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第100回:「さようなら、webCGプリウス」 〜タイヤで燃費は変わるのか?

2009.07.07 エディターから一言 本諏訪 裕幸
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第100回:「さようなら、webCGプリウス」 〜タイヤで燃費は変わるのか?

まだまだ元気だけど……

話題が前後してしまったが、新「webCGプリウス」の導入にともない、旧「webCGプリウス」とお別れすることになった。

6年弱で11万kmというハードな使用にへこたれることもなく、元気に活躍していたのは、これまでwebCGでお伝えしてこなかったとおり(笑)。まぁ、便りのないのは良い知らせということである。
とはいえ、つい最近、自動車専門誌『NAVI』2009年7月号のDST(ダイナミック・セイフティ・テスト)において、「ホンダ・インサイト」を相手に、その健在ぶりを大いにアピールした。

まだまだ現役バリバリなこのクルマ、新たなオーナーの下へと籍を移すことになったのだが、最後に、ここ最近の燃費状況についてお伝えする。


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内装に、あまり劣化は見られない。ステアリングホイールがテカテカになったぐらい(笑)。
内装に、あまり劣化は見られない。ステアリングホイールがテカテカになったぐらい(笑)。 拡大
『NAVI』編集部にも愛されたwebCGプリウス。鮎の塩焼きを食べる、NAVIタクロー。
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タイヤ交換で、約2割も燃費向上

燃費はここ2年くらい、15〜18km/リッターで推移していた。カタログ燃費には及ばないが、コレは都心部・短距離での移動が多いwebCGの乗り方や、純正からリプレイスしたタイヤの性格(静粛性、乗り心地重視)が反映された結果である。他のユーザーで、もっと良好な数値を示すかたは多いだろう。(webCGプリウスのグレードは「Gツーリングセレクション」で、10・15モード燃費は30km/リッター)

ところが、最後にひと伸びを見せたのだ。今年3月下旬に「ヨコハマ DNAアースワン」に履き替えて以降、明らかに燃費が向上したのだった。

よりエコな走りを目指して選んだこのタイヤ。ダンピングが効いた乗り心地や、高い直進安定性、静粛性の高さなどは既報のとおり。転がり抵抗に関しては、乗った瞬間から「円く転がってる……」的なイメージが浮かんだのだが、今回は具体的に燃費データを引用して説明する。

左写真にあるように、webCGプリウスでは給油毎に、走行距離と給油量をメモしているのだが、タイヤ交換前の2カ月間は、16.0、15.1、15.5、15.7、16.3(いずれもkm/リッター)というデータ。それが、途中でタイヤ交換があった期間に、17.7にジャンプアップ。以降、19.2、18.2、20.3、19.2、22.1、20.0と、20kmの大台を突破することもめずらしくなくなった。

タイヤの影響というのが目にハッキリわかる、ある意味恐い結果である。

webCGプリウスの燃費ノート。タイヤ交換前のデータがこれ。字が汚くてすいません……。
webCGプリウスの燃費ノート。タイヤ交換前のデータがこれ。字が汚くてすいません……。 拡大
3/26の給油前に「アースワン」装着。☆印以降が、ニュータイヤによるフレッシュなデータ。
3/26の給油前に「アースワン」装着。☆印以降が、ニュータイヤによるフレッシュなデータ。 拡大

すべての人に、エコタイヤを

狙い通りの成果を出した「アースワン」。横浜ゴムの試乗会で、開発者である斉藤賢介さんに話を聞いた。

「アースワンの開発の狙いはなんだったんですか?」
「とにかくすべてのお客様に使ってもらいたいということで、フルラインナップを意識しました。一部のエコタイヤのように、車種をしぼってサイズを限定するのではなく、当初から多くのサイズをそろえるつもりで開発をしていたんです。エコな活動は、多くのひとが参加しないと意味がないですから」

たしかに発売時から70サイズというサイズ展開が目立ったタイヤだった。

プリウス、インサイトといったハイブリッド車の販売が好調だが、「今は新車は買えない……」という人でも、タイヤ次第で燃費はけっこう向上するものである。

 ※

ということで、世代交代を果たした「webCGプリウス」。以後は新型を、よろしくお願いします。

(webCG 本諏訪)

横浜ゴムで作られるタイヤすべてが、ここで試験を重ねるという、横浜ゴムのテストコース「D-PARC」。
横浜ゴムで作られるタイヤすべてが、ここで試験を重ねるという、横浜ゴムのテストコース「D-PARC」。 拡大
「アースワン」の開発に関わった、横浜ゴムPC第1設計部商品設計1グループリーダーの斉藤賢介さん。
「アースワン」の開発に関わった、横浜ゴムPC第1設計部商品設計1グループリーダーの斉藤賢介さん。 拡大
「webCGプリウス」の名は、新型へと引き継がれる。
「webCGプリウス」の名は、新型へと引き継がれる。 拡大
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