レクサスLBX“リラックス”(後編)

2024.03.10 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「レクサスLBX」に試乗。内外装の印象を語った前編に続いて、後編ではドライブトレインやハンドリングの性能をチェック。レクサスが目指した「小さな高級車」は、動的性能でも山野を満足させたのだろうか。
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ステアリングギアがクイック

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストするのは、レクサスの新しいコンパクトSUV、LBX。「トヨタ・ヤリス クロス」のコンポーネンツを活用して、そこに“レクサスらしさ“を大量注入したプレミアムモデルだ。動力系は、1.5リッター直列3気筒にモーターを組み合わせたハイブリッド仕様のみ。FFのほか、後部にもモーターを積んだ「E-Four」こと4WD車もラインナップされる。今回のテスト車は後者。486万円のプライスタグをつける。

山野:レクサスLBXは、ハイブリッドの強みを感じさせるクルマですね。

webCG:具体的には?

山野:まず動きだしがいい。スルスルと静かにスタートして、エンジンがかかっても静粛性はそのまま維持されます。

webCG:一般に、3気筒エンジンは「フィールに難がある」と評されることもありましたが……。

山野:LBXの場合、まるで安っぽさを感じさせません。引き合いに出すのはちょっと気の毒ですが、ヤリス クロスに試乗した際には、3シリンダー特有の、小太鼓のようなビートと振動が少々気になりました。

 
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