「トヨタ・ノア/ヴォクシー」小変更 走りのカスタマイズモデルも
2010.04.28 自動車ニュース「トヨタ・ノア/ヴォクシー」小変更 走りのカスタマイズモデルも
トヨタ自動車は、ミニバン「ノア」「ヴォクシー」にマイナーチェンジを施し、2010年4月27日に発売した。あわせて、スポーツコンバージョンモデル「G SPORTS」も設定、6月30日に発売する。
■全車「バルブマチック」付きエンジンに
2007年6月にデビューした2代目「トヨタ・ノア/ヴォクシー」にマイナーチェンジが施された。
両車そろって、ヘッドランプ、フロントグリル、バンパー、リアランプ、ホイールなどのデザインが改められ、室内はセカンドシートのアレンジも変更、7人乗り仕様車にはマルチ回転キャプテンシートが、8人乗り仕様車には6:4分割チップアップシートが新たに採用された。さらに、一部グレードでシート表皮が変更され、フロントシートにシートヒーターが与えられるなどした。
最大の変更ポイントはエンジンで、デビュー時に用意された2種類の2リッター直4ユニットは、連続可変バルブリフト機構「バルブマチック」をもつ「3ZR FAE」ユニットに一本化。7段の「スポーツシーケンシャルシフトマチック」もあわせて全車に採用された。
さらに、エンジン、CVTの制御も見直され、燃費性能を向上。エコカー減税車として、自動車税と重量税が75%減免されるのもアピールポイントだ。
価格は、「ノア」「ヴォクシー」ともに205.0万円(5人乗り仕様車)から270.0万円(7人乗り仕様車)まで。
■新たなスポーツコンバージョン車シリーズも
あわせて、専用の内外装パーツやスポーツサスペンションを組み込んだ「G SPORTS(通称:G's)」の「ノア/ヴォクシー」も設定された。
「G SPORTS」は、今年1月の東京オートサロンで発表された「走りの味」「クルマの楽しさ」を提供することを目指したという“スポーツコンバージョン車シリーズ”。お約束のエアロパーツやスポーツマフラー、専用セッティングのスポーツサスペンションなどの特別装備はもちろん、フロントドアの開口部や床下の溶接ポイントを増やし、ボディ強度を上げるなど、こだわりのカスタマイズがウリである。
ライン生産のため、コストが抑えられたというのも強みで、価格は「ノア」「ヴォクシー」そろって261万5000円から315万円まで。ベースモデル(ノアSi/S、ヴォクシーZS/Z)に比べ、31万5000円高となっている。
(webCG 関)