キャデラックから新型EV「オプティック」登場 エントリーレベルを担うSUVタイプのEV
2024.05.30 自動車ニュース![]() |
米ゼネラルモーターズは2024年5月29日(現地時間)、キャデラックブランドの新型電気自動車(EV)「OPTIQ(オプティック)」を発表した。
航続距離は300マイル(約483km)
キャデラック・オプティックは全長×全幅×全高=4820×2126×1644mm、ホイールベース=2954mmというサイズの、SUVタイプのEVである。キャデラックのEVラインナップは、既出の「リリック」「エスカレードIQ」「セレスティック」に、今回発表されたオプティック、そして2026年発表予定の「ヴィスティック」と拡充を続けており、オプティックはそのエントリーレベルを担うモデルとなるという。
プラットフォームにはリリックなどと同じくGM独自開発の「アルティウム」を採用しており、容量85kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載することで、300マイル(約483km)の一充電走行距離を実現するという。また電動パワートレインはDC急速充電に対応しており、約10分の充電で走行距離を79マイル(約127km)延ばすことができるとしている。
駆動方式は前軸用と後軸用に2基のモーターを搭載したデュアルモーター4WDで、300PS(224kW)の最高出力と354lb-ft(480N・m)を発生。ステアリングの感圧パドルで減速度を高めたり、あるいは停車したりできる「リジェン・オン・デマンド」や、アクセルペダルの操作のみで車両を減速、停車できる「ワンペダルドライビング」などの機能も備えている。
装備も充実しており、9Kの解像度を誇る33インチ対角のLEDディスプレイや、ハンズフリー走行を可能にする「スーパークルーズドライバーアシスタンス」技術、Googleアシスタントを搭載したインフォテインメントシステム、19基のスピーカーからなるAKGオーディオシステムなどを搭載。高効率なパッケージングによる、クラストップの荷室容量や2列目シートの広さも特徴として挙げられている。
オプティックの発売は2024年後半を予定しており、欧州を含む10以上のマーケットにも投入されるグローバルモデルとなるという。
(webCG)