装着車
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ホンダN-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル 無限パーツ装着車

ボディーサイズ:全長×全幅×全高=3395×1475×1790mm
ホイールベース:2520mm
車重:940kg
駆動方式:FF
エンジン:0.66リッター直3 DOHC 12バルブ ターボ
トランスミッション:CVT
最高出力:64PS(47kW)/6000rpm
最大トルク:104N・m(10.6kgf・m)/2600rpm
タイヤ:(前)165/55R15 75V/(後)165/55R15 75V(ブリヂストン・エコピアNH200C)
燃費:20.3km/リッター(WLTCモード)
価格:222万9700円/テスト車=--円
装着部品:フロントロアスポイラー<真空成型PPE製、カラード仕上げ>(6万6000円)/サイドスポイラー<真空成型PPE製、カラード仕上げ、左右セット>(6万6000円)/リアアンダースポイラー<N-BOXカスタム用、真空成型PPE製、カラード仕上げ>(7万7000円)/フロントグリルガーニッシュ<N-BOXカスタム用、射出成型ABS製、メッキ>(4万1800円)/テールゲートスポイラーロアガーニッシュ<N-BOXカスタム用、真空成型PPE製、カラード仕上げ>(4万4000円)/ボンネットデカール<ハイボスカル製、無限ロゴ入り>(7150円)/フェンダーデカール<ハイボスカル製、左右セット、無限ロゴ入り>(5500円)/ロアラインデカール<ハイボスカル製、左右セット、無限ロゴ入り>(5500円)/ベンチレーテッドバイザー<アクリル製、スモークタイプ、無限ロゴエンブレム付き、フロント/リア4枚セット>(2万4750円)/ハイプレッシャーラジエーターキャップ<開閉圧1.3kgf/cm2>(2970円)/ハイパフォーマンスエアフィルター<吸入抵抗約10%改善、純正交換タイプ>(1万6500円)/ハイパフォーマンスオイルMS-P<0W-30 API SP 全合成油、1リッターボトル>(9570円/3本)/ハイパフォーマンスオイルエレメント<圧力損失最大10%改善>(2860円)/15インチアルミホイール「MDY」<15×5J PCD100mm インセット45mm、ブラッククリアミラーフェイス>(12万7600円/4本)/ホイールナット&ロックセット テーパータイプ<ホイールナット12個+ロックナット4個セット、ショートタイプ、ブラック>(8360円)/ハイパフォーマンスブレーキフルード<ドライ沸点317℃、ウエット沸点202℃、500ml缶>(6600円/2本)/無限リザーバータンクカバー<アラミド耐火繊維製、オレンジ>(2200円)/スポーツマット<無限ロゴ刺しゅう付き、ブラック×シルバー>(2万5300円)/スポーツラゲッジマット<無限ロゴ刺しゅう付き、ブラック×シルバー>(2万5300円)/ドアミラーステッカー<塩ビ製、カーボン調シボ加工、無限ロゴ入り、2枚セット>(1980円)/ヘキサゴンオイルフィラーキャップ<アルミニウム製、ヘキサゴン[六角形]タイプ>(9350円)/カーボンナンバープレートガーニッシュ<ドライカーボン製、UVカットクリアコート仕上げ、フロント用>(2万2000円)/カーボンナンバープレートガーニッシュ<ドライカーボン製、UVカットクリアコート仕上げ、リア用>(2万2000円)/ナンバープレートボルト<ステンレス製、2本入り[前後ともに適合]>(5060円/2セット)/ドアハンドルプロテクター<塩ビ製、カーボン調、2枚入り[前後ともに適合]、Mサイズ>(6160円/2セット)/無限メタルロゴエンブレム<クロームメッキ仕上げ>(7480円)

テスト車の年式:2023年型
テスト開始時の走行距離:110km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(--)/高速道路(--)/山岳路(--)
テスト距離:--km
使用燃料:--リッター(レギュラーガソリン)
参考燃費:--km/リッター

山田 弘樹

山田 弘樹

ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦経験をもつ、実践派のモータージャーナリスト。動力性能や運動性能、およびそれに関連するメカニズムの批評を得意とする。愛車は1995年式「ポルシェ911カレラ」と1986年式の「トヨタ・スプリンター トレノ」(AE86)。

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