第9回:試乗は5分で十分?俺はマジメ過ぎたのか!?
2003.03.15 小沢コージの勢いまかせ!第9回:試乗は5分で十分?俺はマジメ過ぎたのか!?
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先週、月刊『ラピタ』の大試乗会に行ってきました。大磯プリンスに総勢62台のクルマを集めて取材するBIGなもので、その日の俺の担当は「トヨタ・ハリアー」やら「アウディTTクーペ」やら実に20台!
「いったいどーやって1日で取材するの?」って思ったらビックリ。な、な、なんと!! 駐車場にコースを設定し、一台約5分の試乗。なんじゃそりゃ?
最初は驚いたんだけどね。でもそのうち慣れた。っていうかこういうのもアリなんじゃないかと思えてきた。
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今まで試乗っていえば最低でも1時間、海外試乗だと2、3日、自分で買った場合は数年!?……ってのが当たり前と思ってたけど、普通の人ってのはたいてい試乗記に興味はないし、だいたいクルマの印象って最初の5分ぐらいでおおよそ決定する。
っていうかさ。それまでのイメージ、つまり思い込みが一番大切なんだよね。
だいたい乗って「硬い」「柔らかい」「カッコいい」「カッコ悪い」なんて正確に伝えられるわけないでしょう。すべては自分の中の相対値。経験のなかで語るしかない。
長く乗ってわかることってのもあるけど、一瞬の試乗でわかることもあるのかも?なんてね。ま、大抵のクルマに既に乗ってるから安心してたんだけど。
それから一番大事なのは「飽きないこと」。その点、これなら大丈夫。
あとね。例えば人物取材をした後、悲しくもノートをなくしてしまい、しかしそのほうがいい原稿を書けたってのはよくある話なのよ。人によってはインタビューを「自分の記憶だけでやる」って剛の者もいる。ヤリすぎな気もするけどね。
とにかく専門誌編集者じゃ思いも付かない試乗企画。どういうページが出来るか楽しみですよ。我ながら!
(文=小沢コージ/2003年3月17日)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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