「スバル・クロストレック」のストロングハイブリッドモデル発売 こだわりの機械式AWD採用

2024.12.05 自動車ニュース 藤沢 勝
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スバル・クロストレック プレミアムS:HEV EX
スバル・クロストレック プレミアムS:HEV EX拡大

スバルは2024年12月5日、「スバル・クロストレック」に新たな電動パワートレイン「e-BOXER(ストロングハイブリッド)」搭載モデルを追加設定したと発表した。

 
「スバル・クロストレック」のストロングハイブリッドモデル発売 こだわりの機械式AWD採用の画像拡大
 
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2024年10月17日に発表されたスバルのストロングハイブリッドは、状況に応じてエンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムだ。既存のマイルドハイブリッドのe-BOXER車も併売され、ストロングハイブリッド搭載車はクロストレックの上位グレードとして追加設定される。

ストロングハイブリッド専用に2.5リッター水平対向4気筒エンジンを新開発。最高出力160PS/5600rpm、最大トルク209N・m/4000-4400rpmというゆとりのある動力性能と高い熱効率が自慢だ。駆動用と発電用の2つのモーターとフロントデファレンシャルギア等をひとつにまとめたトランスアクスルも新規開発。多くのシーンで駆動用モーター(119.6PS/270N・m)を中心に走行し、モーターが苦手な領域ではエンジンが駆動力をカバーする。トランスアクスルには電子制御式カップリングも一体化されており、プロペラシャフトを介して後輪を駆動。ハイブリッドシステム用に容量1.1kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載している。

駆動用バッテリーからの電力を制御するパワーコントロールユニットの搭載位置を、マイルドハイブリッドモデルの荷室フロア下からエンジン上部に変更。このスペースを生かして燃料タンクの容量を63リッターに拡大し、マイルドハイブリッド車よりも約18%改善した18.9km/リッターというWLTCモード燃費と合わせてワンタンクでの航続距離を大幅に拡大している。

上位グレードらしい乗り心地の追求とストロングハイブリッド化による重量アップに対応し、サスペンションを専用にセッティング。リアのダンパーロッドを延長したほか、ボトム側にはチェックバルブスプリングを追加している。

エクステリアにはダークメタリック塗装+切削光輝の18インチアルミホイールを、インテリアにはブレイズガンメタリックのアクセントを採用し、マイルドハイブリッドモデルとの違いをさりげなくアピール。「e-BOXER」のバッジは、文言は同じながらフォントや質感を微妙に使い分けている。

グレードは「プレミアムS:HEV」と「プレミアムS:HEV EX」の2タイプをラインナップする。上級のEXは渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシスト、ドライバー異常時対応システムなどからなる「アイサイトX」や12.3インチのフル液晶メーターを標準で装備するほか、グレー基調の本革シートをオプション設定。AC100V・1500Wのアクセサリーコンセントはどちらのグレードにもオプションで装着できる。

クロストレックのストロングハイブリッドモデルのラインナップと価格は以下のとおり。

  • プレミアムS:HEV:383万3500円/388万8500円(ルーフレール装着車)
  • プレミアムS:HEV EX:405万3500円/410万8500円(ルーフレール装着車)

(webCG)

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